「平成27年度 大学間学生交流協定による短期留学プログラム(通称:東アジア超短期留学プログラム)」の一環として、中国・浙江大学スプリングスクールを開催しました
このスプリングスクールは、本学の協定校である浙江大学の協力により行われる、中国語講座、文化体験、学生交流を重視した2週間のプログラムです。2015年度は12名の本学学生が参加しました。浙江大学と本学との良好な協力関係のもと、6年連続で開催され、これまで合計73名の学生を派遣してきました。
中国語の授業では、参加者のレベルに応じたクラスに分かれ、世界各地からの留学生と一緒に講義を受けました。中国語を勉強するとともに、世界各地の学生と交流する機会に恵まれました。さらに、中国語文化講座、杭州市の市街ツアーなどの文化体験活動も提供されました。
また、農業問題等について、浙江大学学生との合同セミナー英語で実施し、近藤直 農学研究科教授の司会のもと活発な議論が行われました。阿莉塔 浙江大学外語学院准教授の授業に参加し、多くの浙江大学学生と日中文化、日常生活、大学生活、食文化、就職活動などのテーマを巡って、議論を行い、交流を深めました。
今回の経験を生かし、各参加者が今後に大いに貢献していくことを期待します。
参加学生の報告
浙江大学スプリングスクール 班長
経営管理教育部修士1回生 武久 美優
(報告会実施日: 2016年3月25日(金曜日))
この春休み、京都大学の留学プログラムの一環として、中国・浙江大学スプリングスクールが開催されました。これは、京大の学生が2週間にわたり杭州の浙江大学に滞在し、中国語学習や文化交流、学生交流を行う短期留学プログラムです。
2015年度は学部1年生から博士課程に至るまで12名の学生が参加し、各々が学び多き2週間を過ごしました。
中国語学習においては、参加者が自分のレベルに応じたクラスに配属され、他の留学生と共に毎日授業を受講しました。授業はリスニングや口語表現など、複数の科目から構成されており、体系的に中国語を学ぶことが出来たほか、異なる国々の背景を持つクラスメート達との交流を通して、異文化への学びも得ることが出来ました。
加えて、滞在中は様々な交流プログラムにも参加しました。現地の日本語学科の学生と、双方の国の文化について自由に議論を行ったり、農学部を訪問し、日本の農業問題について発表・意見交換を行ったりしました。現地学生との交流を通して、中国の文化や歴史、社会についての見聞を広めることができたほか、我々の住む日本についても、新たな視点から見つめ直すことが出来たと感じています。
さらに、休日には、蘇州や上海などの周辺地域まで足を延ばし、街や史跡などの観光を通じて、中国の歴史や文化を生で感じました。これらの旅行の中では、実際に自分たちで街中を散策する中で、日本との差異を多く実感しました。建築物の建て方や食べ物の味などの分かり易い違いから、コミュニケーションのやり方などの目に見えない差異まで、あらゆる場面で「異文化」を感じ、実際に驚きや困難を伴ってそれらを体験したことで、学びや理解をより深めることが出来ました。
以上のように、語学や文化について、現地で様々な経験・交流を通じて自分たちの知見を広めることができ、かけがえのない貴重な学びとなりました。
「大学間学生交流協定による短期留学プログラム(通称: 東アジア超短期留学プログラム)」について
本学では、本学学生が各国の大学生との交流を深め、国際性を涵養し、外国語運用能力を向上させる機会として、「大学間学生交流協定による短期留学プログラム」を、年間7プログラム実施しています。本プログラムは、本学と派遣先大学との大学間学生交流協定に基づき、原則として学費免除で行われ、派遣された本学学生は、交換留学生と同等の身分で受け入れられます。平成27年度は、「大学の世界展開力強化事業 -ASEAN諸国等との大学間交流形成支援-「開かれたASEAN+6」による日本再発見-SENDを核とした国際連携人材育成」、JASSO奨学金(重点政策枠)、「留学生受入拠点整備事業」および「京都大学若手研究者海外派遣事業 ジョン万プログラム」の支援を受けて行われました。