京都大学名誉フェローの称号授与について
平成25年3月19日に制定された称号で、本学の国際交流に寄与した功績が特に顕著である者、本学に教職員、学生等で所属または在学した者であって、特に優れた業績により国内外で高い評価を受けた者、本学の運営および経営に特に顕著な貢献があった者、またはその他総長が特に顕彰することが必要と認める者を対象とし、推薦に基づいて総長および理事で構成する会議の議を経て、総長が授与を決定します。
第5号
氏名 | 柳井 正 |
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国籍 | 日本 |
授与時の年齢 | 71歳 |
授与決定年月日 | 令和2年6月29日 |
授与時の所属等 | 株式会社ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 |
授与理由 | 2020年に柳井正 氏より、本学が誇るノーベル賞受賞者の本庶佑医学研究科附属がん免疫総合研究センター長および山中伸弥iPS細胞研究所長に、寄附いただいた。 |
第4号
氏名 | 船井 哲良 |
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国籍 | 日本 |
授与時の年齢 | 87歳 |
授与決定年月日 | 平成26年9月8日 |
授与時の所属等 | 船井電機株式会社 取締役会長 |
授与理由 | 2005年に船井哲良氏より、教育研究環境の充実に寄与することで我が国の学術研究の発展や今後期待される日本産業の競争力強化に貢献したいと、「船井哲良記念講堂」および「船井交流センター」を寄附いただいた。両施設は2007年度に完成し、学会・講演会・シンポジウムの開催のほか、共同研究施設や実験施設における共同研究の実施により、本学に蓄積された知の資産と伝統を社会に開くことで研究を活性化させ、高度で先端的な研究の推進を先導すべく、知の融合・交流の場としての役割を担っている。 また、2012年に「京都大学大学院思修館」の目的等に共鳴され、合宿型研修施設の建設費を寄附いただいた。 この寄附を通して、思修館が目的とする国際社会でグローバルリーダーとして活躍できる人材の育成の場として学生が24時間起臥を共にし、異文化・異分野出身の学生同士や教員との議論を通じて多様な思考と実践力を身につけさせる学習環境整備に寄与することが期待される。 このように、国際的な学術研究の交流の場と研究成果の発信の場を新たに本学に配することができ、結果、本学の学術研究が発展・推進したことから、本学の運営および経営に特に顕著な貢献があったと認め、名誉フェローの称号を授与することとなった。 |
第2号
氏名 | 稲盛 和夫 |
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国籍 | 日本 |
授与時の年齢 | 81歳 |
授与決定年月日 | 平成25年7月23日 |
授与時の所属等 | 京セラ株式会社 名誉会長、公益財団法人稲盛財団 理事長 |
授与理由 | 2007年に公益財団法人稲盛財団より、国際社会において21世紀のさらなる学術・文化の発展に貢献していくため、「稲盛財団記念館」を建設・寄附いただいた(2008年竣工)。 同館にはアジア・アフリカ地域研究研究科、東南アジア研究所等が入居し、アジア・アフリカ地域をはじめとする世界的地域研究の拠点が形成されることとなった。 このように、国際的な学術研究の交流の場と研究成果の発信の場を新たに本学に配することができ、結果、本学の学術研究が発展・推進したことから、本学の運営および経営に特に顕著な貢献があったと認め、名誉フェローの称号を授与することとなった。 |
第2号
氏名 | 山内 溥 |
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国籍 | 日本 |
授与時の年齢 | 85歳 |
授与決定年月日 | 平成25年7月23日 |
授与時の所属等 | 任天堂株式会社 相談役 |
授与理由 | 2006年に医学部附属病院に対して、「大学病院の使命にふさわしい病棟を」という趣旨で病棟建設費を寄附いただいた。これにより、高度先進医療・最先端医療を実践する病棟「積貞棟(せきていとう)」を建設した(2010年竣工)。 この病棟の建設により、医学部附属病院の医療の質的向上の推進が図られ、結果、病院経営の安定に繋がったことから、本学の運営および経営に特に顕著な貢献があったと認め、名誉フェローの称号を授与することとなった。 |
※ 第2号については五十音順
第1号
氏名 | アウン・サン・スー・チー Aung San Suu Kyi |
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国籍 | ミャンマー連邦共和国 |
授与時の年齢 | 67歳 |
授与決定年月日 | 平成25年4月9日 |
授与時の所属等 | ミャンマー連邦共和国 連邦議会 下院議員、国民民主連盟(NLD)議長 |
授与理由 | アウン・サン・スー・チー氏は、1985~86年に東南アジア研究センター(現 東南アジア研究所)に外国人研究員として在籍され、石井米雄教授の指導のもと、父アウンサン将軍についての研究に従事された。 本学に研究員として在籍した同氏が、「民主主義と人権回復のための非暴力闘争」という業績によりノーベル平和賞を受賞される等、国内外で高い評価を受けたため、名誉フェローの称号を授与することとなった。 |