京都大学薬用植物園特別講演会・見学会を開催しました。(2018年11月4日)

公開日

薬学研究科では、附属薬用植物園において、「京都大学薬用植物園特別講演会・見学会」を開催しました。身近な漢方薬とその材料となる薬用植物をテーマとした講演と、それら植物の実地見学を実施し、抽選により選ばれた約150名が参加しました。

午前の部では中山和久 薬学研究科長・薬用植物園長の挨拶の後、矢久保修嗣 明治薬科大学 教授 、野村秀一氏(株式会社ツムラ)による講演がありました。矢久保 教授 からは風邪の際に処方される葛根湯等いくつかの漢方薬の特長について分かり易く解説があり、野村氏からは生薬の生産現場の様子や苦労談等が親しみやすく紹介されました。講演会は、笑い声も交えた和やかな雰囲気のもと、漢方薬・生薬を勉強する機会となりました。

引き続き午後の部では、伊藤美千穂 薬学研究科准教授や尾崎和男 大阪薬科大学客員講師ら4組の解説者の案内により植物観察を行いました。午前中の雨混じりの曇天から過ごしやすい陽気へと変わった空のもと、参加者たちは4組の解説者それぞれの持ち味のある解説を聞きながら、実際に植物に触れたり、味わったり、写真を撮影したりするなど、思い思いに植物の観察を楽しんでいました。

イベントは盛況のうちに終了し、アンケートや感想でも大多数の参加者に好評を博す結果となりました。

矢久保 教授 による特別講演

野村氏による特別講演

中山研究科長による挨拶

植物を観察する参加者

見学会における解説1

見学会における解説2