本学では、ウクライナの危機的状況が続くなかで、2022年4月6日付 湊長博 総長名の「ウクライナからの学生受入れについて」に基づき、本学の学術交流協定校である、キーウ⼯科⼤学およびタラス・シェフチェンコ記念キーウ国立大学からの学生受入れを表明しています。歓迎会には、10月より本プログラムに参加している受け入れ学生16名のうち15名と、すでに本学で学んでいる本プログラムの継続学生2名が参加しました。
まず湊総長より、3年目となる本プログラムにより、今年も新たな学生を迎えられたことを嬉しく思うとともに、このプログラムが多くの方の支援から成り立っていることを忘れないでほしいとの挨拶がありました。続いて稲垣恭子 理事・副学長より、さまざまなバックグラウンドを持つ学生や教員による、本学のコミュニティの一員として多くのことを学んでほしいとの挨拶がありました。
その後、学生によるスピーチの時間では、「最先端の研究が行われる京都大学で学ぶことに喜びを感じている」、「さまざまな国の学生と交流する素晴らしい機会となっている」、「ここには落ち着いて自分を見つめられる環境がある。自らの未来を見つめる時間にしたい」など、本プログラムに対する思いが述べられました。最後に湊総長より、「日本人学生にはシャイな人が多いので、ぜひ皆さんのほうから積極的に話しかけてみてほしい」との話があり、終始和やかな雰囲気の中、昼食を取りながら歓談が進められました。
本学で受入れたウクライナ学生に対しては、多方面から多くの寄附をいただいた「ウクライナ危機支援基金」を活用し、日本への渡航費用や毎月の生活費支援を目的とした奨学金の支給を実施しており、学生が安心して生活できる環境を整えることができています。本学では、今後も学生が安心して学修を継続できるよう、サポートを続けていきます。