特定健診による生活習慣病の予防効果を、累計30万人規模の医療ビッグデータを用いて検証

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 川上浩司 医学研究科教授、竹内正人 静岡社会健康医学大学院大学教授、篠崎智大 東京理科大学准教授らの研究チームは、特定健診記録と医療機関の受診記録が紐づく医療ビッグデータを活用し、糖尿病および高血圧の発症予防効果に特定健診が与える影響を検証しました。

 本研究では糖尿病や高血圧とそれまでに診断されていない、延べ29万3174人を最長10年にわたり追跡し、健診を受けた人とそうでない人の病気の発症を比較しました。結果は、健診を受けた人の方が、糖尿病と高血圧の発症リスクが0.90倍と低いことがわかりました。

 本研究成果は、2024年12月20日に、国際学術誌「JAMA Network Open」に掲載されました。

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疾患発症までの時間経過(背景因子調整後)
研究者情報
書誌情報

【DOI】
https://doi.org/10.1001/jamanetworkopen.2024.51813

【KURENAIアクセスURL】
http://hdl.handle.net/2433/291039

【書誌情報】
Masato Takeuchi, Tomohiro Shinozaki, Koji Kawakami (2024). Universal Health Checkups and Risk of Incident Diabetes and Hypertension. JAMA Network Open, 7, 12, e2451813.