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京都大学春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。
本年が明治元年から150年の節目にあたることに因み、今回は、メインテーマを「明治時代を考える」として計3回講義を行いました。1回目の4月11日(水曜日)は小山静子 人間・環境学研究科教授による「「家」の教育から学校教育・家庭教育へ」、2回目の4月18日(水曜日)は伊藤孝夫 法学研究科教授による「裁判所の誕生-明治の裁判制度改革」、3回目の4月23日(月曜日)は藤田正勝 名誉教授による「フェノロサとケーベルと西田幾多郎 -哲学から見た明治」と題して講義を行いました。3日間で737名の参加があり、講義後には活発な質疑応答が行われました。
参加者からは、「家庭教育と「家」の教育のちがいが理解できた。学校教育の成果が家庭教育の成果にあることに気づいた」、「裁判所の歴史を日本史と共に知ることができ、理解が進んだ」、「なじみのない哲学について、趣味深く聞くことができた」などの感想が寄せられました。