女子学生チャレンジプロジェクトとは
本学では、ダイバーシティ&インクルージョン推進の一つの取組として、研究活動においても、女子学生が今よりもましてリーダシップやイニシアティブを発揮できる環境づくりを目指しています。
本事業は、女子学生が、自らの好奇心や探求心を核としつつ、自分とは異なるさまざまな視点から議論し協働するプロセスの経験を通じて、研究の面白さに気づき、新しい課題にチャレンジする活動に助成金を支給するものです。
2024年度募集について
※ 募集は終了しました。
募集要項・申請書
※提出に際して、応募調書のファイル名末尾に申請者氏名を加えてください。
応募資格
京都大学の正規課程の女子学生(学部学生又は大学院生)をチームリーダーとする2名以上で構成するグループ
奨学金
1件につき上限100万円
活動期間
2024年7月1日(月曜日)~2025年2月28日(金曜日)
応募期間
2024年5月13日(月曜日)まで
提出方法
以下、応募フォーム(Googleフォーム)にアクセスし、申請者情報を記入の上、応募調書をアップロードして、提出してください。
令和6年度女子学生チャレンジプロジェクト応募フォーム/FY 2024 Women Scholar Challenge Project Application Form
※提出に際して、応募調書のファイル名末尾に申請者氏名を加えてください。
問い合わせ先
京都大学人事部職員育成課ダイバーシティ推進室
Tel: 075-753-2059
E-mail: g-e*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
2024年度採択結果
今年度は31件の多岐にわたる興味深いテーマの応募があり、書類選考の結果、12件が二次審査に進みました。最終的に採択された5件のテーマは、ユニークな課題設定とその解決に向けた挑戦的な取組である点が高く評価されました。
氏名 | 所属・学年 | テーマ |
---|---|---|
松尾 香奈 | 人間・環境学研究科 博士後期課程2年 |
障害・難病のある女性研究者によるフィールドワーク論の構築 |
桧山 きらら | 医学研究科 博士後期課程1年 |
難病患者と家族の社会的孤立・孤独対策としてのネットワーク構築を目指す ―難病と共生できる社会へー |
田中 花音 | 地球環境学舎 博士後期課程1年 |
「日本のダーヴィン」駒井卓資料のアーカイブ実践 ー研究者資料における一元的なアーカイブズ手法の確立を目指してー |
吉良 花蓮 | 医学部 4年 |
女性医学研究者のキャリア開拓プロジェクト |
清水 愛花 | 工学部 1年 |
低気圧下におけるプラズマ光線形状決定機構の特定 |
(参考)2023年度採択結果
初年度である2023年度は、当初の予想を上回る55件の応募がありました。学内選考の結果13組が二次審査のプレゼンテーションに進み、最終的に6組が採択されました。
採択された取組は、研究計画、チーム編成の両面で大変よく練られており、かつユニークな課題設定とその解決に向けたチャレンジングな取組である点を高く評価しました。
氏名 | 所属・学年 | テーマ |
---|---|---|
浅岡 由衣 | 理学研究科 博士後期課程3年 |
国内の食物依存症の実態調査 |
阿部 玲華 | 工学部4年 | 女子の工学部への興味を促進するワークショップ設計のための「AIAM心理モデル」の構築」 |
磯部 よつ葉 | 医学研究科 博士課程2年 |
難病女性患者のリプロダクティブ・ヘルスを考える ―就労世代の視点から― |
大坪 雅 | 理学研究科 博士後期課程2年 |
全階層統合生態学の研究 ―遺伝子から生態系をつなぐことで拓かれる生態学の未来― |
KIM SUHYUN | 文学研究科 博士後期課程3年 |
国際フォーラム:女性映画産業従事者の声を聞く―日本と韓国の映画製作労働環境と動向― |
西村 陽菜 | 文学研究科 修士課程1年 |
薬用作物栽培における課題・価値の再発見と地域社会での共有 ―生産現場の当事者的・総合的理解を基盤に― |