受講講義:Japanese Autobiographical Literature: Modes of Reflection and Reminiscence
講義内容は、文学についての一般知識、および文学という学問に一定の理解がないと、いきなりついていくには難しいものだったのではないかと思います。でも、教授との距離が近く、何でも質問できたので、学びを深めることができ、とてもよかったと思います。
予習の量は正直多かったと思います。普段日本の大学に通っていると、予習をする習慣はなかなか身に付かないので、なおさらそう感じました。ただ、なんとか予習をこなしていく中で、英語を読む、理解する力がとても伸びたと思います。留学を控えている方等にはぜひ一度経験しておいてほしいと思いました。
(法B4)
この講義は平安時代から現代にかけての有名な作家の自伝にあたって、当時の彼ら彼女らの生活の様子や心理を読み取ることを目的としていた。扱った作品としては、土佐日記、枕草子、とはずがたり、平家物語、徒然草、奥の細道、福翁自伝、銀の匙、向田邦子、三島由紀夫、井上靖などの自伝の英語版だ。一週間に2回の授業があり火曜日と木曜日だったため、木曜日終了後に出される読み物は100ページを超え、火曜日に木曜日までの課題として課される読み物は50ページほどあったので一週間に200ページ弱ほどの文献にあたっていた。最初は要領が分からず細部まで読んでいたが、先生が予習の時に何に注目すべきかメールで連絡してくださったのでそれにそって準備するように心がけた。授業中は、先生が一方的に話すというより、一週間の間に読んだもので面白いと思ったエピソードを紹介したり、何かコメントをするように求められたりした。私は先生が話されたことで理解できないときがあり、何度も質問のたびに尋ねなおしたりすることがあった。話すときは、特に文学の授業であったため、感情を表現するための英語の語彙が乏しく表現に困難を極め、しばらく待ってもらったり、ふさわしい言葉をあげてもらったりした。課題としてはほかに三つの3ページほどの作文(授業の復習のようなもの)、一つの5ページほどの中間レポート、10ページの期末レポート、そして自伝を読む授業ということもあり、自分の子供のころの思い出についての作文もrequirementではないが課され、私も4つほど書いて発表した。リーディングとライティングが両方課されている週は負担が大きくつらかったが、受講が終了した今、日本の大学では経験することのできない良い思い出となった。
(法B3)