「京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム」(KUIP:Kyoto University-Inamori Foundation Joint Kyoto Prize Symposium)は、2014年から京都大学で、2018年からは東京に会場を移して毎年開催してきましたが、2020年度は初めてオンラインで開催しました。一般市民、高校生、研究者など合わせて約2,200名の参加者がありました。
今回は、「世界を動かした技術とその道しるべ -技術革新と生命倫理- 」を統一テーマとして、2010年に京都賞先端技術部門を受賞した山中伸弥 iPS細胞研究所長を中心に、中村桂子 JT生命誌研究館名誉館長、山本卓 広島大学ゲノム編集イノベーションセンター長、斎藤通紀 高等研究院教授の4名が講演を行いました。
講演後には中村名誉館長をモデレーターとして、パネルディスカッションが行われました。はじめに各講演者がそれぞれの研究分野の将来展望について語りました。また、参加者からは、研究者として必要な資質や研究者になろうとしたきっかけなどの質問がありました。多くの高校生が参加したことから、若い人たちへのアドバイスやメッセージに富んだディスカッションとなりました。
参加者からは、「オンラインのおかげで初めて参加できた」、「ゲノム編集の内容がよく分かり、iPS細胞の方向づけにも活用されることに奥深さも感じた」、「生命科学・最新の医療への適応などの状況と、倫理を含む課題が良く分かり良かった」などの感想が寄せられました。
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関連リンク
本シンポジウムの動画を、以下のWebサイトで公開しています。