受講講義:Japanese Popular Culture

講義は、漫画やテレビ、スポーツ等に関わる記事を読んでくることを前提として、そのテーマについてのディスカッションをメインに行われた。話の途中で学生が質問したり、先生から意見を求められたりという環境であったため、英語力だけでなく、積極的に授業に関わっていく姿勢も学ぶことができた。フィールドトリップで猫カフェ、マンガミュージアム、東映太秦映画村に行き、日本の文化を英語で説明したり一緒に楽しんだりできたのは非常に良い経験だったと思う。最終レポートとプレゼンテーションはテーマを自分たちで自由に設定することができ、自分は日本のテレビのドキュメンタリーについて発表した。準備は大変だったが、プレゼンテーションでは自分の発表について他の学生や先生が積極的に質問し、興味を示してくれたので頑張った甲斐があったと思った。
この受講制度について、日本にいながら留学を経験できるという謳い文句を聞いたが、まさにその通りで、自分の周りには先生も含め外国人ばかりで非常に良い環境だったと思う。
(農B2)

受講講義:Japan’s Energy - Environment Conundrum

授業のテーマは「日本のエネルギーと環境の難題」で、授業中は単に先生の講義を聞くだけではなく、日本の脱原発NGOの第一人者の招待講演を聴いたり、また自分で日本国民の原発に対する姿勢に関するアンケートを実施したりしました。このような面白い進め方のおかげで、私はいつも興味津々で授業を受けました。新しい技術が普及するためには、社会の面で、政治の面で、また経済の面でどのようなチャレンジが存在するのかをこの授業を受けることで初めて分かりました。
国籍も専門分野も違う友達とよく意見を交わしたり、食事をしたり、刺激をいっぱい受けていろいろ勉強できました。みんなで一緒に授業の課題を復習したり、テスト勉強したりすることで、アメリカのキャンパスライフをよく体験できたと思います。
(工B4)

受講講義:Japan and China in the Early Modern World

講義は、日本と中国の歴史に関する授業であり、例えば日本史では縄文時代から明治時代までを勉強しました。計4回のフィールドトリップが開催されて、奈良では法隆寺と東大寺へ、姫路では姫路城と城下町へなど、それぞれ散策しました。予習の課題量はかなり多く、一週間に論文5本を読んでいました。授業での英語での討論に初めはついていけませんでしたが、スタンフォードの学生と一体となって参加したいと思っていたので、授業前後に先生に直接相談に行って、授業や予習でわからなったことを解決するようにしました。その結果、読解力やリスニング力が上達して、スタンフォードの学生と仲良くなることができました。また、スタンフォードの授業を通して、海外の大学の授業で求められる自主性・積極性を学ぶことができました。
このプログラムは、日本にいながらも、留学しているのと同じように異文化交流や英語力の向上ができる機会であり、学生時代の良き思い出の一つになると思いますので、是非多くの人に参加してほしいと思います。
(エネ科M1)

教授の英語がかなり早く、聞き取るのが大変でしたが、内容自体は高校時代の日本史と世界史で勉強したものだったので、何とかついて行く事が出来ました。そういう意味では素晴らしい英語の訓練になった講義でした。日本についての授業を英語で受けるというのは、我々にとっては非常に有益な英語の練習になるのだなというのを実感しました。
一番新鮮だったのは、スタンフォード生のバックグラウンドの多様さでした。ほとんどの学生はアメリカ出身ではなく、他の国からスタンフォードに留学し、第3以降の言語として日本語を学びに来ており、その語学を含めた教育水準や意欲の高さには大きな刺激を受けました。
今のレベルで講義を聞き取って理解するのは難しいが、内容を予習していれば何とかついていける事、議論についていくには今のレベルでは全然足りず、更に様々なクセも想定しておく必要が有る事、仲良くなるには多少言葉が不自由でも大胆さと積極性が何よりも大事だという事等は、どれも得難い貴重な教訓でした。
(法B4)

受講講義:From the Chashitsu to Muji - a Creative Introduction to the Roots of Contemporary Japanese Design

茶室から無印良品まで日本のさまざまなデザインについて学び、特に茶室の経験から生まれたdesign questionをもとに自分で何かしらの作品をfinal workとして作り上げるというものでした。私を含めStanfordから来た学生もデザインについて学んだ経験があるわけではなく、作品を創るなんてできるのかと不安でしたが、初心者に寄り添って進めてくださったので、内容についていけず苦労するということはほとんどありませんでした。
一緒に講義を受けdiscussionする中で、Stanfordの学生はやはり自分の意見をプレゼンテーションすることに長けた人が多いというのも印象深かったです。日本人は自分の意見を主張することが苦手だとよく言われますが、主張するだけでなく、相手に伝わるようにスライドの作り方や話の抑揚のつけ方など工夫して表現する力が彼ら彼女らにはあるように感じ、いい刺激となりました。
(医M1)