日本政府(文部科学省)奨学金留学生として入学

In other languages

このページでは、日本国外に居住する方で、これから日本政府(文部科学省)奨学金留学生として京都大学への留学を目指す方に、奨学金情報を提供しています。

(※ 現在、京都大学に在籍する私費外国人留学生は、各種奨学金情報の参考として、「私費留学生のための奨学金」をご覧ください。)

奨学金制度の種類

日本政府(文部科学省)奨学金制度には、1)研究留学生、2)教員研修留学生、3)学部留学生、4)日本語・日本文化研修留学生、5)高等専門学校留学生、6)専修学校留学生、7)ヤング・リーダーズ・プログラム(YLP)留学生の7種類があります。

京都大学では、以下の日本政府(文部科学省)奨学金の留学生を受け入れています。

研究留学生 学部留学生 日本語・日本文化研修留学生
大学院正規生、 研究生等(非正規生) 学部正規生 科目等履修生(非正規生)

募集時期・応募資格・待遇等(2024年11月現在)

以下の情報は例年の情報を元に作成しており、今後変更の可能性があります。最新の情報は、採用年度の募集要項等を確認してください。
参考: 国費外国人留学生制度について(文部科学省)

区分 研究留学生 学部留学生(注2) 日本語・日本文化研修留学生(注3)
募集方法 海外採用
大使館推薦 大学推薦
(一般枠)
大使館推薦
(注4)
大使館推薦 大学推薦
募集時期 4~5月頃 11~12月頃
(注1)
4~5月頃 12月頃 2月頃
(注1)
渡日時期 翌年4月上旬 or 9月下旬 9月下旬 翌年4月頃 翌年9月末頃 9月末頃
選考方法 書類審査、筆記試験および面接等 書類審査および面接等
資格 大学(学部)卒業以上の者(卒業見込の者も可) 高等学校卒業程度の者
(卒業見込みの者も可)
来日および帰国時点で日本国以外の大学学部に在籍中の者で、日本語・日本文化に関する分野を主専攻として専攻している者(渡日する年の9月1日現在、大学での日本語・日本文化学習期間が通算1年以上となること。)
年齢
(渡日する年の4月1日時点)
35歳未満 25歳未満 18歳以上30歳未満
支給期間 研究生(非正規生)として入学する場合:
日本語教育を含め最長2年(日本語教育は6ヶ月間、ただし、日本語能力の十分な者は直接入学)
(注5・6)
研究生(非正規生)として入学する場合:
最長18ヶ月(注6)
日本語教育を含め5年間(日本語教育は1年間)(注2) 1学年間
正規課程(修士課程、専門職学位課程、または博士課程)に入学する場合:
それぞれの課程を修了するまでの期間(ただし標準修業年限以内)(注6)
毎月の
奨学金額(注7)
研究生等(非正規生): 143,000円
修士学生&専門職学生: 144,000円
博士学生: 145,000円
117,000円 117,000円
京都市で修学・研究する場合は月額3,000円、宇治市・犬山市で研究する場合は月額2,000円を、上記金額に加算
授業料
(注7)
検定料、入学料、および授業料は免除
渡航旅費
(注7)
往復渡航費(航空券)支給
(注1)
京都大学が行う募集の時期を示しています。
(注2)
学部留学生の場合、東京外国語大学または大阪大学で1年間の日本語教育およびその他の予備教育を修了後、大学へ進学することができます。進学先の大学は、文部科学省が予備教育機関および当該大学と協議して決定されます。詳細は、奨学金留学生募集要項をご確認ください。なお、京都大学では、薬学部薬学科および医学部医学科の6年制コースにおいては、国費外国人留学生(学部留学生)の受入れは行っていません。
(注3)
京都大学での日本語・日本文化研修留学プログラムの詳細については、「日本語・日本文化研修留学生プログラム」をご覧ください。
(注4)
学部留学生の場合、工学部地球工学科国際コース、 Kyoto iUPのみで「大学推薦」による採用を行います。募集時期などの詳細はそれぞれのコースへ問い合わせてください。
(注5)
京都・滋賀地区の大学に進学予定の、大学院レベルの国費研究留学生および教員研修生に対する集中日本語教育の詳細については、「文部科学省奨学金留学生日本語予備教育集中プログラム」をご覧ください。
(注6)
修士課程、博士課程、専門職学位課程への進学に伴う奨学金支給期間の延長について、一定の基準を満たす、特に成績優秀な者については、大学および文部科学省による進学に伴う奨学金支給期間の延長審査を受け、奨学金支給期間が延長されることがあります。自動的に全員が認められるものではありません。
(注7)
所定の条件を満たさない場合には支給・免除されません。

応募方法(海外採用)

日本に来る前に日本政府(文部科学省)奨学金へ応募する方法には、以下の2種類があります。

  1. 海外にある日本大使館(または総領事館等)を通じて応募する「大使館推薦
  2. 日本の大学を通じて応募する「大学推薦

本学の日本政府(文部科学省)奨学金留学生は、多くが「大使館推薦」による採用です。

※ 現在、京都大学に在籍する私費外国人留学生は私費留学生のための奨学金をご覧ください。

1.大使館推薦

大使館推薦では、募集対象国の推薦窓口である日本国大使館(または総領事館等)を通じて、募集および第一次選考が行われます。詳細はあなたの国の最寄りの在外日本公館に問い合わせてください。
在外公館リスト(外務省Webサイト)

なお、中国では、中国教育部を通じて募集および第一次選考が行われます。応募条件、時期や手続等は大使館推薦のものとは異なります。中国教育部推薦による採用者は渡日時期が通常10月です。詳細は、中国の在籍する大学または中国国家留学基金管理委員会(China Scholarship Council)へお問い合わせください。

参考)在中国日本国大使館 日本政府文部科学省奨学金(中国国籍用)※外部リンク

例年のスケジュール

渡日前 4月 在外公館等への申請書提出
5~8月 在外公館等による第一次選考
【研究留学生のみ】入学希望大学へ受入内諾依頼 ※2
10月 文部科学省による第二次選考
1~2月 採用通知
3月(9月)※1 入国手続
在日中 4月上旬(9月下旬)※1 渡日
  1. 研究生等(非正規生)の場合
  • 日本語教育
  • 入学試験準備
  • 専門分野の研究
2. 正規生の場合

学士、修士、専門職学位、または博士課程開始(注6)
※入学前に入学試験を受験し、合格する必要があります。

 

入学試験
学士、修士、専門職学位、または博士課程開始(注6)
帰国
※1
( )は修士学生、専門職学生、博士学生、および研究生等が9月下旬に渡日する場合

本学より「大学受入内諾書」の発行を希望される方へ

研究留学生は、以下の手順に従って、大使館または総領事館から第1次選考の合格通知を受け取った後「大学受入内諾書」を申請してください。

受入依頼の受付可能期間

第1次選考の結果通知後から2024年8月9日(金曜日)(日本時間)まで※3、4
ただし、中国からの申請者(中国赴日本国留学生)は、8月30日(金曜日)(日本時間)まで※3

※3
2024年8月10日以降(中国赴日本国留学生については、2024年8月31日以降)の依頼は原則受け付けられませんのでご了承ください。
※4
アドミッション支援室(AAO)のオンライン申請(下記参照)を希望される場合は2024年8月8日(木曜日)までの申請を推奨します。(2024年8月9日に申請した場合は、1週間ほど対応が遅れる可能性があります。)
手続きおよび連絡方法等
  1. 本学のWebサイト等を利用して、指導を希望する教員を探す。
    どの教員の専門分野が自分の研究テーマ/関心に適しているかを一番よく理解・判断できるのは、指導を受ける学生自身です。大学から教員を紹介することはありません。
  2. 在外公館から第1次選考の合格通知を受け取った後、指導を希望する教員に連絡を取り、受入内諾について相談する。
    指導を希望する教員へのコンタクト方法は、以下の2通りあります。
    (1)指導を希望する教員に直接、またはその所属研究科の事務室を通じて連絡を取る
       指導教員の連絡先各研究科等の連絡先
       ※ メールの件名は「国費(大使館推薦)受入内諾希望」としてください。
    (2)アドミッション支援室(AAO)のオンライン申請を通じて連絡を取る
       アドミッション支援室(AAO)のオンライン申請

アドミッション支援室のオンライン申請をご利用になる方へ

大学受入内諾書の発行時には申請者が大使館推薦の申請書類を大学へ提出することが必要となります。AAO申請の必要書類とは別に、以下の奨学金申請書類(在外公館の印があるもの※)を申請書に添付してください。
※ 中国赴日本国留学生については、申請書類への大使館印の押印は不要です。

1. 申請書
3. 専攻分野及び研究計画
4. 出身大学の成績証明書
5. 出身大学の卒業(修了)証明書又は学位取得証明書
6. 在籍大学若しくは最終出身大学の長又は担任教員の推薦状
7. 健康診断書
8. 論文概要等(※在外公館へ提出している場合のみ)
9. 言語能力証明書(※在外公館へ提出している場合のみ)
10. 現在の勤務先上司の推薦状(※在外公館へ提出している場合のみ)
11. 作品の写真又は演奏の録音電子媒体(※在外公館へ提出している場合のみ)
12. 在外公館から発行される第1次選考合格証明書(写し)
参考:2025年度 日本政府(文部科学省)奨学金留学生募集要項(6ページ目)

注意事項
  • 教員や大学から受け入れの可否に関する回答を受け取るまでに1ヶ月以上かかります。
    上述の締め切り日は、大学が受入内諾書を発行する期限ではありません。スケジュールに余裕を持って申請手続きを開始してください。指導を希望する教員および当該教員が所属する研究科等が受入を内諾する場合、記入押印済みの「大学受入内諾書」が申請者へ発行されます。
  • 本学から「大学受入内諾書」を受け取った方は、奨学金手続きに加えて、本学への入学手続きが別途必要です。
    特に、修士課程、専門学位課程、博士課程に入学を希望する場合は、各研究科が行う入学試験に合格しなければなりません。各研究科等のWebサイト(学部・大学院等 )に掲載されている募集要項等で出願手続きや出願期間等の情報を確認してください。
  • 受入内諾書を受け取った後、本学への入学希望を取り下げる場合は、指導を希望していた教員に直ちに知らせてください。
  • 大学の事務室は、土曜日、日曜日、祝日は閉室します。また、8月については、下記の期間閉室します。閉室中にご連絡をいただいても返信はできませんので、あらかじめご了承ください。
    8月12日(月曜日):祝日
    8月13日(火曜日)~14日(水曜日):夏季一斉休業※
    ※ 留学生支援課を含む一部の大学の事務室は、8月13日(火曜日)~16日(金曜日)が夏季一斉休業期間です。
指導教員探しに利用できるページ

本学教員の教育・研究活動情報等は以下のWebサイトでも検索できます。

講義言語について

英語による学位取得コースを除いて、授業や試験は通常日本語で行われます。特に、学士課程、修士課程、専門職学位課への入学希望者は、入学時に十分な日本語能力を備えている必要があります。

2.大学推薦(一般枠)

大学推薦は、募集の有無や手続き等が各研究科によって異なりますので、推薦希望者は、入学を希望する研究科等事務室 に直接問い合わせてください。

大学推薦(一般枠)では、研究生、修士学生、専門職学生、博士学生候補者を、京都大学で選考のうえ、日本政府(文部科学省)に推薦します。原則、大学院正規課程(修士課程や博士課程)への進学を目的としない方は大学推薦に応募することはできません。学士課程への入学希望者は上記(注4)を参照してください。
大学推薦(一般枠)は、文部科学省が指定する国や地域の国籍を有する者のみ応募が可能です。

研究科一覧

例年のスケジュール

渡日前 11~12月 奨学金応募
各研究科等による選考*
1月 大学による選考*
2~5月 文部科学省による選考
6月頃 採用通知
7~9月 入国手続
在日中 9月下旬 渡日
  1. 研究生等(非正規生)の場合
  • 入学試験準備
  • 専門分野の研究
2. 正規生の場合

修士、専門職学位、または博士課程開始
(注6)
※入学前に入学試験を受験し、合格する必要があります。
入学試験
修士、専門職学位、または博士課程開始(注6)
帰国

  • 例年、各研究科から本学への推薦可能定員数は1名 、本学から文部科学省への推薦定員数は3名です。

個人情報の取扱いについて

奨学金の出願にあたってお知らせいただいた個人情報及び本出願に関する個人情報については、当該奨学金の審査を行うために利用します。また、学内の一元的な経済支援情報の管理業務に利用し、大学として適切な支援を行う目的で、学内の他事業の審査及び管理業務に利用することがあります。

国費奨学金に関する問い合わせ

京都大学国際・共通教育推進部 留学生支援課 留学生支援掛
E-mail: intlstudent*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)