京都大学地域講演会(沖縄講演会)および沖縄大文字会懇親会を開催しました。(2018年3月21日)

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地域講演会は、これまで蓄積してきた知的財産や現在進行中の教育研究活動の成果等を全国に紹介し、広く社会に還元することを目的として1997年から開催しているものです。

このたびは、那覇市の沖縄県青年会館において、京都大学沖縄講演会「“秘められた” 海底ケーブル -沖縄から見る東アジアとの関係」を開催しました。

講演会では、まず、稲葉カヨ 理事・副学長が本学を代表して開会の挨拶を行い、沖縄で開催する運びとなったことに謝意を述べました。その後の講演では、貴志俊彦 東南アジア地域研究研究所教授が、1979年に沖縄と台湾の間に開通した海底ケーブル布設から見えてくる、当時の東アジア域内の構造的変化や世界との関係性の変化について詳しく説明し、1970年代を研究することで現代が見えてくると話しました。講演会には124名の参加があり、講演後の質疑応答でも参加者がそれぞれの立場で熱心に意見を述べ、積極的に質問して意見交換を行い、本学の研究活動の一端に触れる機会となりました。

参加者からは、「国際間ケーブルの接続における政治的、地理的な背景を聞けてとても勉強になった」、「一見、技術の話かと思われたが、歴史、しかもほんの数十年前の産業史の話で、沖縄もからんで興味深かった」などの感想が寄せられました。

また、講演会終了後、同会館内において、沖縄大文字会との懇親会が開催されました。本学からは稲葉理事・副学長、徳賀芳弘 副学長、貴志教授および大学関係者が出席しました。最初に大城清 会長(医学部・1973年卒)および徳賀副学長の挨拶があり、続いて、屋比久盛敏 事務局長(農学部・1983年卒)の乾杯の発声により開宴となりました。和やかな交流が進み、全員で「逍遥の歌」を斉唱し、稲葉理事・副学長の結びの挨拶により、盛会のうちに閉会となりました。

挨拶する稲葉理事・副学長(講演会)

講演する貴志教授(講演会)

会場の様子(講演会)

集合写真(沖縄大文字会)