監事ノート(9)(2006年10月6日)

監事ノート(9)(2006年10月6日)

原 潔

平成18年度の監事監査は、毎月テーマを定めて実施していますが、今回は「学生支援」について監査を実施しました。(監事レポート06-2

学生支援には、学習、課外活動、生活、就職など学生生活全般にわたって全学生を対象にして行われている支援と留学生、社会人、身障者等への支援のように対象者ごとに行われる支援とがあります。支援の内容も関連する施設の整備から個別相談までハード、ソフト両面から行われています。今回の監査は、できるだけ支援を受ける学生の視点から監査を行い、次の5つの項目について改善意見を述べました。

  1. 学生支援に関する組織的目標の具体化
  2. 学生のニーズ調査の活用
  3. 教務情報システムの全学展開
  4. 学生用諸施設の整備計画の策定
  5. 学生の学内雇用の促進

大学という舞台で、カリキュラムという教育シナリオが、教員と学生との間で演じられている状況をイメージするとその演技が効果的、感動的であるには、舞台装置、照明等と共に公演前・中・後の教員、学生への物心両面からの十分なサポートが必要です。監事レポートで述べた改善意見が、学生支援を一層充実する契機になることを期待しています。