本学の18の附置研究所・研究センターで構成する京都大学研究連携基盤では、2024年6月8日に、「未踏科学研究ユニット報告会2024」を学術情報メディアセンター南館とオンラインのハイブリット形式により開催し、約60名が参加しました。
プログラム前半は、關口格 研究連携基盤副基盤長(経済研究所長)の司会により進められ、辻井敬亘 同基盤長(化学研究所教授)の開会挨拶・基盤活動の紹介に引き続き、未来を切り拓く量子情報ユニットの青木愼也 ユニット長(基礎物理学研究所教授)、森前智行 副ユニット長(基礎物理学研究所准教授)によるユニット紹介および3名の発表者による研究発表、多階層ネットワーク研究ユニットの今井啓雄 ユニット長(ヒト行動進化研究センター教授)によるユニット紹介および3名の発表者による研究発表が行われました。
プログラム後半は、河本宏 研究連携基盤副基盤長(医生物学研究所長)の司会で、持続可能社会創造ユニットの長谷川健 ユニット長(化学研究所教授)によるユニット紹介および2名の発表者による研究発表、データサイエンスで切り拓く総合地域研究ユニットの三重野文晴 ユニット長(東南アジア地域研究研究所長)によるユニット紹介および3名の発表者による研究発表が行われました。
その後の全体討論では、ユニット活動により新しい問題意識が生まれ、視野を広げるチャンスとなった、他部局との共同研究につながるなど新しい関わりが生まれたなどの意見が出されました。
最後に現地参加の時任宣博 副学長からは「第 II 期未踏科学研究ユニットが最終年度を迎えて、未踏科学研究ユニットや研究連携基盤の活動により何が生み出されたかを自問自答することが重要で、そのためにも様々な階層、部局、分野の人がこのように対面で会う機会を大切にしたい」という総括のコメントがあり、河本副基盤長による閉会挨拶で幕を閉じました。
また、当日昼には、ユニット長・副ユニット長と副学長、基盤長・副基盤長との情報交換会が開催され、今年度末に期限を迎える第 II 期未踏科学研究ユニットの総括として次回報告会の開催方法や次期未踏科学研究ユニットに向けた意見交換が行われました。
研究連携基盤では、このような未踏科学研究ユニットの運営や次世代研究者支援を通じて学際的研究の推進、若手・女性研究者支援を引き続き行うとともに情報発信についても尽力していきます。