神谷之康
- 英名
- KAMITANI YUKIYASU
- 分類
- 情報学研究科
- 専門
- 脳情報学
- 職名
- 教授(Ph.D. (California Institute of Technology))
行動
- 普段の行動について
- 週に3、4日は家の周りをジョギングしている。距離は5〜6キロ。GPSで距離とスピードを記録しており、そのデータが蓄積されていくのが楽しい。 昨年出場した10キロレースの記録は50分。
- 職業病
- 「現実の世界が信じられない?」
別に悩んでいるわけではないが、ふとした瞬間に“いま、目の前にあるものは、すべて脳の錯覚かも?”と思ってしまう。
実際、そうした錯覚は誰にでも起きている。例えば「色」も光の反射によってそう見えているだけで、「もの」がなくても眼や脳が刺激されれば認識することはできる。
つまり、“真実の世界”なんてものは存在しないかもしれない。目の前で話している人も、実は心のないロボットかもしれないのだ! - 好きな食べ物
- 「インド料理」
アメリカ留学の時、宿舎の近くにインド料理店があったのがきっかけ。辛いので汗まみれになるが、それがまた楽しい。北インドのこってりとした味わいのものが特に好き。近くに専門店ができると一応チェックに行く。 - 趣味
- 「キャンプ」
家族(子供二人と妻)と毎年楽しんでいる。シーズンは春から始まり、最後のキャンプは例年ハロウィンのころと決まっている。キャンプだと帰りを気にせず、お酒を飲んでそのまま寝られるのがいい。
- 研究道具
-
- MRI(磁気共鳴画像装置)
- 脳の血流の変化から、脳の活動パターンを3次元画像で記録することができる。
- クラスター計算機
- 脳データを解析したり、脳の数理モデルでシミュレーションしたりする。
- ノートパソコン
- あらゆる作業。メールなどを行う。
- タブレット
- 専門書など約1,000冊分をスキャンしてデータ化。頭から読むというより、必要に応じて検索して、調べている。
生息地域
1970年奈良県生まれ。1993年東京大学教養学部教養学科卒業。同大学院理学系研究科を修了後、2001年にカリフォルニア工科大学で博士号を取得。2004年から株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報研究所に勤務。2015年より京都大学大学院情報学研究科・教授(ATR客員室長を兼務)。
生態
アフリカ人類学を本業としながら、その延長線上として宇宙人にも興味を抱く。テーマは「宇宙人との間にコミュニケーションは成立するか?」──宇宙人類学のフィールドは本来宇宙だが、「行きたいけどまだ行けてない」(木村先生)ため、もっぱらSF小説や宇宙飛行士の手記を紐解きながら“宇宙人と会ったらどうしよう?”と「思考実験」する日々である。
特徴
- 学生時代
- 兄二人が行ったので東京の大学に通ったが、ちょうどバブルのころで、その最中の東京のチャラチャラした雰囲気に馴染めなかった。一応「合コン」もやってみたが、それぞれが属性を誇示するのに夢中で、「で、中身はなんなん?」と、白けた目で見ていたのを覚えている。
ただし、生活面ではバブルの恩恵を受けた。いろいろバイトをしたが、どれも収入が良く、中でも家庭教師のバイトは、バイト先の家に届くお歳暮をたくさん貰えたりして、ちょっといい思いもした(笑)
- もし京大の先生になっていなかったら
- プロレスラー。単に体が大きいから(身長190cm)。中学の同級生からは「なんでならなかった?」と言われる。男たるもの体が大きかったら当然プロレスラーを目指すべきという同級生に囲まれていた。実力のほどは不明だが、本気でやったら負ける気はしない。
自分を漢字一文字に例えると
「凸」(デコ・とつ)
やはり体が大きいので。スマホが普及する前は待ち合わせの目印にされた(笑)。
また、研究では出る杭のようによく叩かれる(笑)。みんなと違うやり方で研究するし、論文の結果をなかなか信じてもらえない。その分、結果が認められたときの喜びは大きい。