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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ30は、「明治150年-明治の歩みを考える-」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。
シリーズ30の第3回は、「日本の近代美術-西洋とのであい-」と題し、高階絵里加 人文科学研究所准教授が講演を行いました。
高階准教授は、日本において、初期の洋画研究がどのように進められたのか、幕末の開国から明治にかけて活躍した画家の活動を例に挙げて説明し、明治に設立された美術学校の概要、講師陣の教授法等に触れ、具体的にそこで学んだ画家の作品を紹介しながら、絵画の西洋化の流れを解説しました。
また、明治22年伝統的な日本美術の保護を目的に開校され、岡倉天心が初代校長を務めた東京美術学校とその設立背景に触れ、日本の近代美術の成り立ちを解説しました。
来場者からは「日本の近代美術の流れが、とても良く分かりました。具体的な絵を見せていただいたので、特徴も良く分かりました」、「日本の西洋絵画の初期の大きな流れが良く分かった」、「美術学校の始まりが工部中心であったというのが意外でした」などの感想が寄せられ、「日本の近代美術」の研究に触れる機会となりました。
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