「京都大学男女共同参画推進アクション・プラン」決定に当たっての談話 (2009年3月11日)

第25代総長 松本 紘

松本総長 本学では、「京都大学における男女共同参画(基本理念・基本方針)」に基づき、男女共同参画の一層の推進に向けて、このたび「京都大学男女共同参画推進アクション・プラン」を決定しました。

 本アクション・プランは、「多様性こそが今後の教育・研究の活力の源泉であるとの信念の下、男女共同参画を推進し、女性教職員や女子学生を含めた多様な人材がいきいきと活躍できる環境を構築する」ことを目指し、

  • 大学の意志決定組織での女性比率を高めるよう努めること
  • 教員・研究員の採用・昇任の際に、女性であることのみを理由とした不利益な評価がなされないよう確認していくこと
  • 本学が全国に先駆けて実施している病児保育制度や待機乳児保育制度、実験研究補助者制度などの支援事業を継続し、男女ともに教育研究と家庭生活が両立できるような環境整備をしていくこと

などを掲げています。
  4月からの5年間、本アクション・プランに沿って、女性が存分に能力を発揮できる大学となるよう、さらに努力していきます。

  京都大学の女性教員、大学院博士課程に在籍する女子学生は徐々に増えていますが、さらに女性研究者数を増やすためには、意欲ある、研究に高い志をもった女性研究者の方々にたくさん応募していただく必要があります。
  京都大学では、女性研究者の優れた研究成果を顕彰して意欲を高め、また、種々の支援策を実施し、将来を担う優れた女性研究者を育成していきます。研究者の採用に当たっては、公正な評価に基づき採用します。
  本アクション・プランの公表に当たり、改めて、全国の意欲・能力にあふれた女性研究者の方々に対して、積極的に京都大学に応募していただくよう広く呼びかけます。

関連リンク

京都大学男女共同参画推進アクション・プランについて (2009年3月11日)