「京都大学若手人材海外派遣事業 ジョン万プログラム」研修参加職員による帰国報告会を、本部棟5階・大会議室において開催しました。2013年度より国際戦略の一環として実施し、京都大学の改革と将来構想「WINDOW」に掲げる「研究支援体制の充実」に寄与するジョン万プログラム(職員派遣)で2014年度下半期~2015年度上半期に参加した事務職員が、研修内容、現地での生活およびその成果報告を行いました。
なお、今回からの新たな試みとして、報告会の様子はテレビ会議システムにより本学の桂地区、宇治地区およびASEAN拠点に遠隔中継され、総勢約100名の事務職員等が報告会に参加しました。
まず、清木孝悦 理事が開会の挨拶をし、世界に開かれた研究大学を支える事務職員の国際化が不可欠であることを熱く語りました。続いて、長期派遣プログラム帰国報告として、平成26年8月から本年9月まで、米国・ワシントンの日米研究インスティテュート(USJI)およびS&R財団に派遣された、飛田絢子 企画・情報部国際企画課主任が、その研修内容等について発表を行いました。
引き続いて、本学の全学海外拠点における研修内容・活動実績について、約3ヶ月(ただし、2015年度上半期は約6ヶ月)にわたり、欧州拠点ハイデルベルクオフィスへ派遣された荒木拓也 財務部財務課掛員と吉松優希 北部構内事務部国際室掛員および清水美幸 教育推進・学生支援部教務企画課掛員、ASEAN拠点へ派遣された戸谷向平 物質-細胞統合システム拠点(iCeMS)事務部掛員と中久保愛 医学部附属病院医療サービス課掛員および北脇舞 総務部総務課掛員が、それぞれ発表を行いました。
さらに、日本学術振興会(JSPS)バンコク研究連絡センターに2012年10月~2015年9月まで赴任した、山田大輔 企画・情報部国際企画課掛長が、同センターにおける活動実績および本学ASEAN拠点との連携について発表を行いました。
いずれの発表においても今回の研修を通じて得た新鮮な知見や気づきが紹介されました。また今回が初めての海外滞在という派遣者も多く、海外研修という大きな挑戦で生じた困難をどう克服して成長したかが、如実に分かる発表内容でした。
各発表後の質疑応答では、現地での活動内容の詳細をはじめ、海外から見た本学に求められることに関して、積極的な意見交換が行われました。研修参加職員は、ぜひ自分たちの後に続いて海外に挑戦し、現場での実務経験を通じて、異文化を理解するとともに国際感覚を磨いてほしいというメッセージを送りました。
関連リンク
- 若手人材海外派遣事業 ジョン万プログラム
http://www.john-man.rp.kyoto-u.ac.jp/staff/index.html