本間 政雄
「国立大学マネジメント研究会」発足!
かねて準備を進めてきた「国立大学マネジメント研究会」が、さる4月22日東京大学で全国から12名の理事、事務局長、監事が集まって設立総会を開き、会則や役員、事業計画、月刊誌の発行計画などを決めて、正式に設立を見た。私が初代会長に、東大上杉道世理事と九大早田憲治理事が副会長にそれぞれ就任し、元文部大臣・科学技術庁長官、参議院議員、東大総長の有馬朗人氏に顧問をお引き受けいただいた。
17年度は、7月に東京で設立記念シンポジウムを開催することにしており、これにあわせて国立大学のマネジメントにテーマを絞った月刊誌の発行を計画している。月刊誌では、組織・業務改革、リスク管理、広報から病院経営に至るまでマネジメントにかかる幅広いテーマに関する国立大学をはじめ私立大学さらには企業の先行・革新事例を紹介するとともに、個人情報保護や財務会計制度などに関する専門家による講座、調査研究成果の紹介、新任役員・幹部職員のプロフィール紹介、若手職員の投稿欄などを設ける計画である。
当面、正会員(国立大学の教職員を中心に公私立大学、短大、高等専門学校等高等教育機関や関係団体、文部科学省、地方自治体職員などどなたでも)と賛助会員(企業や個人)、さらには月刊誌への広告出稿企業の獲得につとめ、財政的な基盤を確立することに力を入れ、ある程度体制が整った段階で私立大学や企業の参加も得て研究会、交流会も立ち上げたいと考えている。私立大学職員で組織する「大学行政管理学会」は約千名の会員と聞いているが、この研究会でも当面この程度の数の会員加入を目指すこととしたい。
研究会のホーム・ページも立ち上がった。ホーム・ページ(国立大学マネジメント研究会(外部リンク))からの入会申し込みもできるので、ぜひ一人でも多くの教職員の方の参加をお願いしたい。ちなみに、年会費は1万円であるが、定価1,500円の月刊誌の配布を受けられるので、十分元は取れると思う。入会に推薦人も必要ない。研究会を通じて、垣根を越えた交流が進むことを期待したい。
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