留学のための情報収集

留学の目標を考えながら、準備のためのステップに入りましょう。海外留学は今日思い立って明日という訳にはいきません。長い準備期間が必要です。そのためには海外留学にどのようなものがあり、どんな準備をすればよいのか、費用はどのぐらいかかるのか、などをよく調べておく必要があります。

さまざまな人や機関に相談して情報を集めるのは良いことですが、留学情報の収集や取捨選択は他人任せではなくあなたが自分でするのだということ、そして二次的資料ではなく当該機関から直接に得られる情報が最も確実であるということを理解してください。

京都大学の留学制度を知る

留学を考えている皆さんは、まずこのページを読み、京都大学の留学制度をよく理解してください。また、それぞれの学部・研究科の留学情報も参照してください。その上で、留学希望先の国や大学の情報を集めましょう。それには以下のような方法があります。

留学志望大学のWebサイトを読む

近年では世界の多くの大学が、詳細な情報をWebサイトに載せています。留学先の大学が提供しているものなので、情報源として最も確実と言えるでしょう。通常、ページ表記は現地語なので、そのような情報を丁寧に読むのは大変なことも多いでしょう。しかし、実際の留学生活に求められる読解力はもっと高いので、この準備こそ留学に必要な訓練のひとつだと思ってがんばってください。

国際教育交流課の留学相談を利用する

国際教育交流課ではピアチューターによる留学相談(予約不要)と、職員による留学相談(予約制)を受け付けています。ただし、担当者が世界中の大学や国の事情を知っているわけではありません。留学についての情報収集や意思決定は、あくまで「あなた」がするのだということを覚えておきましょう。

独立行政法人 日本学生支援機構(JASSO)の利用

日本学生支援機構は、東京と神戸に留学情報センターを持っており、留学に関する様々な情報を提供しています。以下のサイトを参考にしてください。

日本学生支援機構(JASSO) 海外留学支援サイト

各国の留学情報の利用

代表的な留学先の国々の大使館、領事館、文化センター等には、留学生相談窓口を設けている所が多くあります。以下のページに主なWebサイトを挙げておきましたので、それを参照して、必要な情報を入手してください。

留学リンク集

留学フェアの利用

留学フェアとは、各国の文化センター等の留学支援機関や、海外大学の留学生担当者などがブースを設けて、留学を希望する学生の質問に答える催しです。このような会合では、様々な準備段階の人が使える情報が幅広く提供され、また、担当者と対面で相談できるので非常に便利です。また、京都大学でも、2006(平成18)年度より国際教育交流課で、年間を通じて「留学のススメ」と題し、さまざまな留学説明会を開催しています。最新情報は以下のページにて更新されるほか、各部局の掲示板で案内しますので、ぜひ参加してください。

留学フェア「留学のススメ」

海外留学経験者から話を聞く

すでに海外留学を経験し帰国した人から、話を聞くことも有効な方法です。身のまわりにそのような先輩がいれば、ぜひ聞いてみてください。国際教育交流課では、先輩の体験談をオンラインで見ることができるQRコードの掲示や、交換留学経験者・予定者と連絡先交換を希望する場合の申請フォームを提供していますので、適宜利用してみましょう。

交換留学経験者および予定者との連絡先交換申請フォーム

京都大学から発信される留学関連情報を集める

京都大学では、様々な媒体を通じて留学関連情報を発信しています。
大切な情報を見落とさないためにも、自分に合った方法で簡単に情報収集できるチャンネルを用意しておきましょう。

KULASIS(京都大学教務情報システム)

全学向け共通掲示板のInformationの分類で「留学」を選択すると、留学情報を参照することができます。

LINE公式アカウント

国際教育交流課が運営するLINE公式アカウントです。留学に関するイベント情報や、留学のための奨学金情報などを発信しています。また、メニューからは留学相談の予約ができたり、留学相談FAQを見ることもできます。

  • アカウント名:京都大学国際教育交流課(海外留学)
  • 友だち追加:QRコード参照
友だち追加QRコード
  • このアカウントは、「京都大学国際教育交流課LINE公式アカウント運用ガイドライン」に即して運用しています。

留学斡旋(あっせん)業者について

海外留学には、自分で考え、判断し、行動していく自主性が不可欠であり、留学準備・手続は自分で進めることが基本です。しかし、留学先の紹介や手続などを斡旋業者に依頼する人もいるでしょう。現在のところ、留学斡旋業は許認可制ではありません。斡旋業者と現地学校により、手数料やサービス内容等が異なります。業者を選ぶ際には、派遣実績、情報公開度、業者と留学先の学校との関係、現実的な選択を勧めているか、契約内容、料金体系、責任の範囲、免責事項などに留意しながら、複数業者を比較検討して慎重に選びましょう。