志望校の資料をもとに、さらに学校を絞り込み、出願に必要な手続きや書類を確認します。多くが提出書類や事前のテスト結果等による書類審査なので、出願書類は可能な限り自己の能力や資質などをアピールするよう心がけて準備することが必要です。願書の締切日は事前に必ず確認し、十分余裕を持って出願してください。また、出願書類は全て控えを取り、送付日を記しておくことをお勧めします。
1. 交換留学制度を利用する場合の出願・選考過程
大学間学生交流協定による交換留学制度を利用して留学を希望する者は、所属学部・研究科の教務担当掛を通じて、学内選考用の申請書を提出する必要があります。募集時期は例年一次募集が2月末頃~4月末、二次募集が7月末頃~10月末で、書類選考および必要に応じて面接により派遣候補者が決定されます。一募集期に第二希望まで申請することができ、以前の募集において学内選考にもれた学生も、再応募することができます。
学内選考を通過し「推薦」となった学生は、その後、国際教育交流課を通して協定校へ出願を行います。「条件付き推薦」となった学生は、指定された期日までに協定校の語学要件を満たすことができれば、出願に進むことができます。
学部・研究科が独自で締結している部局間学生交流協定については、所属学部・研究科の教務担当掛に問い合わせてください。
2. 入学にもとめられる出願書類の一例
(語学留学の場合は*の3点のみが一般的です)
- *願書
- *財政能力証明書
- *申請料
- 卒業(在学)証明書
- 成績証明書
- 語学力証明書
- 健康診断書
(追加書類)
- エッセイ(小論文)
- 推薦状(2~3通)
3. 書類審査での注意点
あなたにとっては些細なことであっても、多数の書類から候補者を選ぶ担当者にとっては、見づらい書類は評価がしにくく、結果的にあなたに不利になる場合があります。自分に甘えず、心して書類を準備しましょう。
書類の校正
書類はコピーを取って、それに下書きを済ませ、原本に清書するのが最善策です。文章は主旨が一番大切ですが、わかりやすさ・見やすさなどの体裁も重要です。乱雑なもの、誤字・訂正の多いものは、いい加減な内容に見えてしまいます。
締め切り
願書締め切りは、全ての候補者に公平に課せられた最初の関門です。それに遅れる場合は、不利益を受けても仕方がないと考えてください。関連書類の準備にかかる時間、郵便事情、不慮の出来事など、あなたの計画では予測できない事が常に存在します。こうした不測の事態に影響を受けぬよう、全ての書類が十分な余裕を持って締め切り前に届くように準備することが鉄則です。
小論文(エッセイ)の提出について
願書以外に小論文の提出が求められる場合があります。アルファベットを使用する諸国では特に、手書きではなく適切なフォントを使ったパソコン入力で提出を求められることがほとんどなので、印刷した紙の末尾に本人の直筆で署名と日付を入れましょう。署名は日本語でもアルファベット(筆記体)でも構いません。