国際高等教育院は、学際融合教育研究推進センターアジア研究教育ユニットと連携し、オンライン短期交流プログラム「多文化共学短期受入れ留学プログラム2021(ILAS)」を2021年7月29日~8月11日にわたり実施しました。このプログラムはワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業の一環として実施したものです。大学間学生交流協定校である北京大学、香港中文大学、延世大学校、マヒドン大学、ウィーン大学、ハイデルベルク大学、ジョージ・ワシントン大学、カリフォルニア大学サンディエゴ校、本年度より新たに、チューリッヒ大学、ハンブルグ大学、アディスアベバ大学、ザンビア大学、KCJS(Kyoto Consortium for Japanese Studies)加盟大学を加え、16大学より選抜された48名を短期交流学生として受け入れました。
本プログラムは、海外の学生と本学学生の共学を軸としたプログラムであり、京都大学からも受講生61名、学生リーダー4名が参加しました。農学、日本文化、昆虫学、歴史学、文化人類学、教育学、経営学など多岐にわたる分野の学術講義が実施され、短期交流学生と本学学生がともに学びました。また、短期交流学生に対しては5レベルに分かれた日本語講座が提供され、本学学生はそれを補助することで、それぞれの立場から理解を深めました。
さらに本プログラムでは、本学学生の国際理解の促進、企画運営能力の向上を期待し、プログラムの一部を本学学生自らが企画することを求めています。フィールドトリップでは、「株式会社月桂冠・月桂冠総合研究所」の協力で、学生リーダーらが事前取材、紹介映像を制作し、当日は映像視聴、リアルタイムのディスカッション等が行われました。文化体験では、本学学生の企画により、青蓮院へのオンライン寺社探訪、七夕短冊作り、和楽器演奏を行いました。また、本学学生が中心となって、連日にわたって英語でのディスカッション、日本語会話の時間が設けられました。