医学部附属病院で令和6年病院長賞表彰式を挙行しました

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 医学部附属病院は、令和6年病院長賞表彰式を2025年3月25日および28日に挙行しました。

 同賞は、医学部附属病院における教育、研究、診療、管理運営等について、極めて顕著な貢献があったと認められる若手教職員または診療科等を表彰する制度として設けられたもので、個人および団体の推薦の中から7組の受賞者を決定し、表彰しました。

 表彰式では、髙折晃史 医学部附属病院長より、受賞者および受賞内容についての発表があり、表彰状が授与されるとともに、祝辞が述べられました。

令和6年病院長賞受賞内容

  1. 放射線部・放射線治療科のRI治療に関与したチーム
    神経内分泌腫瘍に対する内照射療法(PRRT)を精力的に行い、病院への収益を増加させた。2024年6月の診療報酬改定に伴い、PRRTはそれまでの出来高(約29.5万点)からDPC(約47万点)に引き上げられた。薬剤等が約26.5万点であることを考慮すると、病院への収益は1回あたり約20万点となる。
    2024年の医学部附属病院におけるPRRTの実績は1月から5月まで25件、6月から11月末で41件であり、合計約1億円の利益に寄与しているものと推測される。
  2. チームCAR-T
    造血器疾患に対する新規治療である、「キメラ抗原受容体(CAR)-T 細胞療法」に関して、多くの施設から患者紹介を受け、全国屈指の症例数を経験した。
    チーム CAR-Tメンバーが所属する院内各部署との連携により、患者の治療待機日数を削減することで、柔軟な治療計画設定を可能な体制を構築し、治療成績の改善とともに、他院では受け入れ困難な状態不安定症例の受入も可能にした。
    実臨床データを元に細胞採取、CAR-T作成、投与後の効果と合併症についてデータ解析を行い、多くの論文発表を行った。
  3. 中病棟ケアユニット3病棟(ICU、HCU、EICU)(同時受賞)
    地域や病院からの要請に応じて大掛かりな病床数の拡大、患者応需機能の向上を果たし、診療の質の向上、ならびに病院経営の改善に貢献した。
  4. ケアユニット60床化検討WGメンバー(同時受賞)
    様々な課題を解決しケアユニット60床化運用を達成した。
  5. 救命救急センター
    医学部附属病院の救命救急センターは、これまでの国立大学病院トップクラスの救急車搬入実績等に基づき2024(令和6)年4月1日に京都府の救命救急センターに指定され、さらなる地域の救急医療への貢献が顕著に認められている。特に、京都府内の第3次救急医療機関として、医学部附属病院の高度かつ広範な専門性と充実した診療体制・設備を活かして、重症および複数の診療科領域にわたる重篤な救急患者を24時間体制で受け入れ、京都府の救急医療体制の充実に貢献している。また、救命救急センターの指定に伴い、新入院患者の獲得およびEICUの稼働等病院経営にも貢献している。
  6. 周術期管理センターWGメンバー
    周術期における業務フローについて標準化・効率化に向けた取り組みを行った。
  7. 病院125周年記念事業準備WG、総務課企画・広報掛、京大病院125周年基金室
    病院の歴史的な開設125周年事業の企画・運営を中心となって行い、成功裏に収めた。
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受賞した放射線部・放射線治療科のRI治療に関与したチーム
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受賞したチームCAR-T
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受賞した中病棟ケアユニット3病棟とケアユニット60床化検討WGメンバー
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受賞した救命救急センター
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受賞した周術期管理センターWGメンバー
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受賞した病院125周年記念事業準備WG
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