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人文科学研究所は、東京の一橋講堂中会議場において第13回TOKYO漢籍SEMINARを開催しました。
本セミナーの目的は、人文科学研究所が80年余にわたって蓄積してきた中国学研究の成果をわかりやすく紹介し、多くの人々に漢籍、ひいては漢字文化全般に関心を深めてもらおうとするものです。第13回となる今回は「中国近代の巨人とその著作」をテーマとして開催し、計157名が参加しました。
はじめに岡村秀典 東アジア人文情報学研究センター長の開会挨拶があり、続いて、村上衛 人文科学研究所准教授より「士の「家計簿」-曾国藩の著作より」、森川裕貫 人文科学研究所助教より「蔣介石と『中国の命運』」、石川禎浩 人文科学研究所教授より「毛沢東-書家として、詩人として」と題した3講演を行いました。
終了後のアンケートでは、「身近な中国近現代史の一コマがリアルでした」、「家計さらに政治家の著作のような個人性の強い資料によって歴史上の出来事の詳細が感じられるところが面白かった」といった感想が寄せられるなど、参加者にとって有意義な機会となりました。
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