2011年度 ニュースインデックス
(研究成果 )
3月掲載
- 「分子のものさし」がRNAの長さを測り仕分けする
- 新生児にも脳の機能局在があり、触覚刺激が脳の発達に重要なことを確認(全頭型NIRSプローブを開発)
- 新実験手法による記憶の分子機構の可視化
- 真横にも、どの方向にも移動できる!未来型の乗り物を開発-全方向駆動車輪で移動を便利に簡単に-
- 初期人類への最初の一歩:なぜわれわれの祖先は二足歩行になったのか、チンパンジー研究から解明されたこと
- 室温付近の広い温度範囲で電圧による磁力のスイッチが可能に
- 慢性痛の原因となる神経炎症応答の増悪機構を解明-新しい鎮痛薬開発の可能性-
- ニホンザルはなぜ樹皮を食べるのか
- 「暗黒ショウジョウバエ」のゲノム解読-暗闇への適応のメカニズム
- 女性は生理が近づくとなぜ憂鬱になるのか?
- 高齢者の転倒予防のための新しいコンセプトを発表~コンセプトを活かしたエクササイズマットを京都精華大学との共同プロジェクトで制作
- 夏目漱石の坊っちゃんのように、間違った事が大嫌いで義憤に駆られ、損ばかりする行動様式に脳内セロトニンが関与
2月掲載
- 溶融高分子の新しい構造変化を発見-加圧によるナノスケールの構造変化-
- 炭素材料にホウ素を組み込む新手法に成功-革新的な有機エレクトロニクス材料の開発に向けて躍進-
- ハダニは天敵から身を守るためによそ者同士で協力する
- ヒト特有の学びのスタイルが明らかに
- ギャンブルへの慎重さに脳内のノルアドレナリンが関与
- ヒトES細胞を用いた神経細胞移植で霊長類パーキンソン病モデルの行動が改善
- 脂肪センサーGPR120が食事性肥満の原因遺伝子であることの発見
- 相手の状況に合わせたチンパンジーの手助け行動
- マウスiPS細胞を用いた遺伝性疾患の治療モデル-多発性嚢胞腎(ADPKD)モデルマウスの治療-
- トマトから脂肪肝、血中中性脂肪改善に有効な健康成分を発見:効果を肥満マウスで確認
- 原子分解能で有機結晶薄膜中の欠陥構造観察に成功-有機デバイス材料の構造評価へ向けた新展開-
- 磁石でありながら超伝導にもなる物質の超伝導発現の新しい仕組みを解明 -磁石が生み出す超伝導-
- 甲虫の種多様化要因の新説~飛翔能力の退化が種分化を促進
- 関節リウマチ患者を対象とした疾患活動性情報共有システムの開発~医学部附属病院とNTTによる病院外フィールド実験の開始~
1月掲載
- 抗体を用いて創薬標的膜たんぱく質の結晶構造を得ることに成功 -全く新しい阻害機構を持った薬剤の設計が可能に-
- 認知症や心機能の抑制に関係する受容体の立体構造を世界で初めて解明-より効果的で副作用のない治療薬の探索・設計が可能に-
- 生活圏の空間線量率の継続測定を行うKURAMA-IIを開発~福島で路線バスにおける実証試験を開始~
- パーキンソン病の細胞移植治療を検討するためのサルモデル評価系を確立
- DNA分子モーターの動きをナノスケールでコントロールする事に成功-ナノ・メゾ空間での分子ロボットの開発へ-
- 神経細胞の配置メカニズムを解明-抑制性神経前駆細胞に特有の移動の機構が明らかに
- 皮膚の健康維持に必要な細胞分裂軸方向を制御する遺伝子の発見
- 放射光核共鳴散乱法を用いて1000万分の1秒程度の時間で起こるソフトマター中での分子レベルの異方的な運動性を観測することに成功~生体中での分子の運動性の解明へ期待
12月掲載
- ホップの苦味成分を作る遺伝子を発見
- 若者の「やる気」:10年の変遷とニート・ひきこもり傾向との関連
- 1兆分の1秒間の強電場パルス照射により、半導体の自由電子数を1千倍に増幅:超高速トランジスタや高効率の太陽電池の開発に期待
- 「離れた」光ナノ共振器を「強く」結合し、動的に制御することに成功 -次世代高機能光チップ実現へ向けた重要な一歩を達成-
- “ナノドメイン”構造を有する圧電体薄膜の超高速応答を実証-高速制御による高性能製品の開発に期待-
- iPS細胞から大量に血小板を作製する方法を開発-第53回米国血液学会年次大会で発表-
- チンパンジーにも「黄色い」声!?-チンパンジーにおける共感覚的知覚の発見-
- 1種の生物種が複数の生物種に分化する現象が、冬の寒さによって促される
11月掲載
- カニ殻から透明材料
- 国際幹細胞イニシアティブ(ISCI)、各国ヒトES細胞株のゲノム安定性を比較分析:実用化に適した株の評価・選別へ
- もっとも軽い元素である水素原子(プロトン)の連続リレー移動反応の直接観察と微視的機構を世界で初めて確立
- 精子形成に必須な蛋白質がゲノムを転移性遺伝子から守るメカニズムを解明
- 宇宙竜巻の正体-回転ブラックホールからの双極ジェットの痕跡-
- 分子で発見した夫婦の「絆」~ある熱帯魚でのはなし
- LOX-1シグナルが関節リウマチの病態に大きく関わることを発見-関節リウマチの診断、治療につながる大きな一歩-
- AID依存性の体細胞超突然変異はトポイソメラーゼIの低下により引き起こされる
- タンパク質ナノモーターの回転軸の詳細構造を解明-骨粗鬆症に関与する酵素の活性調節領域を同定-
- 福島県成人住民の放射性セシウムへの経口、吸入曝露の先行評価を実施
- ファーストスターは太陽の40倍の重さ-コンピュータ中に再現された宇宙最初の星の成長過程-
- 強磁性鉄酸化物の合成に成功~安価で強力な酸化鉄磁石の創製につながるか~
- マウス精子幹細胞移植における細胞生着メカニズムを解明-効率的な細胞移植技術につながる可能性
10月掲載
- 新しい聴覚器機開発に関する研究
- 光でデザインするテラヘルツデバイス
- 脳脊髄液プロテオミクスパターン解析手法を用い多発性硬化症関連疾患の鑑別が可能になった
- 二次元空間に「最強電子ペア」をもつ超伝導を実現
- 炭素はいつ生まれたか?125億光年彼方の銀河に炭素を発見
- コレステロールを調節するたんぱく質の立体構造を世界で初めて解明-副作用の少ない、高脂血症や動脈硬化症の治療薬の開発へ-
- 最近の太陽活動について
- 新しいポリマー電解質を開発 安全な高電圧リチウムイオン電池が可能に~コロイド結晶型固体ポリマー電解質を用い、室温で充放電可能なバイポーラ型高電圧リチウムイオン電池(6V駆動)を実現~
- 室温で電圧による磁力のスイッチに成功~スピンデバイスの電気的制御手法に新たな道~
9月掲載
- 神経回路の混線を防ぐしくみを解明:非典型的カドヘリンFlamingoと細胞内足場タンパク質Espinasによる協働作用
- 微生物(C1酵母)は植物葉上に浸み出したアルコールを夜に飲む~細胞センサーの開発と植物葉上のメタノール変動~
- 慢性腎臓病の2大合併症である腎臓の線維化と腎性貧血のメカニズムの解明
- ひねりの効いたガスセンサーの開発:大気ガス中から二酸化炭素のみを検出
- なぜ人間と高等サル類のみで色覚は進化したのか
- 放射線の修復蛋白NBS1によるRAD18を介した損傷乗り越えDNA合成の開始
8月掲載
- 新たな生体内酸素センサー機構の発見
- 天の川の中心にあるセファイド変光星を世界で初めて発見-銀河の中心で数千万年ごとに起こるベビーブームを示唆-
- ビフィズス菌「LKM512」摂取による寿命伸長効果を発見
- V型ATPaseの阻害機構の解明に成功-骨粗鬆症やがんの新薬開発に繋がる成果-
- ヒトと同様に、チンパンジーも前頭前野が未熟な状態で生まれる
- 多能性幹細胞で作製した生殖細胞に由来するマウスの産出に成功-生殖細胞形成メカニズムの解明、不妊症の原因究明などに貢献-
- 小胞体カウンターイオンチャネルTRICチャネルによる血圧調節機構とTRICチャネル遺伝子多型による本態性高血圧リスク
7月掲載
- フラーレン内部に水を閉じ込めることに成功-水素結合をもたない水単分子の生成-
- 極低温の原子気体を用いて物質の新しい量子状態を作り出すことに成功~量子シミュレーター実現への道をひらく~
- もやもや病感受性遺伝子の特定とその機能についての発見
- 京都大学が開発した「判定サーチ」が「Yahoo!ラボ」にて公開
- 癌遺伝子情報伝達経路の実測データに基づくシミュレーションモデルの構築~コンピューターによる抗癌剤デザインに向けて~
- 進行期メラノーマに対する樹状細胞を用いた免疫療法~進行期メラノーマ患者に朗報~
- 鳥類の音声における文法規則の神経コーディングの解明
- 新たな残留性有機汚染物質「短鎖塩素化パラフィン」が中国の食品中で急増してきていることを発見-越境汚染の可能性を示唆-
- チンパンジーによる同種の他個体の行動を手掛かりとした見本合わせ課題:2台のコンピュータ連結で可能になった完全自動検査環境の確立
- 人工超格子での酸素イオン拡散の制御に成功-固体燃料電池や酸素貯蔵材料の開発へ向けた新展開-
6月掲載
- 産学官連携により、革新的な放射線蛍光プラスチック(商標名「シンチレックス」申請中)の開発に成功~安価で高性能な放射線検出器の製造に大きく前進~
- 鳥類の音声シーケンス情報処理能力の解明
- 花粉症・アレルギーの発症因子の立体構造を世界で初めて解明-副作用を抑えた治療薬の探索・設計が可能に-
- 二つの難病(脊髄小脳変性症および筋萎縮性側索硬化症)の症状を示す新しい遺伝性神経変性疾患とその原因遺伝子を発見
- 温めると縮む新材料を発見-既存材料の3倍収縮、精密機器の位置決めに威力-
- 転写因子Glis1により安全なiPS細胞の高効率作製に成功
- 乳児期初期における他者理解のメカニズムを解明
5月掲載
- 寒さによって「ふるえ」を起こす脳の仕組みを解明
- マイクロリアクターを使った環境調和型化学合成
- チンパンジーの自己認識に関する新しい発見
- 細胞内G蛋白質シグナルの仕分けが生体リズムのタイミングを決める
- 植物有用物質生産のための微生物プラットホームの確立
- 京都大学と富士通が共同でエネルギーマネジメントの実証実験を開始~スマートコンセントを利用した省エネの研究~
- 炎症機構の新たな役割の発見-癌や心臓病など、炎症の関わる疾患の創薬・治療法開発に期待-
- 炭化珪素バイポーラトランジスタで世界最高の電流増幅率を実現~SiC BJTによる超低損失パワーエレクトロニクス実現に向けた大きな一歩~
- 衆議院の新会議録作成システムにおける京都大学の音声認識技術の導入
- イオンを利用して細胞の外に蛋白質を運ぶメカニズムを初めて解明-原子レベルの膜タンパク質の構造から見えてきた仕組み-
- 筋ジストロフィーに対する新しい低分子治療薬候補物質を発見
- 成体脳におけるニューロン新生は先天的な匂い応答に必要