監事ノート(10)(2010年9月15日)

監事ノート(10)(2010年9月15日)

 今年は9月に入っても酷暑の日々が続いていますが、それぞれ暑さに対する工夫を凝らされ、この夏を乗り越えて来られたことと思います。

  第2期中期計画がスタートして6か月が経過したわけですが、年度計画の進捗状況はいかがでしょうか。新年度当初には予想もできなかった厳しい環境下ではありますが、今一度年度計画の進捗状況を確認し、残る6か月で年度計画が完遂できるよう努められることを期待しています。

  監事監査も4月より5か月間にわたり平成22年度監事監査計画に沿って平成21年度の定期監査および平成22年度臨時監査を実施してきました。また8月は臨時監査を実施いたしませんので、9月以降の臨時監査の準備と監査で訪問できない部局(農学研究科附属牧場、フィールド科学教育研究センター舞鶴水産実験所、防災研究所附属火山活動研究センター桜島観測所、理学研究科附属地球熱学研究施設火山研究センター)を訪問させていただきました。酷暑の中業務ご多忙にもかかわらず関係者の皆さんのご協力を得、有意義な訪問とすることができ感謝しております。

  これらの訪問を通じて京都大学の多様な研究を理解することができましたし、教育・研究の現場で次代の研究者の育成に力を注がれている様子も拝見することができました。さらにそれぞれの研究所等において、世界・日本・地域社会に対して大きく貢献されている実情を知ることができました。こうしたご努力の総和が現在の京都大学のブランド向上につながっているのだと確信した次第です。

  また、隔地施設において種々の課題に直面されている実情にも接することもできました。他方、訪問時においては昨今の厳しい状況変化が隔地施設において十分に共有されていない実情にも直面いたしました。

  これらの貴重な経験を今後の監事監査に活かしていきたいと考えています。引き続きご支援、ご協力をお願いいたします。