ヒトにすむ種類のビフィズス菌が、尿毒症毒素の前駆体であるインドールを体に有益なインドール-3-乳酸(ILA)へ変換することを確認

ターゲット
公開日

※ 「詳しい研究内容について」(PDF)を一部修正しました。(2024年5月13日)

 小田巻俊孝 生命科学研究科客員教授(兼:森永乳業株式会社室長・主席研究員)、片山高嶺 同教授らの研究グループは、本学と森永乳業株式会社が開設した「ヒト常在性ビフィズス菌(HRB)研究講座」の一環で実施した研究において、ヒトにすむ種類のビフィズス菌が有害物質の前駆体を有益な物質へ変換することを明らかにしました。

 本研究成果は、2024年5月5日に、国際学術誌「Gut Microbes」に掲載されました。

文章を入れてください
インドールからインドール-3-乳酸(ILA)への代謝経路と関与遺伝子
研究者情報
研究者名
小田巻 俊孝
書誌情報

【DOI】
https://doi.org/10.1080/19490976.2024.2347728

【KURENAIアクセスURL】
http://hdl.handle.net/2433/289092

【書誌情報】
Cheng Chung Yonga, Takuma Sakuraia, Hiroki Kanekoa, Ayako Horigomea, Eri Mitsuyamaa, Aruto Nakajimab,Toshihiko Katohb, Mikiyasu Sakanakab, Takaaki Abec, Jin-Zhong Xiaoa, Miyuki Tanakaa, Toshitaka Odamakia, Takane Katayama (2024). Human gut-associated Bifidobacterium species salvage exogenous indole, a uremic toxin precursor, to synthesize indole-3-lactic acid via tryptophan. Gut Microbes, 15, 1, 2347728.

関連部局