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このたび、本学卒業生で作家の万城目学さんが、第170回 直木賞を受賞されました。
湊長博 総長のコメント
京都大学を代表して、心からお祝い申し上げます。
万城目さんは、2006年(平成18年)にデビュー作の『鴨川ホルモー』で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞されて以来、「万城目ワールド」と呼ばれるように、日常の中に非日常的空想を組み込んだファンタジーの世界を繰り広げ、多くの読者を魅了してこられました。とくに今回の受賞作『8月の御所グラウンド』は、ホルモーシリーズから16年ぶりに、万城目さんが大学生時代を過ごされた京都の地を舞台にした傑作だと思います。
万城目さんには、2023年(令和5年)の京都大学ホームカミングデーで来学いただき、ユーモアに富んだご講演をいただきましたが、本学卒業後一旦企業へ就職されてからも小説家への夢を捨てず自分の道を切り拓いてこられた姿に、学生たちも大いに勇気づけられました。
万城目さんのますますのご活躍を期待しております。誠におめでとうございます。