2023年11月8日、百周年時計台記念館にて、10月に新たに京都大学で受入れを開始したウクライナ学生の歓迎会を実施しました。
本学では、ウクライナの危機的状況が続くなかで、2022年4月6日付 湊長博 総長名の「ウクライナからの学生受入れについて※」に基づき、本学の学術交流協定校である、キーウ⼯科⼤学およびタラス・シェフチェンコ記念キーウ国立大学からの学生受入れを表明しており、今回の歓迎会には2023年10月に新たに受入れを開始した5名の学生と、すでに京都大学で受入れている12名の学生が出席しました。
歓迎会では、湊総長、稲垣恭子 理事・副学長からそれぞれ歓迎の挨拶が述べられた後、10月に受入れを開始した学生が1人ずつ自己紹介を行い、日本での生活に対する期待や、これから京都大学で学修したいことについて、抱負が述べられました。その後は、すでに京都での生活を開始していた先輩学生を交えて自由に歓談する時間が設けられ、学生から日本での友人の作り方について尋ねられた湊総長が相談に乗る場面や、学生が自身のクラブ活動について報告する場面もあり、昼食を取りながら和やかな雰囲気の中で、ざっくばらんに歓談を楽しむ様子が見られました。また、新しく受入れたウクライナ学生から、ウクライナのシンボルのひとつでもあるひまわりの絵が贈られました。
本学で受入れたウクライナ学生に対しては、多方面から多くの寄附をいただいた「ウクライナ危機支援基金」を活用し、日本への渡航費用や毎月の生活費支援を目的とした奨学金の支給を実施しています。また、京都府および京都市からの経済支援、併せて株式会社学生情報センターからも引き続き学生用住宅の支援をいただいており、受入れた学生が安心して生活できる環境を整えることができています。
本学では、今後も学生が安心して学修を継続できるよう、サポートを続けていきます。