水に含まれる環境DNAから「どんな魚」が「どれだけいるか」を同時に推定-定量的な魚類群集モニタリングを容易に実現-

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 辻冴月 理学研究科研究員(研究当時:山口大学学術研究員)と赤松良久 山口大学教授、乾隆帝 福岡工業大学教授らの研究グループは、九州・中国地方の複数河川における大規模な調査により、水に含まれる魚類の環境DNAを定量的環境DNAメタバーコーディングにより定量的・網羅的に分析することで、「どんな魚類」が「どれだけ生息しているか」を同時に推定できることを明らかにしました。

 本研究成果は、2022年12月13日に、国際学術誌「Scientific Reports」に掲載されました。

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(a) 野外調査の概略 (b) qMiSeq法の分析手順
書誌情報

【DOI】
https://doi.org/10.1038/s41598-022-25274-3

【KURENAIアクセスURL】
http://hdl.handle.net/2433/278765

【書誌情報】
Satsuki Tsuji, Ryutei Inui, Ryohei Nakao, Seiji Miyazono, Minoru Saito, Takanori Kono, Yoshihisa Akamatsu (2022). Quantitative environmental DNA metabarcoding shows high potential as a novel approach to quantitatively assess fish community. Scientific Reports, 12: 21524.