監事ノート(4)(2009年5月1日)

監事ノート(4)(2009年5月1日)

 平成20年4月に監事に就任し、1年が経過いたしました。監事監査計画に沿って監査を実施し、現在平成20年度定期監査を実施しております。今回の監事ノートでは、平成20年度臨時監査2テーマと平成21年度監査計画を報告いたします。臨時監査報告は、「概要版」と「詳細版」に区分し掲載しています。

  1. 臨時監査について
      臨時監査として実施した監査テーマは次の通りです。
    (1)国際交流に関する取組状況
    (2)コンプライアンスに関する取組状況
    それぞれのテーマについて監査の内容と監事意見を述べています。
  2. 1年間の監査を通じての意見
      平成20年度における本部部門及び部局訪問を通じて、組織目標の設定状況、組織における課題、業務上の課題解決の方法について聴取してきました。過去1年間の監査を通じて京都大学の価値向上のために取り組むことが望ましいと考える事項について次の通り意見を述べています。
     (1)目標または目標状況を明確にすること
     (2)P-D-C-Aの実行
     (3)本部部門・部局における双方向コミュニケーションの強化
      今年度の監事監査報告から新しい試みとして、業務の「モデル」化にチャレンジしています。本部部門及び部局で実施されている業務の中から他の本部部門及び部局における業務遂行の円滑化に役立つと考えられる業務を「モデル」として取り上げ、業務遂行の円滑化に役立てていただこうと考えています。今回の報告では、「P-D-C-Aの実行」(環境安全保健機構)と「多面的なコミュニケーションの実行」(附属図書館)をモデルとして取り上げています。これらのモデルを参考にしていただき、本部部門及び部局における業務の円滑化に役立てていただくことを期待しています。
  3. 平成21年度監査計画
      次に平成21年度監査計画について報告いたします。
      定期監査は、業務監査と会計監査を実施いたします。
      臨時監査は、テーマを「大学の価値向上と社会的責任の遂行」とし、次の5項目について監査を実施する予定です。
     (1)産官学連携に基づく外部資金に対する取り組み
     (2)教育研究上の目的に沿った教育内容と方法に対する取り組み
     (3)競争的資金等の不正防止計画に対する取り組み
     (4)情報セキュリティに対する取り組み
     (5)環境に関する課題に対する取り組み
    今年度も本部部門及び部局のご協力をお願いいたします。