エネルギー科学研究科では、 ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業「エネルギー科学教育プログラム」の一環として、2022年1月11日~21日の日程でASEAN大学連合と共催でウィンターセミナー「人間の安全保障開発とエネルギー科学」を開催しました。新型コロナウイルス感染症の影響により、前年に引き続きオンラインでの開催となりましたが、ASEAN大学連合加盟大学から学部学生39名が参加しました。
参加学生は、エネルギー科学研究科‧エネルギー理工学研究所の教員による「世界とASEANのエネルギー事情」、「エネルギー効率」、「再生可能エネルギー」、「光エネルギー変換」、「バイオエネルギー」、「水素エネルギー」、「エネルギーと大気環境」、「エネルギー貯蔵」、「環境配慮行動」の9講義と「エネルギーと持続可能性」についてのワークショップを受講しました。ワークショップではグループに分かれ、「仮想国を想定した2030年のエネルギー需要の推定と供給システムの開発」をテーマに国籍や専門の異なる参加者による調査および研究を行い、最終日にはグループ毎にスライドを用いた発表を行いました。
前年に引き続き、文化体験として、オンラインでの折り紙体験プログラムを実施しました。また、小田原市観光協会の提供する小田原城忍者体験プログラム(バーチャルツアー)に参加し、忍術や忍者の精神などについても学びました。これらのプログラムはオンラインでも実体験ができることから、参加学生に好評でした。他にも、大学の施設やキャンパスライフなどを紹介するキャンパスツアーも実施しました。
これらの研修を通し、エネルギーと環境について広い視野から学ぶとともに、国籍や分野を超えて「人間の安全保障」や「エネルギーと環境」について多様な視点から議論することができ、受講生にとって貴重な体験となりました。