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1. 短期交流学生とは

「短期交流学生」とは、京都大学が国際交流活動を推進する一環として設立された制度で、海外の大学との短期の学生交流を目的としています。短期交流学生は、京都大学に最長3か月間在学することができます。

短期交流学生は、京都大学教員による学術指導を受け、大学の施設を利用することができます。 京都大学の授業を履修し単位を取得することはできません。 ただし、授業の人数によっては、一部の授業を聴講のみできる場合があります。

短期交流学生として入学するには2つの方法があります。

  • 個別の指導教員または研究室を通じて入学する
  • 短期特別プログラムに申請して入学する

2. 基本的な応募資格

短期交流学生の対象は、外国の大学または大学院に在籍中の学生です。
短期特別プログラムによる入学を希望する場合は、プログラムによって応募資格が異なる場合があります。詳細は各プログラムのWebサイトで確認してください。
短期特別プログラムの一覧は、こちらからご確認ください。

3. 出願手続き

指導教員または研究室を通じて入学を希望する方

  1. 指導を希望する教員を教育研究活動データベース等を利用して探し、入学を希望する部局(学部・大学院・研究所等)を決める
  2. 希望する部局の事務室に、短期交流学生の受け入れの有無について問い合わせる
    ※部局によっては短期交流学生の募集をしていない場合があります。
  3. 指導を希望する教員に連絡し、受け入れの可否について相談する
  4. 出願書類(例:推薦状、所属大学からの承諾書など)を提出する
  5. すべての手続きを完了後、本学へ入学

短期特別プログラムによる入学を希望する方

詳しい内容は、各プログラムのWebサイトでご確認ください。

京都大学の短期特別プログラム

京都大学アムジェン・スカラーズ・プログラム(短期サマープログラム)

2015年から開始した奨学金付ショートサマープログラムです。アジアの大学に所属する学部生を対象としており、京都大学の教員の指導のもとで研究を体験する機会を提供しています。
詳細は、以下のプログラムWebサイトで最新情報をご確認ください。
Kyoto University Amgen Scholars Program(英語のみ)

iCeMSインターンシッププログラム

京都大学アイセムス(高等研究院物質-細胞統合システム拠点)の研究室に所属し、約1ヶ月間の研究体験ができるプログラムです。対象は、京都大学大学院へ進学することを希望する世界中の学部学生です。
詳細は、以下のWebページで最新情報をご確認ください。
Internship Announcement | Kyoto University iCeMS(英語のみ)

多文化教養演習:見・聞・知@京都「受容から発信へ」(京都サマープログラム)

本プログラムは京都大学協定校の海外学生と本学学生の共学を軸としたサマープログラムです。毎年世界トップレベルの学生と本学学生が共に本学の学⾵および先端研究に触れ、⽇本の文化、社会、科学、環境問題などを学び、理解する機会を設けています。また、本プログラムへの参加を通じて、本学学生はさらなる国際的活動への、そして海外学生は将来にわたる本学ひいては日本との関係への礎を築くことを⽬的に実施しています。
京都サマープログラムについて|京都大学国際高等教育院

  • 参加対象者は京都大学と大学間学術交流協定もしくは大学間学生交流協定を締結している大学の学生に限ります。
霊長類学・野生動物系インターン

京都大学理学研究科、霊長類学・野生動物系の研究室に所属し、数か月から最大1年までの研究体験ができるプログラムです。
詳細は、以下のWebページで最新情報をご確認ください。
INTERNSHIP PROGRAM|Primate Research Institute, Kyoto University(英語のみ)

4. 授業料

授業料は月額29,700円です。そのほか、実験や特別実習などにより追加費用がかかる場合があります。

授業料免除

京都大学と外国の大学との間において締結した大学間協定(部局間の協定または協定に準じるものを含み、相互に学生を受け入れるものに限る)または国際交流を目的とするプログラム(総長が指定するものに限る)に基づき受け入れるときは、授業料の納付を要しません。

5. 宿泊施設および生活費

指導教員または研究室を通じて入学を希望する方

空き状況に限りがあるため、京都大学の寮への入居を保証することはできません。 したがって、宿泊施設の空き状況について、受入教員や研究科・研究所等に相談することをお勧めします。 京都で短期滞在する場合のアパートの家賃は月8万円~10万円程度です。 また、月々の生活費は7万円程度かかるとされています。

短期特別プログラムに申請して入学を希望する方

プログラムによっては、宿泊施設が提供される場合があります。詳細は各プログラムのWebサイトをご確認ください。

6. 保険

短期交流学生の場合、留学中の治療費は学生自身の負担となります。
そのため、日本へ渡航する前に海外旅行保険および医療保険に加入する必要があります。
そのほか、緊急時の医療費や損害賠償などが発生するリスクに備えるため、各自適切な予防措置を講じてください。