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矢崎一史 生存圏研究所教授、棟方涼介 同助教、蓮沼誠久 神戸大学教授、番場崇弘 同特命助教らの研究グループは、ヒトの健康に高い薬理活性を示すアルテピリンCの高生産に成功しました。アルテピリンCは養蜂製品プロポリスの主要活性成分として知られる植物二次代謝産物であり、植物由来遺伝子を酵母に導入する合成生物学的アプローチにより、従来を10倍以上上回る世界最高濃度で生産することができました。今後、薬用植物由来の様々な有用化合物の高生産に発展していくことが期待されます。
本研究成果は、2024年11月12日に、国際学術誌「ACS Synthetic Biology」に掲載されました。
詳しい研究内容について
研究者情報
研究者名
矢﨑 一史
研究者名
棟方 涼介
書誌情報
【DOI】
https://doi.org/10.1021/acssynbio.4c00472
【書誌情報】
Takahiro Bamba, Ryosuke Munakata, Yuya Ushiro, Ryota Kumokita, Sayaka Tanaka, Yoshimi Hori, Akihiko Kondo, Kazufumi Yazaki, Tomohisa Hasunuma (2024). De Novo Production of the Bioactive Phenylpropanoid Artepillin C Using Membrane-Bound Prenyltransferase in Komagataella phaffii. ACS Synthetic Biology.
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