高大接続・入試センターでは、「平成29年度高大連携事業 学びコーディネーターによる出前授業・オープン授業」を開始しました。
この事業は高大連携事業の一環として行われたもので、本学大学院生やポストドクターらを「学びコーディネーター」として高等学校に派遣して授業を行う「出前授業」、本学を訪問した高等学校の生徒達に対し授業を行う「オープン授業」の二つがあります。
9月5日に行われた今年度第1回目となる出前授業では、本郷峻 霊長類研究所研究員が埼玉県立羽生第一高等学校に赴き、1・2年生35名を対象に「サルにも社会がある?」をテーマに授業を実施しました。
9月15日に行われたオープン授業では、本郷研究員が来学した東京都立富士高等学校1年生35名に対し、同テーマにて授業を実施しました。他の霊長類と比較して明らかになるヒトの社会の特徴について、積極的に質問を生徒になげかけながら授業を行いました。また研究対象であるマンドリルの生態についても、実際の調査風景の写真や映像を交えて紹介しました。授業終了後には、入試企画課職員による大学紹介があり、本学の歴史や教育研究施設、京都での学生生活等について説明しました。
これまで学びコーディネーターとして授業を担当した大学院生やポストドクターは、研究内容の魅力を高校生にもわかりやすく伝えることができるように、それぞれ工夫したプレゼンテーションを行い、出前授業やオープン授業における経験を今後の教育研究活動にも活かしていきたいと意欲を高めています。
受講した高校生たちが、これを機会に高等学校での学びの大切さを実感していただくとともに、将来の進路に対する意識や本学への関心が高まることを期待し、今後も出前授業、オープン授業に取り組んでいきます。
出前授業の様子