2016年4月に設置された本学国際教育委員会を中心として、留学支援ネットワークが発足しました。その活動内容は、留学支援に係る本学の教育の国際化の推進に当たり、全学的な取組みと各部局の取組みの密接な連携を図るため、そのチャネルとなり、学生派遣・留学生受け入れに関する事項、関係情報の収集、共有および発信等を行い、双方向的なネットワークを構築することとしています。
活動のキックオフとして、国際科学イノベーション棟シンポジウムホールにてワークショップを開催し、「日本人学生の派遣に係る課題について」という全体テーマのもと、講演およびグループディスカッションを行いました。本学教職員や学生に加えて、他大学職員、留学関係企業等約80名が参加しました。
国際教育委員長の川添信介 理事・副学長が開会の挨拶を行い、本学の留学支援の現状や同ネットワークに望まれることについて話しました。基調講演では縄田栄治 農学研究科教授が「本学留学派遣の現状と学生の動向」と題し、最新の留学派遣の経験から、具体的な事例を提供しました。招待講演では 有川友子 大阪大学国際教育交流センター長をお迎えし、「留学生を支援するということ -受け入れ側として、送り出す側として-」と題し、学生のメンタルヘルスの面からも貴重なお話しをいただきました。
午後は三つのテーマ(「ヘルスケア」、「留学の学習計画と効果の最大化」、「キャリアデザインにおける留学の位置づけ」)に分かれ、グループディスカッションを行いました。どのグループでも活発な議論が行われ、最終のグループ発表は大いに盛り上がりました。阪上優 環境安全保健機構健康科学センター准教授の総括ののち、森眞理子 国際教育支援室長による閉会の挨拶では、ネットワークの今後の活動について言及され、ワークショップは盛会のうちに終了しました。