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2020年度京都大学久能賞の受賞者が決定しました。本賞は、本学OGの久能和子氏、祐子氏のお母様である久能悠子氏からの寄附により、科学・技術分野において自ら定めた独創的な夢を持つ意欲のある女子学生を支援することを目的として設立されたものです。
今年度は15名から申請があり、一次審査(書類選考)の結果、6名が二次審査(面接選考)の対象者となりました。
2020年12月に実施された二次審査における厳正な審査の結果、今年度は、阿部 玲華さん(工学部1年生)、北田 せりさん(医学部4年生)の2名が受賞者となりました。
応募にあたり、課題の一つとして「私の夢と志」というテーマのエッセイの提出がありました。阿部さんは「工学を医療の翼に」というタイトルで、医療を工学的なアプローチでサポートする夢や志について述べ、北田さんは「『今』『ここ』にいない誰かに届く医学研究を」というタイトルで、未知の生体指標や治療ターゲットの解明を通して、途上国から先進国にわたって広く行き届く医療の水準向上に寄与したいことを述べました。
なお、例年1月に行われている久能賞の授賞式および前年度受賞者の報告会は、新型コロナウイルス感染症の影響により、中止となりました。