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◆2006年3月31日
医学部附属病院 劇症肝炎および遅発性肝不全に対する組換えヒト肝細胞増殖因子(HGF)の第I・II相医師主導型治験 1例目の患者治療終了(国内初の医師主導治験)

 昨年8月24日に、記者会見を通して肝細胞増殖因子(HGF)を使って劇症肝炎の患者の肝臓を再生させる世界初の治療についての臨床試験(治験)を9月から実施することを発表した。
 これまで新薬の治験は企業主導であったが、2003年の薬事法改正で医師主導が可能となり、国内外の未承認薬を使っては国内では初めての例となる。

 2007年の6月までに、16人の劇症肝炎患者について実施する予定であり、HGFを投与することにより対象疾患の進展を阻止し、肝再生を促進することで生存率を高めることができるかを検証していくものである。

 3月31日の記者会見で、亜急性型劇症肝炎の患者さんに1例目の治療を行ったと発表。1例目の患者さんは、地元の病院へ再転院した後、容態が悪化して亡くなられた。

 本学の医学部、当院の4人で構成される独立データモニタリング委員会のメンバーが、すべてのデータに基づき安全性と治療効果を評価し、今回のHGF投与と直接結びつくような腎機能の悪化などはなかったため、計画している16例で判定したいとしている。
●写真   ●ニュースリリース  

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◆2006年3月31日
宇宙を満たす冷たい素粒子を地上低温実験で探す

 最新の観測結果に基づく宇宙論によると、宇宙にはその全エネルギー密度の23%をも担う“ダークマター”と呼ばれる正体不明の物質が存在することが分かってきました。
 ダークマターの正体を明らかにすることは、素粒子物理・宇宙物理の最重要課題です。ダークマターの最有力候補のひとつとして、時間反転対称性に関わる未発見の素粒子“アクシオン”が挙げられます。アクシオンは、湯川がその存在を予言したπ中間子とよく似た性質を持ちながら、遥かに軽く宇宙年齢よりも長寿命と予想されています。
 新実験棟では、リドベルグ原子を用いた高感度検出装置でダークマター・アクシオンを探索します。
 これまで化学研究所において研究の推進に活用されてきたアクシオン探索装置CARRACKを吉田地区北部構内の低温物質科学研究センター隣に完成した新実験棟へ移設します。全学共同利用の低温物質科学研究センターを核に新しい研究チームを形成し、アクシオン探索を行うとともに低温環境下での表面物性科学や空洞量子電磁気学の実験的研究も展開します。
 落成式における総長祝辞として、京都大学の特色の一面でもある未知の問題に挑戦する基礎研究分野の研究者たちへの激励とともに、新実験棟と装置が研究・教育の面で活かされて、今後いい成果が得られることへの期待が述べられました。
●写真   ●総長の挨拶  

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◆2006年3月30日
アフリカ、ケニア2大学副学長が表敬訪問

 Nick Gatheru Wanjohiジョモ・ケニヤッタ大学学長とEverett Maraka Standaケニヤッタ大学学長が尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、Wanjohi学長から中川博次京都大学名誉教授の貢献により、ジョモ・ケニヤッタ大学が設立されたことに対して謝辞が述べられました。
 また両学長より、JICAのサポートによりアフリカ人造り拠点プロジェクト(AICAD)が立ち上がり5年が経過しましたが、アフリカの貧困改善のために今後も協力をしてほしいと依頼がありました。
●写真  

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◆2006年3月29日
生存基盤科学研究ユニット長に井合教授を選出

 研究所長会議は、初代生存基盤科学研究ユニット長に井合 進(イアイ ススム)防災研究所教授(地盤地震工学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●生存基盤科学研究ユニットのホームページ  

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◆2006年3月29日
次期理事就任予定者を内定

 教育研究評議会において国立大学法人法第13条の規定による理事候補者が承認され、西村 周三(ニシムラ シュウゾウ)経済学研究科教授が内定しました。国際交流・情報基盤を担当し、任期は平成18年4月1日から平成20年9月30日までです。

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◆2006年3月28日
京都大学情報環境機構長に松山教授を指名

 尾池総長は、情報環境機構長に松山 隆司(マツヤマ タカシ)情報学研究科教授を指名しました。(再任)任期は平成18年4月1日から2年間です。
●情報環境機構のホームページ  

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◆2006年3月28日
京都大学高等教育研究開発推進機構長に西田教授を指名

 尾池総長は、次期高等教育研究開発推進機構長・副学長に西田 吾郎(ニシダ ゴロウ)理学研究科教授を指名しました。任期は平成18年4月1日から1年間です。
●高等教育研究開発推進機構のホームページ  

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◆2006年3月28日
副学長(桂キャンパス整備・運営担当)に西本工学研究科長を指名

 尾池総長は副学長(桂キャンパス整備・運営担当)に西本 清一(ニシモト セイイチ)工学研究科長を指名しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。

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◆2006年3月28日
京都大学高等教育研究開発推進センター「第12回大学教育研究フォーラム」を開催

 高等教育研究開発推進センターでは、特色ある大学教育支援プログラム「相互研修型FDの組織化による教育改善」の一環として3月27日(月曜日)-28日(火曜日)、吉田キャンパス吉田南1号館および百周年時計台記念館において、第12回大学教育研究フォーラムを開催しました。

 初日の特別講演では井村 裕夫元京都大学総長により「日本の高等教育の課題」と題し知識社会における大学のあるべき姿に関する講演がありました。引き続きシンポジウムでは、「FDの新たな組織化をめざして-教員、学生、事務職員-」をテーマに、尾池 和夫総長、林 哲介センター長の挨拶に続き、安永 悟久留米大学文学部教授・教育・学習支援センター長、神保 啓子名城大学学務センター教職課程・学芸員担当主事、林センター長、田中 毎実高等教育研究開発推進センター教授の4氏によるパネルディスカッションがあり、その後、会場と活発な意見交換がなされました。

 一方、個人研究発表では2日間にわたり13の会場で、大学教育改善の実践研究に関する発表が計49件おこなわれました。小講演では本学の荒木 光彦副学長・大学院工学研究科長、玉 真之介岩手大学副学長、宇佐美 寛千葉大学名誉教授を始め、計9名による講演が行われました。

 フォーラム最後のラウンドテーブルでは、「相互研修型FDの組織化による教育改善(中間報告第3回)」などをテーマに、大学教育の最新の知見と実践に関して、各会場で討論が交わされました。

 このフォーラムには2日間で学内外の大学関係者計503名の参加者があり、本学および全国の大学の教育改善のためのリソースが集積したといえます。また1日目終了後開催された懇親会にも多くの参加者があり、一層の交流を深めるなど、盛会のうちに終了しました。
●写真  

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◆2006年3月27日
「素粒子の世界を拓く-湯川秀樹・朝永振一郎生誕百年記念-」展示会の開会式・内覧会を開催

 2006年3月31日に朝永振一郎博士の、2007年1月23日には湯川秀樹博士の、それぞれ生誕百年を迎えるにあたり、国立科学博物館、京都大学、筑波大学、大阪大学の主催で、「素粒子の世界を拓く-湯川秀樹・朝永振一郎生誕百年記念-」展示会を開催します。
 
 この展示会は、1949年に日本で初めてノーベル賞を受賞した湯川秀樹博士と、1965年にノーベル賞を受賞した朝永振一郎博士の、物理学の研究と日本の科学の発展につくされた業績をひろく知っていただくために企画されました。
 
 東京・上野の国立科学博物館で行われた開会式では、佐々木正峰国立科学博物館館長、尾池和夫京都大学総長、岩崎洋一筑波大学学長、宮原秀夫大阪大学総長、結城章夫文部科学事務次官の挨拶に続き、テープカットが行われ開会を祝いました。

 その後の内覧会では、財団法人湯川記念財団理事長でもある佐藤文隆京都大学名誉教授が、両博士の誕生からの生い立ちや研究内容などを記したパネル約50点、ノーベル賞メダル(複製)や論文などの展示物約300点の一部を紹介するなど、両博士の偉業を回顧する内覧会となりました。
 
 なお、東京・上野での展示会は3月26日(日曜日)から5月7日(日曜日)まで開催され、その後には、筑波大学、京都大学、大阪大学の順に開催が予定されています。
●写真1   ●写真2   ●総長の挨拶

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◆2006年3月24日
平成17年度卒業式を挙行

 京都大学は、総合体育館において、午前10時から、沢田元総長、長尾元総長、名誉教授、副学長、各学部長、各部局長の列席を得て卒業式を挙行しました。今年度の卒業生は2,732名です。
●写真   ●総長の式辞   ●卒業生数

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◆2006年3月24日
「研修医(1年次)オリエンテーション」を実施

 3月22日から24日にかけて、1年次の医科研修医及び歯科研修医 約80人を対象としたオリエンテーションを実施しました。
 この研修に先立ち、内山病院長より挨拶があり、今後の研修を通して、大学病院という高度な医療を提供する病院において、全人的な幅広い診療能力を身に付けること、安全な医療を行うために基本姿勢を習得すること、いつも初心を忘れることの無いようにして欲しいこと等を話されました。
 この後、医学教育推進センターの森本講師より、診療記録の書き方から個人情報保護に関すること、また、研修開始にあたり、検査結果よりも、目の前にいる患者さんの状態をよく診て判断できる医者になるための心構えについて話がありました。
 検査オーダーの手順など院内のシステムについての研修があった他、実技指導を取り入れることにより少しでもスキルアップを図るため、今回から新しい取組として、身体診察・採血・点滴スキルラボを取り入れ、実際に研修医が実技の訓練を行いました。また、安全管理室からは点滴業務におけるダブルチェックの手順、5つのR(1.正しい患者、2.正しい薬剤、3.正しい量、4.正しい方法、5.正しい時間)について確認すること、安全な医療を提供していくためにはスタッフみんなで協力していくことが何よりも大切であること等、医師としての研修の第一歩が始まりました。
●写真  

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◆2006年3月24日
第6回総長ランチミーティングを開催

 尾池 和夫 総長、松本 紘 理事(研究担当)等が昼食時間を利用して部局を訪問し、部局の若手研究者等と、フリートーキングの形で意見交換を行う「総長ランチミーティング」が、放射線生物研究センターで行われました。
 今回のミーティングには14名が出席し、全国共同利用研としての問題点、定員問題、本部から発信する情報の伝達方法、非常勤研究員制度、研究科との協力関係、大型研究用機器類の共同利用施設の設置等について、限られた時間の中で、意見交換がなされました。
●写真   ●総長ランチミーティングとは  

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◆2006年3月23日
修士学位授与式を挙行

 総合体育館において、午前10時から沢田元総長、副学長、各研究科長の列席を得て修士学位授与式を挙行しました。
 今回学位を授与されたのは、京都大学修士 2,139名、社会健康医学修士(専門職) 33名、法務博士(専門職) 134名です。

 法務博士(専門職)の学位授与は今回が初めてとなります。
●写真   ●総長の式辞   ●修士学位授与者数一覧

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◆2006年3月23日
住友信託銀行株式会社京都支店からのプラズマテレビ寄贈について

 この度、住友信託銀行株式会社京都支店から、プラズマテレビ(松下電器42型テレビ)寄贈の申し出があり、田中 一光京都支店長から木谷 雅人理事へ目録の贈呈が行われました。
 テレビは百周年時計台記念館の「京都大学サロン」内に設置し、京都大学を紹介する映像等を放映することになります。
●写真  

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◆2006年3月23日
博士学位授与式を挙行

 尾池総長、丸山、東山、松本各副学長、各研究科長の列席を得て、博士学位授与式を挙行しました。授与式では、尾池総長から博士学位を取得された方それぞれに学位記が授与された後、式辞が述べられました。
 今回、学位を授与されたのは、課程博士487名、論文博士79名の合計566名です。
●写真   ●総長の式辞   ●博士学位授与者数一覧

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◆2006年3月23日
中国、駐日本大使館公使参事官が表敬訪問

 李東翔駐日本大使館公使参事官(教育担当)が、尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、中国から多くの研究者と留学生を受け入れていることに対して謝辞が述べられました。
 また今年5月西安で開催される日中学長会議に出席依頼がありました。
京都大学はその会議に併せて南京大学との大学間学術交流協定の調印を予定しています。
●写真  

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◆2006年3月21日
平成18年度入学者選抜学力試験(後期日程)合格者の発表

 京都大学の各学部は、3月21日、正午に、平成18年度入学試験(後期日程)合格者を、各学部所定の掲示場に受験番号を掲出して発表を行いました。後期日程の合格者は合計390名です。
●「平成18年度入学者選抜学力試験(後期日程)合格者」発表の概要    ●平成18年度入学者選抜学力試験合格者数   ●写真

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◆2006年3月20日
第一回「京都大学総長賞」授賞式

 学業、課外活動、各種社会活動等において、京都大学の名誉を高めた学生と学生団体を表彰する「京都大学総長賞」が創設され、この度、第1回の表彰式を附属図書館で執り行いました。同賞の選考は学生や教職員からの推薦をもとに、東山紘久副学長らでつくる「学生表彰専攻委員会」によって行われ、今回の受賞は学業分野2、科学活動分野8、社会活動分野1の合計11の個人・団体に決定しました。

 受賞者には、尾池和夫総長からお祝いの言葉とともに京都大学書道部の筆による表彰状のほか、京都大学の学生グループ「りんず」が手がけた京都象嵌が施された副賞の時計が贈られました。
●第一回「京都大学総長賞」受賞者一覧   ●写真   ●尾池総長の挨拶

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◆2006年3月17日
医療技術短期大学部卒業式並びに修了式の挙行

 医療技術短期大学部では、午前10時から今年度の卒業式並びに修了式を挙行しました。

 今年度の卒業生は、看護学科85人、衛生技術学科35人、理学療法学科18人、作業療法学科22人、並びに修了者は専攻科助産学特別専攻20人の計180人であった。専攻科がまだ残っていますが、学長が出席する従来の形式の卒業式は今回で最後となります。
●写真   ●尾池総長の挨拶  

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◆2006年3月17日
京都大学がインドネシア科学院(LIPI)と学術交流協定を締結

 京都大学は、インドネシア科学院(LIPI)と学際的研究、シンポジウム共催、国際共同研究等を通じて、両機関間の協力を強化、拡大することに合意し、京都大学にて、本学尾池総長とインドネシア科学院(LIPI)Umar Anggara Jenie長官の署名により調印式が行なわれました。
    
 インドネシア科学院(LIPI)は、インドネシアの科学技術を統括する国立機関であり、同国において最も重要な高等研究機関です。自然科学から社会科学まで、インドネシアの科学技術全般についてもっとも優秀な研究者をそろえています。本協定を締結することにより、東南アジア地域研究ネットワークの強化が図られ、東南アジアにおける海外研究基盤の拡充にとって大きな成果が期待されます。

 30年以上に渡る京都大学の複数部局とインドネシア科学院(LIPI)との間で取り組んできた交流の実績を踏まえて、今回学術交流協定の締結に至りました。京都大学は現在69件の協定を海外の大学と締結していますが、今回のような高等研究組織との締結は初めてのケースとなります。

 両機関は、今回の交流協定の調印により、新しい包括的な協力関係を築いていくことになります。本学とインドネシア科学院(LIPI)は、これまでも文理融合型学際的地域研究や東南アジア熱帯域の森林資源に関する共同研究を行なってきましたが、今後はこれらの実績に基づき、新たな共同研究やシンポジウム実施等を通して、学術研究の増進と先進的な高度の研修、教育活動の強化を図ります。

 京都大学は今後も、日本国内はもとより、海外の高等研究教育機関との連携強化を進めることにより、人類が直面する地球的課題に対して学問的に取り組むことを目指しています。
●写真   ●尾池総長の挨拶   ●ニュースリリース

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◆2006年3月17日
「大学国際交流担当者ワークショップ」を開催

 3月16日(木曜日)、17日(金曜日)の2日間、新都ホテルにて「大学国際交流担当者ワークショップ-大学の更なる国際化に向けて-」を開催しました。アジアから復旦大学、香港科技大学、韓国科学技術院、カセサート大学、南京大学、シンガポール国立大学、浦項工科大学、ソウル大学校、台湾大学、清華大学(北京)、清華大学(新竹)、中国科学技術大学の12大学と、京都の同志社大学、立命館大学、京都工芸繊維大学の国際交流・留学の実務責任者が参加し、横山俊夫国際交流推進機構長の挨拶の後、国際交流の現状と今後の課題について意見交換を行いました。
 各セッションでは、交流協定に基づく学術協力の促進、外国人学生に対する望ましい学習・研究環境の提供やリスクアセスメント、大学の国際政策立案と担当部局の役割、国際交流担当事務職員の育成などをテーマに各大学の報告と活発な討論が行われました。国際交流の推進を図る上で問題となる点などについて国際交流の実務責任者が意見交換することにより、参加各大学における国際活動の質が高められるとともに、京都の諸大学とアジアの主要大学との間の交流が更に活発化することが期待されています。
●写真   ●ニュースリリース  

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◆2006年3月16日
京都大学附置研究所・センター主催シンポジウムを開催

 京都大学に附置された17の研究所および研究センター主催によるシンポジウムが、読売新聞社後援により東京・品川インターシティホールにて開催されました。

 総合テーマ「京都からの提言-21世紀の日本を考える(第1回)」のもと、午前は「危機をいかに乗り切るか?」をサブテーマに、河田 惠昭 防災研究所所長が「首都直下型地震の被害と減災戦略」、佐和 隆光 経済研究所所長が「日本の『構造改革』-何処をどう変えるべきか」と題した講演を行いました。

 午後からは「東アジアといかに向き合うか?」をサブテーマに、金 文京 人文科学研究所所長が「東アジア共同体は可能か?-日・中・韓三国の歴史問題をめぐって」、濱下 武志 東南アジア研究所教授が「躍動するアジアと21世紀の日本-日本はアジアを越えられるか」と題した講演を行いました。

 そのあと、田中 耕治東南アジア研究所所長の司会によるパネルディスカッション「東アジアと日本」が、午前・午後の講演者4名に淺田 彰 経済研究所助教授、清川 雪彦 一橋大学経済研究所教授、斎藤 治 読売新聞社調査研究室研究員を加えて行われ、各パネリストが会場から回収された質問に応えました。1時間の短かいディスカッションでしたが、今後はより複合的・重層的アプローチにより、東アジアとの総合的な知的ネットワークを構築し、東アジア全体の持続可能な学問を展開していくことが提言されました。

 なお、このシンポジウムは今後10年間に全国の主要都市をまわる予定です。
●尾池総長の挨拶   ●写真1   ●写真2

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◆2006年3月14日
駐日フィンランド大使が表敬訪問

 Jorma Julin 駐日フィンランド大使が尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、大使より、Feel Finland in Science 2006の紹介があり、日本との交流を希望していると述べられました。また、今回の懇談内容を6月に帰国したときに、フィンランドの大学に紹介し、東京にあるフィンランドセンターを仲介とし、今後フィンランドと京都大学の学術交流を促進したいと述べられました。
●写真  

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◆2006年3月13日
平成18年度京都大学入学者選抜学力試験後期日程試験の実施

 3月13日(月曜日)から「後期日程試験」がはじまりました。季節はずれの寒波のなか、1日目の13日は数学、国語、理科、論述、面接に約2,200名の受験生が臨みました。2日目は外国語、論文、論述、面接が行われます。合格発表は3月21日(火曜日)正午より各学部掲示場にて発表される予定です。
●写真  

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◆2006年3月13日
クロアチア、ザグレブ大学総長が表敬訪問

 Helena Jasna Mencerザグレブ大学総長が尾池総長を表敬訪問されました。Mencer総長は1669年に設立された同大学の初代女性総長です。尾池総長との懇談では、今後の同大学と本学との共同研究、研究者や留学生の交流の促進等について意見交換されました。
●写真  

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◆2006年3月13日
ギニア、国立ボッソウ環境研究所長が表敬訪問

 Makan Kourouma国立ボッソウ環境研究所長が尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、今年11月にボッソウで開催を予定している京都大学国際シンポジウムに関して、京都大学の協力によりその分野の主な研究者が多数参加予定であることに対して謝意を述べられました。総長も参加の意思表示をされ、実現すればアフリカ大陸に京都大学総長が始めて訪問することになります。
●写真  

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◆2006年3月11日
第2回京都大学人文科学研究所TOKYO漢籍SEMINAR

 人文科学研究所では、学士会館大会議室において第2回「TOKYO漢籍SEMINAR」を開催しました。
 会場となった学士会館は、我が国の大学発祥地に昭和3年に竣工された建物で、国の登録有形文化財に指定されており、人文科学研究所の分館をも彷彿させるレトロな雰囲気を醸し出していました。
 森時彦漢字情報研究センター長の開会挨拶に始まり、『三国鼎立から統一へ-史書と碑文をあわせ読む』をテーマに 宮宅潔助教授「魏・蜀・呉の正統論」、井波陵一教授「漢から魏へ-上尊号碑」、藤井律之助手「魏から晋へ-王基碑」の三講師による講演が行われました。どの講演も興味深く、わかりやすく、おもしろかったという感想を頂いただけでなく、ほとんどの方が最初から最後まで10時30分から16時までという長時間を熱心に聴講して下さいました。
 今回のセミナーには、一般・学生・図書館関係・教育関係者から180名以上の申込みがあり、その年齢層は20代から80代という広範囲に及ぶだけでなく、第1回参加者の3割以上の方が今回も申し込んで下さいました。
 次回もぜひ参加したいという声のみならず、京都大学が社会と積極的に関わろうという意欲を感じるというコメントにはまことにうれしいかぎりであります。また、参加者のなかには某先生著の本を持参してサインをお願いするという一幕もあり、微笑ましいやら、うらやましいやら。
●写真  

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◆2006年3月9日
次期高等教育研究開発推進センター長に田中教授を選出

 高等教育研究開発推進センター協議員会は、次期高等教育研究開発推進センター長に田中 毎実(タナカ ツネミ)教授(教育哲学・大学教育)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●高等教育研究開発推進センターのホームページ  

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◆2006年3月9日
次期福井謙一記念研究センター長に榊教授を選出

 福井謙一記念研究センター協議員会は、次期福井謙一記念研究センター長に榊 茂好(サカキ シゲヨシ)教授(理論化学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●福井謙一記念研究センターのホームページ  

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◆2006年3月9日
次期国際融合創造センター長に牧野教授を再任

 国際融合創造センター協議員会は、次期国際融合創造センター長に牧野 圭祐(マキノ ケイスケ)教授(バイオテクノロジー)を再選しました。任期は平成18年4月1日から1年間です。
●国際融合創造センターのホームページ  

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◆2006年3月9日
次期工学研究科長、工学部長に西本教授を選出

 工学研究科工学教授会・工学部教授会は、次期工学研究科長、工学部長に西本 清一(ニシモト セイイチ)教授(物理化学、分子イメージング)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●工学研究科・工学部のホームページ  

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◆2006年3月9日
ナノメディシン融合教育ユニット長に平岡教授を選出

 ナノメディシン融合教育ユニット運営協議会は、初代ナノメディシン融合教育ユニット長に平岡 眞寛(ヒラオカ マサヒロ)医学研究科教授(放射線腫瘍学、画像応用治療学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●ナノメディシン融合教育ユニットのホームページ  

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◆2006年3月8日
平成18年度入学者選抜学力試験(前期日程)合格者の発表

 京都大学の各学部は、3月8日、正午に、平成18年度入学試験(前期日程)合格者を、各学部所定の掲示場に受験番号を掲出して発表を行いました。前期日程の合格者は合計2,543名です。
●「平成18年度入学者選抜学力試験(前期日程)合格者」発表の概要   ●平成18年度入学者選抜学力試験合格者数   ●写真

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◆2006年3月8日
地域研究統合情報センター長に田中教授を選出

 地域研究統合情報センター設置準備委員会は、次期地域研究統合情報センター長に田中 耕司(タナカ コウジ)東南アジア研究所教授(東南アジア地域研究)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。

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◆2006年3月8日
新入留学生のための見学旅行を実施

 研究・国際部留学生課は、九州方面(3月1日から3日)、北陸方面(3月6日から8日)へ、それぞれ新入留学生のための見学旅行を実施しました。
 この旅行は、新入留学生に研究科・学部の枠を超えた留学生間の交流を持ってもらうこと、日本の地方の文化を体験してもらうことを主な目的として実施され、参加者は九州方面が留学生45名、学生チューター2名及び引率者、北陸方面は留学生42名、学生チューター2名及び引率者でした。

 九州方面への旅行は夜7時に時計台前に集合し、バスで神戸港まで向かい、そこから、フェリーで一晩かけて九州へ向かいました。
 翌朝、大分県西大分港から再びバスで移動し、まず、別府市内で地獄巡りを行い「血の池地獄」、「海地獄」、「坊主地獄」を見学しました。
 その後、阿蘇山へ向かい、季節はずれの雪のなか、阿蘇山を一望できる「大観峰」へ行き、夜には、内牧温泉にあるホテルでジャパニーズ・スタイルのパーティ(宴会)が開催され、和食やカラオケを楽みました。
 最終日は、「阿蘇山火口」「草千里」や「熊本城」を見学し博多駅から新幹線で京都への帰路につきました。

 一方、北陸方面への見学旅行は、列車で金沢へ向かい、あいにくの雨のなかボランティアガイドの協力を得て兼六園や金沢城を見学し、その夜は和倉温泉に宿泊しました。
 翌日は、快晴に恵まれ、輪島朝市の訪問、キリコ会館、厳門見学、千里浜でバスに乗ったまま砂浜の波打ち際を走行したりと、日本の地方文化の体験のみならず、普段できない体験をし、その夜は山代温泉で宴会を楽しみました。
 最終日は、福井県に向かい東尋坊や永平寺を見学したあと帰路につきました。

 今回の実施した2つの見学旅行は、日本に来て間もない留学生にとっては友人をつくる貴重な機会であり、温泉、浴衣姿での宴会なども経験でき大変有意義なものであったようです。
 また優秀な学生チューターの参加はとても心強いもので、無事に留学生を引率することができました。
 留学生からは、今後もこのような旅行を続けて欲しいとの要望が聞かれましたが、実施人員と予算の確保が今後の課題です。
●写真1   ●写真2  

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◆2006年3月8日
第5回総長ランチミーティングを開催

 尾池 和夫 総長、松本 紘 理事(研究担当)等が昼食時間を利用して部局を訪問し、部局の若手研究者等と、フリートーキングの形で意見交換を行う「総長ランチミーティング」が、東南アジア研究所で行われました。
 ミーティングには20名が出席し、オーバードクターや女性研究者への支援、また、若手研究者のポスト充実を求める意見のほか、サバティカル制度の創設や海外でのフィールドワーク調査の事務処理制度の改善など、東南研ならではの要望もあり、少ない時間の中で様々な問題についての意見交換がなされました。
●写真   ●総長ランチミーティングとは  

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◆2006年3月7日
初代大学院公共政策連携研究部長・大学院公共政策教育部長に小野教授を選出

 大学院公共政策連携研究部・教育部設置準備委員会は、初代大学院公共政策連携研究部長・大学院公共政策教育部長に小野 紀明(オノ ノリアキ)法学研究科教授(政治理論)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●公共政策大学院に関する情報  

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◆2006年3月7日
独立行政法人教員研修センター平成18年度教員研修モデルカリキュラム開発プログラムに採択されました

 独立行政法人教員研修センター「教員研修モデルカリキュラム開発プログラム」は、「10年経験者研修」及び「今日的な教育上の重要課題に関する研修」について、大学と教育委員会等の協力によりモデルカリキュラムを開発し、そのモデルカリキュラムを参考例として提示することにより、全国の教育委員会が実施する研修の充実を図ることを目的とした新規事業です。

 本学からは、「教育課題研修モデルカリキュラム開発プログラム」に教育学研究科が京都市教育委員会との連携による「ワークショップ型研修とeフォーラム構築によるスクール・リーダーの育成」を申請し、採択されました。

 教育学研究科のプログラムは、学校改善、カリキュラム・マネジメント、カリキュラム設計に焦点化した「スクール・リーダー育成研修」をワークショップ形式で行い、受講者の実践の情報を共有・蓄積するシステムをインターネット上に構築するというものです。

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◆2006年3月7日
総合博物館特別展 火星の素顔 -Mars Expressがとらえた3次元画像-開会式・内覧会の開催

 総合博物館は、3月8日(水曜日)から「特別展 火星の素顔 -Mars Expressがとらえた3次元画像-」を開催します。この特別展は、日本におけるドイツ年関連事業として開催されるもので、ドイツ航空宇宙研究所が惑星探査機Mars Expressにより捉えた火星表面の精細な3D画像を紹介するものです。

 開会式では、主催者代表のDLRドイツ航空宇宙研究所戦略企画室長 カイ・ウーヴェ・シュローグル氏、共催者であり会場となる本学の尾池和夫総長、来賓代表の宇宙航空研究開発機構副理事長 間宮 馨氏より挨拶がありました。続いて会場入り口にて尾池総長、シュローグル氏、間宮氏によりテープカットが行われ、オープンを祝いました。

 会場では、DLR惑星研究所のウルリッヒ・ケーラー氏から展示について説明があり、参加した関係者は熱心に聴き入っていました。この特別展は3月8日(水曜日)から5月7日(日曜日)まで開催されます。
●写真   ●総長式辞   ●ニュースリリース

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◆2006年3月6日
京都サステイナビリティ・イニシアティブ(KSI)を設置

 18年度から「グローバルサステイナビリティの構想と展開―社会経済システムの改編と科学技術の役割」を大きなテーマとして、「京都サステイナビリティ・イニシアティブ(KSI)」を設置することになりました。

 サステイナビリティ学は、地球・社会・人間システムの持続可能性に関わる諸課題・側面を包括的に究明する学問であり、その維持・向上に貢献することを究極の目的とするものですが、このたび東京大学をはじめ、京都大学、大阪大学、北海道大学、茨城大学に研究拠点を形成し、サステイナビリティ学分野の世界最高水準のネットワーク型研究拠点を協働で構築するサステイナビリティ学連携研究機構が発足することになりました。KSIはその一翼を担うもので、本学の7研究所および1研究科が参加し、文理融合・分野横断研究を基本に、参加部局の海外拠点を活用してアジアをターゲットにした教育研究を行います。また、地球環境学舎の修士課程にKSIコースを設け、参加各大学との遠隔講義・単位互換を実施します。

 このようにKSIでは、参加5大学、協力機関等とも連携しつつ、既存の研究組織の壁を越えた柔軟な研究教育システムを創設し、人類が直面する課題の解決に貢献する「京都モデル」を構築し世界に発信していくことにより、サステイナビリティ学の進展に大きな役割を果たしていくこととしています。
●ニュースリリース  

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◆2006年3月6日
クロアチア、科学・教育・スポーツ大臣が表敬訪問

 Dragan Primoreckクロアチア共和国科学・教育・スポーツ大臣を筆頭に科学・教育・スポーツ省の幹部と駐日クロアチア大使等の一行8名が京都大学を表敬訪問し、尾池和夫京都大学総長、京都大学理事、国際交流推進機構長ほかと懇談しました。尾池総長との懇談では、大学改革、大学マネジメント、同国と本学の交流の促進について意見交換をされました。その後、京都大学再生医科学研究所を訪問し、中辻憲夫所長からヒトES細胞研究についての説明を受け、意見交換を行いました。Primoreck大臣は医学博士でもあるので、最新のヒトES細胞研究の状況に大いに興味を持たれました。
●写真  

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◆2006年3月6日
第4回総長ランチミーティングを開催

 尾池 和夫 総長、松本 紘 理事(研究担当)等が昼食時間を利用して部局を訪問し、部局の若手研究者等と、フリートーキングの形で意見交換を行う「総長ランチミーティング」が、数理解析研究所で行われました。
 今回のミーティングには16名が出席し、限られた時間の中で、最先端の研究分野を支える研究環境の整備や支援体制の充実など研究を取り巻く様々な問題に対する要望のほか、教員制度と教育への貢献など、教育の問題にも踏み込んだご発言などさまざまな意見の交換がなされました。
●写真   ●総長ランチミーティングとは  

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◆2006年3月3日
タイ、タマサート大学学長代理が表敬訪問

 タマサート大学との大学間学術交流協定は、昨年11月バンコクにて京都大学シンポジウムが開催された際に調印式を行い、締結されました。その後、両大学で学生交流協定締結に向けて調整が行なわれ、このたび、無事調印の運びとなりました。Taweep Chaisomphob学長代理(学術担当副学長)を代表とするタマサート大学一行が尾池和夫総長を表敬され、併せて尾池総長とPimpan Vessakosol国際交流担当副学長による学生交流協定の調印式が行なわれました。その後の尾池総長との懇談では、今後の同大学と本学との学生交流の活性化等について意見交換されました。
●写真  

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◆2006年3月3日
キャリアサポートセンター長を公募

 キャリアサポートセンター長を公募することになりました。本学での事務系職員の公募は、今回が初めてとなります。

 同センターは、2001年11月に設置され、厚生課職員が業務を担当、現在3名のスタッフが常駐しています。学生のニーズは年々高まり、同センターが実施する企業ガイダンスや就職セミナーには、昨年度、延べ約9,000人の参加者がありました。今回、事務改革の一貫として、同センターの一層の充実を図るため、課長相当職のセンター長ポストを新設するものです。

 企業等で採用業務に就いていた方や就職情報企業で就職支援業務の経験を有する方で、京都大学の学生支援業務に熱意を持つ方の応募を期待しています。
●詳細   ●キャリアサポートセンターのページ   ●ニュースリリース

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◆2006年3月3日
京都大学における「学徒出陣」展 好評につき会期延長

 1月17日から時計台記念館で開催している『京都大学における「学徒出陣」』展は、2月末までに入場者数が5,300人を突破、好評につき、会期を4月2日(日曜日)まで延長することにしました。3月2日には、劇団四季の「ミュージカル 南十字星」で京大在学中に出陣し無実の罪で処刑された主人公を演じる阿久津 陽一郎さんも同展を訪れました。

 学徒出陣においては、1943年に文系の学生を中心に徴兵猶予が解除されて、京都大学からは少なくとも4,440人にのぼる学生が出陣したことが分かっています。この数は当時在籍した学生のほぼ半数になり、うち200名の戦死が確認されました。

 同展では、須田国太郎作「学徒出陣図」や寄せ書きされた日の丸といった初公開の資料などが展示されています。
●京都大学における「学徒出陣」展   ●資料写真 学徒出陣の様子  

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◆2006年3月2日
第2回・第3回総長ランチミーティングを開催

 尾池 和夫 総長、松本 紘 理事(研究担当)等が昼食時間を利用して部局を訪問し、部局の若手研究者等と、フリートーキングの形で意見交換を行う「総長ランチミーティング」が、エネルギー理工学研究所と生存圏研究所で行われました。
 はじめに行われたエネルギー理工学研究所では16名が出席し、研究環境整備への要望のほか、新たな教員制度やテニュア制度への意見など、若手研究者が直面する様々な話題について意見交換がなされました。
 引き続き、生存圏研究所で行われたミーティングでは14名が出席し、研究支援体制や女性研究者支援などへの要望のほか、事務処理の簡素化を求める意見など、研究を取り巻く様々な問題についての意見交換がなされました。
●写真   ●総長ランチミーティングとは  

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◆2006年2月27日
寄附講座の設置等について

 京都大学大学院経済学研究科では、平成18年4月1日から下記のとおり寄附講座を設置することになりました。

 また、平成18年4月1日の京都大学大学院経営管理研究部の発足に伴い、大学院経済学研究科に設置されておりました2つの寄附講座が同研究部に移行することになりました。
●詳細   ●寄附講座等設置状況  

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◆2006年2月25日
平成18年度京都大学入学者選抜学力試験前期日程試験の実施

 2月25日(土曜日)から「前期日程試験」がはじまり、第1段階選抜を突破した約7,000名が試験に臨みました。2日目は国語、数学、2日目は外国語、社会、理科、論文が行われます。合格発表は3月8日(水曜日)正午より各学部掲示場にて発表される予定です。
●写真  

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◆2006年2月23日
放射性同位元素総合センター長に佐治教授を選出

 放射性同位元素総合センター協議員会は、次期放射性同位元素総合センター長に佐治 英郎(サジ ヒデオ)薬学研究科教授(病態機能分析学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●放射性同位元素総合センター  

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◆2006年2月23日
経済学部岡田ゼミが記者説明実施

 経済学部岡田ゼミは、調査報告書『観光地に住むこと-京都・清水地区の場合-』を出版したことについて、記者説明を実施しました。この報告書は、観光シーズンに交通問題が激化する京都市東山区清水地域を対象にして、〈観光地に住む〉という視点からアンケート・ヒアリング調査を行い、その成果をまとめたものです。報告書の内容や今後の活動について記者から質問が出ると、ゼミの学生は報告書を手に熱心に説明を行っていました。
●写真  

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◆2006年2月23日
次期医療技術短期大学部部長に笹田教授を再選

 医療技術短期大学部部長は、医学部保健学科長が兼ねることとなっており、医学部学科長会議が学科長に笹田 昌孝(ササダ マサタカ)教授(内科学・血液学)を選出したことにより、次期医療技術短期大学部部長は再選されました。任期は平成18年4月1日から1年間です。
●医療技術短期大学部のホームページ  

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◆2006年2月22日
医学部附属病院で「きさらぎコンサート」を開催

 医学部附属病院で「きさらぎコンサート」を開催しました。
 このコンサートは、入院患者さんへ“憩いのひととき”を提供するため、平成7年から職員が企画している手作りのイベントで、今回で11回目を数える恒例の行事となっています。
 一山副病院長の挨拶で始まり、まず、各地のイベントで活躍中の京大生や京都女子大学生などで結成された学生5人のアカペラサークル「天然水」が登場し、荒井由美さんの「やさしさに包まれたなら」など女性ボーカルの曲目をしっとりとしたハーモニーで披露しました。
 続いて、ピアノやバイオリン、オーボエを専攻する京都市立芸術大学2回生の4人組、この日のために結成したグループ「STAY」が、NHK連続テレビ小説「あすか」のテーマ曲「風笛」を演奏し、その豊かな音色を外来ホールに響かせました。
 患者さんからは「1日中病室にいても退屈なので、今日は本当に楽しませてもらいました。」という声が聞かれました。最後の出演者に対する花束贈呈の際には、参加した約250人の観衆から割れんばかりの拍手が沸き起こりました。

●写真  

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◆2006年2月22日
京都地域留学生交流推進協議会総会を開催

 京都大学が事務局を勤め、京都地域の高等教育機関・地方公共団体・経済団体・国際交流関係団体等50の団体で組織される京都地域留学生交流推進協議会総会が京都大学百周年時計台記念館国際交流ホールで開催されました。
 第16回目を迎える今回の総会では、本学の北 徹 理事(国際交流担当)・副学長が、議長を勤め、文部科学省高等教育局学生支援課 加藤 敬 国際交流企画室長からの文部科学省所管事項の説明の後、平成13年度に開始された「京都地域留学生住宅保証制度」の利用状況や、「第3回外国人留学生のためのジョブフェア・就職ガイダンス」、構成団体の活動状況が報告されました。

 また、平成18年度の協議会活動について意見が交わされ、留学生に対する生活支援の充実の検討や外国人留学生のための就職対策を行っていくことが決定されました。
●写真  

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◆2006年2月21日
医学部附属病院新病棟建設費への寄付について

 京都大学は山内 溥氏(任天堂株式会社相談役)から「京大病院にふさわしい病棟を建ててほしい」と私財70億円の寄付を受け、附属病院の新病棟を建設することについて山内氏と合意しました。
 病棟に関しては、一部病棟の老朽化や分散という問題があり、患者の利便性等の向上から新病棟の整備とともに病棟の一元化を図る構想を検討していました。
 このたび、山内氏からの寄付を受けて建設する新病棟は、この構想実現の一歩として、患者アメニティを重視した高度先進医療・最先端医療を実践するための適切な環境を提供するものとなります。
●寄附により建設する新病棟の概要   ●写真   ●ニュースリリース

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◆2006年2月17日
友永助教授、今堀教授、中島教授が日本学術振興会賞を受賞

 友永 雅己 霊長類研究所助教授、今堀 博 工学研究科教授、中島 啓 理学研究科教授の3名が、日本学術振興会 日本学術振興会賞を受賞しました。

 同賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を早い段階から顕彰し、その研究意欲を高め研究の発展を支援していくために日本学術振興会が平成16年度に創設したもので、第2回となる今回は、人文・社会科学系、理工系、生物系の各分野からあわせて24名が受賞しました。
●詳細   ●日本学術振興会賞のページ  

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◆2006年2月17日
第10回キャンパスミーティングを開催

 今回は、工学研究科において、東山 紘久 副学長、木谷 雅人 副学長、荒木 光彦 工学研究科長が同席し、院生・学生14名が出席しました。
 ミーティングは、午後6時過ぎからはじまり、自己紹介後、フリートーキングの形で、大学や研究科等に対する意見、要望及び質問等がなされました。
 今回のミーティングでは、各キャンパスにおける連絡バスの運転時間帯や桂キャンパスでの学生生活、桂キャンパスへの移転問題、英語による授業の導入、留学問題、窓口業務の時間帯や部局図書館の開館時間の延長、図書資料のデリバリーサービス等について多くの意見や要望が出され有意義な2時間を終えました。
●写真   ●キャンパスミーティングとは  

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◆2006年2月17日
国立大学法人等電子事務局研究会を開催

 京都大学(京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール)において「国立大学法人等電子事務局研究会」が開催されました。研究会は国立大学法人等情報化推進協議会(会長:福冨京都大学情報環境部長)が主催し、各大学法人等の電子事務局への取り組み状況等の情報交換を目的に開催されたもので、全国112機関273名、7ベンダー22名、その他60名の計350名を超す参加がありました。
 研究会では文部科学省「電子政府の推進について」、北海道大学「給与明細WEB閲覧システム、電子届出システムについて」、東京大学「東京大学におけるICカードの導入について」、東京工業大学「キャンパス共通認証・認可システムの導入と情報化推進の今後の展開について」、横浜国立大学「横浜国立大学電子事務局実現に向けての取り組み(ディスクレスパソコンを中心に)」、京都大学「国立大学法人等と電子事務局について」「京都大学インフォメーションシステムについて」「京都大学における電子事務局への取り組み及び現状について」、九州大学「九州大学電子事務局WEB申請/照会システム(試作版)の紹介」、熊本大学「熊本大学総合情報環構想における電子事務局サービス拠点の整備について-デジタルデバイド解消を目指した基盤整備-」の講演が行われ、電子政府、国立大学法人等の電子事務局、基盤整備及びサービス(アプリケーション)等について多岐に亘る紹介があり、活発な情報交換が行われました。
●写真  

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◆2006年2月16日
次期エネルギー理工学研究所長に吉川教授を再選

 エネルギー理工学研究所協議員会は、次期エネルギー理工学研究所長に吉川 潔(ヨシカワ キヨシ)教授(原子核工学)を再選しました。任期は平成18年4月1日から1年間です。
●エネルギー理工学研究所のホームページ  

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◆2006年2月16日
次期生存圏研究所長に川井教授を再選

 生存圏研究所協議員会は、次期生存圏研究所長に川井 秀一(カワイ シュウイチ)教授(木質材料学)を再選しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●生存圏研究所のホームページ  

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◆2006年2月16日
次期ウイルス研究所長に影山教授を選出

 ウイルス研究所協議員会は、次期ウイルス研究所長に影山 龍一郎(カゲヤマ リョウイチロウ)教授(分子生物学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●ウイルス研究所のホームページ  

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◆2006年2月16日
総長ランチミーティング

 尾池 和夫 総長、松本 紘 理事(研究担当)等が、昼食を取りながら部局長や若手研究者と懇談を行う"総長ランチミーティング"が、フィールド科学教育研究センターで行われました。

 ミーティングでは、本部から発信する情報の伝達状況やなどが話題になったほか、学生の移動や旅費について、フィールドで活動する研究者ならではの悩みが出るなど、現状の問題点がいくつか出されましたが、昼食を取りながらというシチュエーションによって緊張した雰囲気も解れ、和やかな懇談となりました。

 ミーティングは今後、12研究科・研究所で行われる予定になっています。
●写真  

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◆2006年2月14日
寄附講座「産業微生物学講座」の設置について

 農学研究科は、平成18年4月1日から3年間にわたって、寄附講座「産業微生物学講座」を新設することになりました。

 この寄附講座では、日本の産業の中でも長い伝統と高い技術力を有する応用微生物学領域の研究をさらに推進し、その基盤的技術の確立を目指すとともに、関連する学術・産業界で活躍できる人材の育成を行います。特に、微生物機能を生かした生産技術の将来のシーズとなるいくつかのテーマについて基礎・応用の両面から研究します。
●詳細   ●寄附講座等設置状況  

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◆2006年2月9日
次期経済研究所長に西村教授を選出

 経済研究所教授会は次期経済研究所長に西村 和雄(ニシムラ カズオ)教授(複雑系経済学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●経済研究所のホームページ  

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◆2006年2月9日
宇治地区生存基盤高等研究院オフィス開所式を挙行

 宇治地区では、尾池 和夫総長、松本 紘副学長、丸山 正樹副学長、木谷 雅人副学長、原 潔監事をはじめ、関係研究科長・所長の参加を得て生存基盤高等研究院開所式を挙行しました。
 生存基盤高等研究院は、人類の生存基盤に深くかつ広範に関わる「社会のための科学(Science for society)」のシーズ、科学技術立国日本の将来を担う新しい技術、産業の創出、優秀な若手研究者の育成につながる「先端科学(Frontier science)」のシーズをインキュベートすることを目的とした、宇治地区4研究所と東南アジア研究所共通の組織です。既存の学問体系に縛られることなく、新しいテーマにフレキシブルに対応し、異分野同士の接点の戦略的創出、創造的融合研究の具現化・推進、多様な分野における先端的研究の総合化を推進していくための拠点となるオフィスが整備されたことにより、生存基盤にかかる連携研究の進展が期待されます。
●写真   ●尾池総長の挨拶  

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◆2006年2月9日
医学部附属病院で敷地内禁煙に向けた講演会を実施

 医学部附属病院では、4月1日より敷地内禁煙を実施するにあたり、職員に対して禁煙サポートを行うため、「大学病院における禁煙化」と題した講演会を実施しました。
 この講演を通して、たばこを吸うことによる健康被害、受動喫煙の正しい知識への理解をもってもらうため、禁煙サポートの権威でもある奈良女子大学 高橋 裕子 保健管理センター長(本院総合診療科の「禁煙外来」担当でもある)をお招きしました。
 当日は、患者さんと接する医師や看護師を中心に80名余りが集まり、講師の話す一言一言に熱心に聞き入っていました。 
 特に、講師からは病院本来の社会的使命を果たすべく、「京大病院」が敷地内禁煙を成功させ他の病院にも波及を期待する旨のお話がありました。また、敷地内禁煙を実施した病院を例に挙げられ、禁煙ポスターを作製し人の目に付く至るところに張り紙をすること、院内の巡回を行うこと等、禁煙を成功させるための秘訣を伝授されました。
 終了後、喫煙者に対しては個別に指導があり、インターネットを通したホームページ「禁煙マラソン」を紹介、また、禁煙パッチを配布して禁煙指導にあたりました。
●写真  

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◆2006年2月9日
医学部附属病院で「ボランティアの皆様をサポートするための教育支援」を実施

 医学部附属病院では、「ボランティアの皆様をサポートするための教育支援」(11回シリーズ)の1回目の研修を実施しました。
 この研修会は、本院で活動するボランティアを対象としたもので、当日は約30人が集まり病院ボランティアの基礎的な知識や期待される役割などを学びました。
 初回のこの日は、患者サービス推進委員会委員長の三嶋 理晃 教授(呼吸器内科)からは「みなさんの活動は患者さんの生活を豊かにすることに大きく貢献している。」とその意義と期待を強調されました。
 続いて、講師として招かれた、大阪大学病院ボランティアグループ「ふれ愛」の倉橋 広子 代表からは「病院ボランティアの役割と責務」について講演がありました。
自身の十年に及ぶ活動の試行錯誤を振り返り、病院を愛し、よりよい病院にするために患者の視線に立って活動を続けていることをお話されました。
 このシリーズは、来月からは毎月1回企画されており、実際に患者さんの視点に立って車椅子の講習等、実技と講義を混ぜながら当院のボランティアをサポートしていきます。
●写真  

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◆2006年2月8日
次期霊長類研究所長に松沢教授を選出

 霊長類研究所協議員会は、次期霊長類研究所長に松沢 哲郎(マツザワ テツロウ)教授(比較認知科学研究)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●霊長類研究所のホームページ  

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◆2006年2月7日
財務マネジメントセミナーを実施

 約90名の部局長、事務長、関係者らの参加を得て、財務マネジメントセミナーを実施しました。部局長を対象とする財務セミナーは今回が初めてで、法人化2年目の決算を迎え部局における財務マネジメントに関する知識の向上を目的として開催されました。講師を務められた大久保 和孝氏(新日本監査法人)は、部局の財務活動分析・説明責任の重要性を強調されました。
●写真  

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◆2006年2月3日
4月1日より病院敷地内が全面禁煙になります

 喫煙が健康に及ぼす影響は大きく、咽頭ガン、肺ガンなどの多くのガンや呼吸器疾患・循環器疾患・妊娠合併症などの病気を惹起する重大な要素と指摘されています。

 また、喫煙者だけではなく、その周囲の人に対しても受動喫煙により同様に健康被害を及ぼすことから、平成15年5月「健康増進法」が制定され、多くの人が利用する施設、学校、病院等の管理者は施設利用者に対して受動喫煙防止策を取るように義務付けられています。

 本院におきましても、タバコの自動販売機の撤去、分煙、建物内禁煙と対策を進めてきましたが、患者のみなさまの健康をサポートするという病院の社会的使命から、これを一歩進めて敷地内全面禁煙を4月1日より実施することになりました。

 患者のみなさま方には主旨を理解していただきご協力お願いいたします。

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◆2006年2月3日
日英高等教育に関する協力プログラム京都フォーラム2006等の開催

 2月2日(木曜日)、3日(金曜日)に日英高等教育に関する協力プログラムに基づき、京都フォーラム2006と日英高等教育ワークショップ及びに日英合同推進委員会が京都大学百周年時計台記念館百周年記念ホールを会場に開催されました。
●詳細  

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◆2006年2月2日
次期経済学研究科長・経済学部長に森棟教授を選出

 経済学研究科・経済学部教授会は、次期経済学研究科長・経済学部長に森棟 公夫(モリムネ キミオ)教授(計量経済学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●経済学研究科・経済学部のホームページ  

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◆2006年2月2日
大学院生が科学研究の成果を世に伝える技術を学ぶ

 情報学や理学、農学などさまざまな分野の院生が、科学の面白さを伝えるわざを身につけようとサイエンスライティング講座を受講しています。京都大学21世紀COEプログラム「知識社会基盤構築のための情報学拠点形成」の主催で、NPOサイエンス・コミュニケーションからコンテンツ提供の協力をいただいています。

 2月2日の第5回開催では会場に総合博物館、ゲスト講師が女子高生。教科書のイラストでしかみたことのないゾウリムシなど、手作り顕微鏡でみせる出前授業は京都ノートルダム女学院の科学クラブが発案した先進的な取り組みです。

 広く説明責任をもとめられる時代、新たな研究者像にむかうキャリアパスの一つとして、女子高生センセイから学べる貴重な機会となりました。
●写真   ●ニュースリリース   ●京都大学21世紀COEプログラム「知識社会基盤構築のための情報学拠点形成」のホームページ

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◆2006年2月1日
文部科学省高等教育局 泉審議官らが医学部附属病院を視察

 文部科学省高等教育局の泉紳一郎審議官ら3名が、医学部附属病院を訪問し、現状について視察されました。
 病院長室にて、内山病院長より、京大病院で行っている主な事業や、京都市域における京大病院の位置づけについて説明を行いました。一方で、医師や医療専門職の育成に関して指導者が不足していること、質の高い医療の提供や、高度な先進医療の開発には資金が必要であることなど、病院運営上の諸課題についても説明がありました。
 その後、外来化学療法部、探索医療センターをそれぞれ視察されました。
 特に探索医療センターでは、福島教授、清水教授より、探索医療の現状について説明がありました。フランスでは国としてトランスレーショナル・リサーチ(TR)に力を入れていることを例に挙げ、欧米諸国との競争に勝つためには、今後日本においても、TRを充実させること、国の財産として取り組むことが重要であり、京大でのTRのノウハウを、国としての取り組みに活用できるであろうということでありました。泉審議官も、京大でのプロジェクト等について質疑をされ、活発な意見交換がされました。
●写真  

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◆2006年1月31日
今、政治に何が起きているか 京都大学未来フォーラム(第21回)を開催

 今月も京都大学未来フォーラムが開催されました。第21回目となる今回は、毎日新聞社 特別顧問 岩見 隆夫氏に「今、政治に何が起きているか」というテーマでご講演いただきました。

 岩見 隆夫氏は、1958年に本学法学部を卒業され、同年、毎日新聞社に入社、社会部から66年に政治部へ異動、以後、論説委員、出版局次長兼「サンデー毎日」編集長、東京本社編集局次長を歴任され、現在、特別顧問を務められています。

 講演では、戦後の我が国の政治を踏まえながら、今後の小泉政権の動向について論じられました。豊富な経験をもとに新聞記者らしい観点から繰り出される政治の話題は、リアリティと臨場感に溢れ、参加者は熱心に聞き入っていました。
●写真  

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◆2006年1月31日
外国人研究者との交歓会を開催

 時計台記念館・国際交流ホールにおいて、外国人研究者との交歓会を開催しました。このイベントは、総長が主催するもので、教育・研究に携わっている外国人研究者と総長、副学長、部局長をはじめとする本学教職員との交流を深めることを目的としています。
 交歓会では、総長の挨拶後、外国人研究者を代表して総合博物館のKyle Nicholas Armstrong教授から挨拶があり、横山 俊夫 副学長の乾杯の発声の後は、談笑の輪が広がり、約300名の参加者は有意義な交流の時間を過ごしました。
●写真   ●外国人研究者との交歓会での総長挨拶(英語)  

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◆2006年1月30日
初代大学院経営管理研究部長・大学院経営管理教育部長に吉田教授を選出

 大学院経営管理研究部・経営管理教育部設置準備委員会は、初代大学院経営管理研究部長・大学院経営管理教育部長に吉田 和男(ヨシダ カズオ)経済研究科教授(数理経済学・経営システム論)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●経営管理大学院のホームページ  

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◆2006年1月30日
2次試験の願書受付を開始

 今日から願書受付が始まりました。工学部では午後2時から送られてきた願書の開封作業を行い、職員が記入漏れなどが無いかをチェックしました。
 本学では、2月1日午後7時から各学部の出願状況をテレホンサービス(075-753-2510)で知らせるほか、ホームページの「入学案内」のページからも閲覧できるようにします。願書の受へ付けは2月7日までです。
●写真   ●平成18年度入学者選抜学力試験(第2次学力検査)の志願状況  

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◆2006年1月27日
次期低温物質科学研究センター長に齋藤教授を選出

 低温物質科学研究センター協議員会は、次期低温物質科学研究センター長に齋藤 軍治(サイトウ グンジ)大学院理学研究科教授(有機固体化学、有機超伝導体、金属的有機物)を選出しました。任期は、平成18年4月1日から2年間です。
●低温物質科学研究センターのホームページ  

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◆2006年1月26日
次期東南アジア研究所長に水野教授を選出

 東南アジア研究所協議員会は、次期協議員会長に水野 広祐(ミズノ コウスケ)教授(東南アジア地域研究及び経済発展論)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●東南アジア研究所のホームページ  

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◆2006年1月26日
次期人間・環境学研究科長・総合人間学部長に冨田教授を再選

 人間・環境学研究科教授会は、次期人間・環境学研究科長・総合人間学部長に冨田博之(トミタ ヒロユキ)教授(統計物理学)を再選しました。任期は平成18年4月1日から1年間です。
●人間・環境学研究科・総合人間学部ホームページ  

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◆2006年1月26日
社会健康医学系専攻の学生が近畿経済産業局長賞を受賞

 キャンパスベンチャーグランプリ大阪実行委員会主催の第7回キャンパスベンチャーグランプリ2005大阪において、医学研究科社会健康医学系専攻の三原華子さん(博士課程2年)、水本尚宏さん(専門職学位課程1年)のグループによる「ジェネリック医薬普及のためのシステム構築」が特別賞である近畿経済産業局長賞を受賞し、1月26日(木曜日)日刊工業新聞社において表彰式が行われました。
●写真   ●キャンパスベンチャーグランプリ2005大阪  

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◆2006年1月25日
大学入試センター試験英語リスニングテストに係る再試験の実施について

 平成18年度大学入試センター試験で実施した英語リスニングテストについて、再テスト辞退者がおられましたが、その後、再試験の申し出があり、大学入試センターが協議の結果、再試験を実施することになりました。
 京都大学を会場とする再試験は、1月28日(土曜日)に実施します。

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◆2006年1月23日
博士学位授与式を挙行

 尾池総長、丸山、東山、北各副学長、各研究科長の列席を得て、博士学位授与式を挙行しました。授与式では、尾池総長から博士学位を取得された方それぞれに学位記が授与された後、式辞が述べられました。
 今回、学位を授与されたのは、平成17年11月24日付け課程博士55名、論文博士24名、平成18年1月23日付け課程博士40名、論文博士23名の合計142名です。
●写真   ●総長の式辞   ●学位授与者数一覧

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◆2006年1月20日
大学入試センター試験 会場の準備

 1月21日(土曜日)、22日(日曜日)両日に実施される「平成18年度大学入学者選抜大学入試センター試験」に先立ち、京都大学では試験会場の準備が行われました。19日(木曜日)にはキャンパス内に試験会場の配置図や注意事項等を記した案内板が設置され、20日(金曜日)には試験会場となる各教室で席札を貼る作業が行われました。
●写真  

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◆2006年1月19日
医学部附属病院で安全管理研修会を実施

 医学部附属病院では、東京医科歯科大学歯学部附属病院の土屋文人薬剤部長を招き安全管理研修会を実施しました。今回のテーマは「医薬品関連医療事故防止の方策」と題したもので、会場の定員を上回る260人以上の参加がありました。              
 土屋部長のご講演では、「物」医薬品そのものに起因する事故と「ヒト」人間に起因する事故(ヒューマンエラー)とに分けることができることからはじまり、医薬品の側の問題としては、外観、名称の類似、表示等があり、人間の側に問題がある場合としては、知識不足、口頭指示や転記の際に発生する情報伝達エラー等があるとした上で、各々具体的な例で挙げられた。最後に今必要なことは何か、もう一度原点に戻って考えなければならないことを話されました。
 今回の研修をとおして、職員一人一人が医薬品関連事故の防止の方策について改めて考えることができました。
●写真  

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◆2006年1月18日
自衛消防団員に対して感謝状を贈呈

 1月18日(水曜日)午前11時30分から本部棟5階大会議室において、自衛消防団員に対して総長からの感謝状及び記念品が木谷理事より贈呈されたました。
 感謝状を受けた団員は、渡部正治さん(薬学研究科)、垣田明彦さん(農学研究科)、奥村東さん(企画部)の3名です。
●写真  

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◆2006年1月18日
次期学術情報メディアセンター長に美濃教授を選出

 学術情報メディアセンター協議員会は、次期学術情報メディアセンター長に美濃 導彦(ミノウ ミチヒコ)教授(メディア情報学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●学術情報メディアセンターのホームページ  

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◆2006年1月18日
医学部附属病院で消防訓練を実施

 医学部附属病院では、職員約70名が参加し、左京消防署が立ち会いのもと北病棟8階において昼間の出火を想定した消防訓練、消防署への通報連絡、初期消火、患者避難誘導を中心に行われました。
 参加した職員からは、「今回は訓練ということもあり、落ち着いて患者誘導ができたが、実際、火災発生現場に遭遇したときに自分が今何をしなければならないかを普段から想定しておくことが大切だ。」という声が聞かれました。
 その後、消防署による消化器・屋内消火栓の使用指導がありました。
●写真  

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◆2006年1月18日
医学部附属病院が有名芸術家の作品を外来棟玄関に展示

 医学部附属病院初の試みとして、外来棟東側玄関にフランス・パリ在住の芸術家濱田亨氏の大理石の彫刻「生きるかたち」が、病院の玄関まわりの空間の活性化(心が安らぐ場所)に役立ててもらおうと12月より展示されています。
 患者のみなさんや職員からは、その作品から湧き出るエネルギーのようなものを感じることができると好評です。
●写真  

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◆2006年1月16日
大学文書館が企画展の内覧会を実施

 大学文書館では、百周年時計台記念館1階の歴史展示室における企画展「京都大学における『学徒出陣』」を開催するにあたり、学内外の関係者を対象に内覧会を行いました。この企画展では、須田国太郎作「学徒出陣図」や寄せ書きされた日の丸といった初公開の資料のほか、昨年度から大学文書館で行っている「京都大学における『学徒出陣』に関する調査研究」の成果の一部も公表しています。大学文書館の西山伸助教授は「ぜひ現役の学生に見に来てもらって、当時の学生たちの経験について考えてもらいたい。また、当時の様子を知る一般の方からも様々な話を聞かせてもらえればありがたい。」と語っていました。会期は1月17日(火曜日)-3月5日(日曜日)までです。
●写真   ●企画展情報  

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◆2006年1月16日
研修医新春懇談会を開催

 芝蘭会館山内ホールにて研修医、指導医等約50名が参加し「研修医新春懇談会」が開催されました。
 内山病院長の挨拶では、普段忙しさのあまり、顔を合わす機会は少ないが、研修医・指導医等が会するこの懇談会をもって、色々な人との出会いの場とし、その出会いを大切にして欲しい旨のお言葉がありました。
 懇談では、研修医から積極的に病院長、千葉総合臨床教育・研修センター長、平出医師臨床研修部長に話しかける姿も見られた他、新たな研修生同士の知り合いの輪が広がりました。
●写真  

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◆2006年1月12日
次期文学研究科長・文学部長に伊藤教授を選出

 文学研究科・文学部教授会は、次期文学研究科長・文学部長に伊藤 邦武(イトウ クニタケ)教授(哲学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●文学研究科・文学部のホームページ  

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◆2006年1月12日
GPS携帯電話を用いた個別避難誘導実験の実施について

 情報学研究科社会情報学専攻 石田 亨教授の研究グループは、KDDI研究所と共同でGPS携帯電話を用いた個別避難誘導実験を実施しました。この実験は、地震などの災害時に、携帯電話のGPS機能を用いて被災者に災害情報や避難誘導を行うもので、今回の実験では石田研究室を管制センターとして本学を中心に半径2キロメートルの範囲で、15名の参加者をバラバラの各地点から5カ所の避難場所へ危険地点を避けながら誘導しました。管制センターではタッチパネルで災害地点と参加者の位置を確認しながら参加者を個々に誘導しましたが、参加者の中には途中新たな災害発生情報により、当初の避難所でない別の最寄り避難所に誘導された人もいました。
 実験に参加した理学部3回生の女子学生は「1分毎に新しい情報が画面に表示されるので迷うことなく避難所に到着出来た。ただ地理に不慣れな人には、地図上に縮尺が無く大通りの名称も表示されていないので、少しわかりにくかったかも知れない。」と話していました。
 また、多くの報道機関が取材に訪れ、大規模地震への不安が高まる中、この取り組みへの関心の高さがうかがえました。
●写真   ●ニュースリリース  

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◆2006年1月10日
看護部講演会を開催 「成果発表会」の審査結果発表

 第一臨床講堂にて、看護師約150人が参加のもと嶋森看護部長による「医療制度改革試案と看護部に期待されること」と題した講演会を開催しました。  
この講演は今回で3回目となるもので、“日本が目指す医療改革の内容や方向性”について、その現状報告、看護師に期待されること及び活動方針について話されました。
 活動の方針では、「ケア提供の根拠となっている知識や考え方を明確にすること。ケア提供の過程が、効果的かつ効率的で安全であるか検証しなければならないが、この検証は入院する前と退院したときの患者さんの意識がどう変化したかを考察することにより可能となる。」等が具体的に示されました。
 また、看護師に期待するリーダーシップ、PM理論(Pはパフォーマンス、知識技術の能力が高い、集団が生産性を高めるような働きをする。Mはメンテナンス、集団維持機能、集団のチームワークを強固なものにする働き)について具体的に説明し、両機能、特にメンテナンスの機能を高めることの必要性を説かれました。
 この1年間もまた、多様な角度から自分で考え、チームで検討し、患者さんのため自分のために成長をして欲しいという願いが伝えられました。
 講演の後、昨年12月8日に行われた「成果発表会」(この1年間の各病棟、外来の看護単位で取組んできた業務改善のテーマ発表)の審査結果発表会があり、優秀賞3組と努力賞7組に対して看護部長より表彰状の授与と副賞の贈呈が行われました。
 因みに、優秀賞は3組、日笠伸子副師長(北病棟4階)「内服業務変更後の評価」、小谷昌代副師長(北病棟5階)「モニター監視体制と勉強会開催方法の工夫」、江口朋子さん(南病棟4階)「KING4移行に伴う業務改善」-手書き指示簿から注射オーダー移行への取り組み-。
 また、努力賞は7組が選定されました。
●写真  

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◆2006年1月4日
新年名刺交換会を開催

 時計台記念館2階の国際交流ホールにおいて、沢田元総長、西島元総長、井村元総長、各名誉教授、尾池総長、丸山、東山、松本、木谷、中森、北の各理事、松重、林、横山、荒木の各副学長、各部局長をはじめ教職員約250名が出席して新年名刺交換会が行われ、尾池総長の挨拶の後、沢田元総長の乾杯の発声で新年をスタートしました。
●写真   ●2006年新年名刺交換会での総長挨拶  

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◆2005年12月28日
経済研究所で防火訓練を実施

 12月23日(祝日)に火災が発生した経済研究所では、所員の防火意識を高め、初期消火、消防署への通報、避難誘導を体験することを目的に、左京消防署予防課の指導を受け消防訓練を実施しました。

 訓練は、事前に出火場所が知らされず、実際に近い形で、火災報知器のベルで始められ、消防署への通報、消火器・屋内消火栓による初期消火、避難誘導の訓練が行われました。

 佐和所長をはじめ所員約50名の参加者は、それぞれの役割を真剣に取り組んでいました。最後に、消火器による初期消火訓練を全員で行った後、佐和所長から、左京消防署への謝辞と、「火事の恐ろしさを体験した私たちは、今後引き続いて、火災予防に緊張感をもって当たってほしい」と挨拶がありました。
●写真   ●経済研究所212号室の火災事故について   ●防火管理の徹底について

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◆2005年12月26日
長浜市と京都大学大学院医学研究科が0次予防健康づくり推進事業の計画策定に関する覚書に調印

 京都大学大学院医学研究科は、長浜市と連携して、健康都市構想『0次予防健康づくり推進事業』に取り組みむため、覚書の調印を行いました。

 『0(ぜろ)次予防健康づくり推進事業』とは、遺伝子分析を含む疫学調査から得られる医学研究成果を科学的根拠とし、生活習慣病予防に活かしてオーダーメイドの疾病予防などの新しい提案ができる未来型健康づくりを推進するものです。

 事業期間を当面10年間としています。
●写真   ●『0次予防健康づくり推進事業』(ながはまプロジェクト)の実施と京都大学大学院医学研究科の考え方   ●医学部・医学研究科のホームページ

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◆2005年12月21日
京大宇治地区 危機管理(リスクマネジメント)に関する考察と提案について

 宇治キャンパスにおいて宇治事業場衛生委員会主催により、防災システム研究所 山村 武彦氏を講師にむかえて「宇治キャンパスにおける危機管理(リスクマネジメント)に関する考察と提案について」の説明会が開催されました。宇治事業場における安全・危機管理体制の強化改善を図るための諸事問題点についての指摘と提案が行われ、所長、副所長のほか関連する委員、教職員らが、熱心に聞き入っていました。
●写真  

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◆2005年12月21日
京大宇治地区 消防訓練実施

 宇治キャンパスでは宇治市東消防署の指導のもとに消防訓練が行われました。当番部局のエネルギー理工学研究所本館3階研究室から出火したと想定し、119番通報訓練、初期消火(消火器及び屋内消火栓)訓練、避難誘導訓練など、万一の場合に役立つ基本訓練を行い、あらためて防火に対する意識を高めました。
●写真  

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◆2005年12月19日
裁判員制度とは?-京都大学未来フォーラム(第20回)を開催

 時計台記念館・百周年記念ホールにおいて、恒例となった未来フォーラムの第20回目が開催されました。今回は、卒業生で名誉教授の佐藤幸治先生に「21世紀の日本の司法について-裁判員制度の導入に関連して-」というテーマでご講演いただきました。

 講演の中で佐藤先生は、日本の司法は、現憲法が国民主権を謳ったものであるにもかかわらず、戦前の天皇主権であった明治憲法下の頃のように、国民から遠い存在であると指摘し、21世紀に日本がより自由で公正な社会を目指す上で、司法が国民の身近にあること、生活に具体的に役立つものだと実感できることが必要だと述べられました。
そのための取り組みとして2001年から始まった司法制度改革審議会の活動を紹介され、より具体的に説明されました。

 また参加者には、3年後に施行される裁判員制度について、国民が自主性をもって、裁判官とともに裁判の内容に主体的かつ実質的に関与する制度であることを説明され、「皆さんの知恵と勇気で改革を推し進めましょう」と呼びかけられました。

集まった190名の参加者は、メモをとりながら真剣に聞き入り、質疑応答では、裁判員制度などについて熱心に質問していました。
●写真   ●次回のご案内 「今、政治に何がおきているか」 講師 毎日新聞社 特別顧問 岩見 隆夫氏  

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◆2005年12月19日
フィンランド国再生医療調査団が京都大学再生医科学研究所を訪問

 k Vaananen フィンランドアカデミー研究評議会議長を筆頭にフィンランド国の大学、研究機関の教授など14名で構成されるフィンランド国再生医療調査団が京都大学再生医科学研究所を訪問し、同研究所の教員との再生医療に関する懇談会が行われました。

 会議の冒頭、横山俊夫京都大学国際交流推進機構長から歓迎のあいさつが述べられ、懇談のあと、中辻憲夫所長ほか7名の教員とフィンランド側からそれぞれ研究成果の説明と質疑応答が行われました。

 そのあと会食も交えて友好的な雰囲気の中で、両国の再生医療研究の現状などについて意見交換を行いました。

 フィンランド国再生医療調査団は日本の再生医療研究の実情を視察し、将来の共同研究の可能性を調査するため12月17日から22日まで来日して大学、研究機関を訪問されています。
●写真  

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◆2005年12月17日
総合博物館 平成17年秋季企画展6,500人を突破

 総合博物館では、平成17年秋季企画展「日本の動物はいつどこからきたのか-動物地理学の挑戦」の入館者が6,500人を突破し、記念セレモニーが行われました。記念すべき6,500人目となったのは、奈良県から祖母と一緒に京都を訪れた河田大樹君です。中坊 徹次 博物館長からは記念品として企画展図録等が贈呈されました。

 この企画展は、9月28日から開催中で、進化を軸に動物の多様性を体系的に把握する動物地理学の面白さ・大切さを、貴重な標本とともに紹介するものです。毎週土曜日・日曜日には大学院生などによる展示解説も行われます。

 来年(平成18年)1月22日まで開催していますので、是非、お誘い合わせの上、ご来場ください。
●写真   ●平成17年度秋季企画展 「日本の動物はいつどこからきたのか-動物地理学の挑戦-」   ●博物館のホームページ

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◆2005年12月16日
消防訓練の実施

 京都大学経営企画本部、教育研究推進本部では、消防計画に基づく消防訓練を左京消防署の協力を得て実施しました。訓練は松本副学長の開始の合図で始まり、3班に分かれた45名の職員は、屋内消火栓訓練、119番通報訓練を本番さながらに行いました。また、初の試みとして起震車による地震体験もありました。日頃からの火の用心と、地震や火災が起きたときの冷静かつ迅速な行動が呼びかけられました。
●写真  

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◆2005年12月15日
留学生ラウンジ「きずな」 餅つき大会開催

 留学生ラウンジ「きずな」にて、イベント「餅つきぺったんこ!」が開催されました。海外からの留学生33名のほか、田村国際交流センター長、同センターの教員、留学生課のスタッフ等約20名が参加し、餅つきを楽しみました。留学生は順番に餅をついたあと、好みの味付けで餅を食べながら交流を深めていました。
 10月にザンビアから来た留学生(女性)は「きな粉につけて食べるのが一番おいしかった。コンビニの大福餅もおいしいけど、つきたてのお餅の方がずっとおいしい。」と笑顔を見せていました。
●写真   ●留学生ラウンジ「きずな」のホームページ  

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◆2005年12月15日
京都大学留学フェア ポスターキャラクターの名称が「RYUGA」に決定

 11月4日に開催された、京都大学留学フェアのポスターに使用されたキャラクターについては、尾池総長の発案により名称募集のコンテストがフェア当日に行われ、40通のアイデアが集まりました。総長の選考により、工学部1年の松田健士さんの提案から、キャラクター名称が「RYUGA」に決定し、12月15日、尾池総長から松田さんに総長賞が贈呈されました。また、特別賞が農学部2年の杉本知隆さんに併せて贈呈されました。
●写真  

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◆2005年12月15日
宇治地区「勤務時間等に関する研修会」を実施

 京大宇治地区では、教職員を対象に、勤務時間等に関する研修会を実施しました。

 この研修会は、大学で働く教職員に係る労働時間の適正な把握やサービス残業の防止、長時間労働が及ぼす健康障害、教員の裁量労働制などについて理解を深めるために実施したものです。

 当日は、労働コンサルタントである玉泉孝次氏から、労働時間、時間外労働、36協定、サービス残業、教員の裁量労働制、安全配慮義務、労働災害認定基準などの説明があり、活発な質疑応答がなされました。
●写真  

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◆2005年12月15日
京都日本研究センター(KCJS)における京都大学聴講生修了式

 京都日本研究センターKyoto Center for Japanese Studies(以下KCJS)において、京都大学から参加した聴講生の修了式が行われました。

 KCJSは全米13大学が運営する教育・研究機関です。京都市内にあり、日本研究を志す米国の大学生が、毎年約45名学んでいます。このKCJSで行われる英語講義に、今学期(9月-12月)から京都大学の学生が聴講生として参加してきました。聴講生には、米国の大学生と同じ課題が課せられ、英文・英語でのレポートや討論への参加が求められました。聴講生は厳しくも有意義な時間を米国の大学生と共に過ごし交流を深めました。

 修了式はたいへん和やかな雰囲気の中で行われ、14名の京都大学聴講生にKCJSより参加証明書が授与されました。聴講を無事終えた第一期聴講生は充実感に溢れていました。
●写真  

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◆2005年12月14日
ONO-4819・CDのサラゾスルファピリジンまたはメサラジン不応性潰瘍性大腸炎を対象とした医師主導治験の開始について

 医学部附属病院では、大腸に炎症が起こる原因不明の難病、「潰瘍性大腸炎」に対して、国内外での未承認薬の医師主導治験を来年1月より始めることを発表しました。
 国内外での未承認薬の医師主導治験としては、国内2例目です。京都大学における医師主導治験の実施が本格化することとなります。
●写真   ●ニュースリリース  

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◆2005年12月14日
体育会役員交代あいさつ

 体育会役員は毎年全国国立7大学総合体育大会終了後に役員の交代を行っており、今回は体育会始まって以来の女性幹事長が就任し他の役員5名と共に総長室に尾池総長・東山副学長を訪ね体育会の今後の抱負や要望等を含めあいさつを行いました。
●写真  

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◆2005年12月14日
重点地域研究開発推進事業に本学の課題が2件採択される

 独立行政法人科学技術振興機構は、重点地域研究開発推進事業として、研究成果活用プラザおよびJSTサテライトにおける実用化のための育成研究に34件を採択し、そのうち、本学からは2件の課題が採択されました。
 この制度は、大学や国公立試験研究機関等の独創的研究成果のうち実用化が望まれる技術についての研究課題を募集し、大学等の研究者、事業化を推進する企業および科学技術振興機構が雇用する研究員等が共同で、実用化に向けた試験研究を実施するものです。
●採択課題詳細   ●JST 研究成果活用プラザおよびJSTサテライトにおける実用化のための育成研究 - 平成17年度採択課題の決定 -  

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◆2005年12月13日
第2回 8大学工学系博士学生フォーラムを開催

 12月12日(月曜日)-13日(火曜日)に福井謙一記念研究センターにおいて、「第2回 8大学工学系博士学生フォーラム」を開催しました。
 
 これは、平成16年度開始の8大学(北海道大学、東北大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、大阪大学〔工及び基礎工〕、九州大学、京都大学)9工学系研究科が共同で取り組む博士後期過程教育のためのGP活動の一環として実施されたものであり、2回目となる今回は本学が当番校として企画・運営を行いました。
 
 本フォーラムは、8大学の博士後期過程の学生の参加に加え、教員及び産業界からの協力者を得て、博士後期過程学生の大学・専攻を超えた交流を図り、企業や大学において研究・教育を推進していくために必要な意識を、大学教員及び産業界からの助言を通じて深めることを目的として行いました。
 
 内容は、松重和美副学長による「大学の知を基盤としたイノベーション創出」、梶田治氏(福田金属箔粉工業株式会社取締役)によるご講演「伝統産業から21世紀へ」、高等教育研究開発推進センター教授陣による講座「博士課程学生のための教育実践講座 -大学でどう教えるか-」、博士後期課程の学生がそれぞれの研究内容を発表する「研究のフロント」、あらかじめ設定した課題に基づく討論を行った「課題別討論」、及び「総括会議」からなるものでありました。
 
 参加学生からは、他大学や他分野の方と話をする機会があまりないため、このフォーラムによって大いに刺激を受けた、大学を超えたネットワーク作りのよい機会となったなど、大変有意義であったとの感想が寄せられました。
●写真  

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◆2005年12月10日
高等教育研究開発推進機構、特色ある大学教育支援プログラム(GP)シンポジウム開催

 高等教育研究開発推進機構では、「これからの大学の外国語教育-カリキュラム開発の意義と実践-」と題して、シンポジウムを開催しました。このシンポジウムは、京都大学の外国語教育に対する考え方及びその実践を学内外に周知するとともに、学内外の関係者との意見交換を通して外国語教育の更なる発展に資するを目的としました。

 学内外から184名の参加があり、外国語教育におけるカリキュラム、自律学習型CALLの活用も含めたこれからの外国語教育のあり方等について活発な議論や意見交換が行われました。
●写真  

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◆2005年12月9日
平成18年度の学生募集要項を発表

 平成18年度の学生募集要項を発表しました。
 薬学部では、平成18年度に現在の1学科を再編整備し、新たに「4年制課程の薬科学科」及び「6年制課程の薬学科」を設置する改組を行いますので出願時には留意してください。
●平成18年度京都大学学生募集要項の概要   ●入学案内へ  

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◆2005年12月9日
次期情報学研究科長に富田教授を選出

 情報学研究科教授会は、次期情報学研究科長に富田 眞治(トミタ シンジ)教授(計算機アーキテクチャ、並列処理)を選出しました。任期は平成18年3月1日から2年間です。
●情報学研究科のホームページ  

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◆2005年12月9日
韓国 カトリック細胞治療事業團長らが医学部附属病院を訪問

12月9日カトリック細胞治療事業團よりKun-Ho Yoon團長ら一行22名が、医学部附属病院を訪問されました。
 移植医療部の松本慎一助手より、最先端の医療、「膵島移植」の説明を行った後、分子細胞治療センター(CCMT)を見学されました。
●写真  

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◆2005年12月8日
次期薬学研究科長・薬学部長に富岡教授を選出

 薬学研究科・薬学部教授会は、次期薬学研究科長・薬学部長に富岡 清(トミオカ キヨシ)教授(創薬化学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間です。
●薬学研究科のホームページ  

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◆2005年12月8日
次期アジア・アフリカ地域研究研究科長に平松教授を選出

 アジア・アフリカ地域研究研究科教授会は、次期アジア・アフリカ地域研究研究科長に平松 幸三(ヒラマツ コウゾウ)教授(生態環境学)を選出しました。任期は平成18年4月9日から2年間です。
●アジア・アフリカ地域研究研究科のホームページ  

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◆2005年12月8日
病院長・副病院長による京都市周辺の地域医療機関50余りを対象に病院訪問

 京都大学医学部附属病院では、内山病院長自らが地域の医療機関との連携を強化するため10月から12月にかけて京都市周辺の医療機関、50余りを訪問しました。

 懇談では、これからの高齢社会において質の高い医療を患者のみなさまに提供していくためには、大学病院が機能・役割を明確にして、包括的な地域医療システムの構築に貢献していくことが必要であること。大学病院・地域医療機関双方で連携をとりながら患者のみなさまを支えることが大切であることが話し合われました。

 さらに、国立大学病院長会議において議論されている医師の教育、卒後3年次以降の専門医育成システム(レジデント)の内容について説明を行いました。

 診療チームでリーダーシップを発揮できる人間性豊かな専門医の育成・地域医療を実践する心と技能をもった実力のある専門医の育成が必要であり、そのためには大学病院、地域医療機関、大学院を通して専門医を養成していくシステムの必要性があることが認識されました。

 今回の地域医療機関への病院訪問をとおして、大学病院に対する理解と協力を得ることができた充実した懇談となりました。
●写真  

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◆2005年12月8日
第9回キャンパスミーティングを開催

 今回は、総合人間学部、人間・環境学研究科において、東山 紘久 副学長、冨田 博之 研究科長が同席し、院生・学生13名が出席しました。
 ミーティングは、午後6時過ぎから始まり、自己紹介の後、フリートーキングの形で行われました。
 今回のミーティングでは、京都大学の素晴らしい点、課外活動における大学施設の利用や大学公認団体としての承認方法、自転車にかかる駐輪場や盗難に対する管理問題、教職課程にかかる履修方法や講義時間の設定などについて多くの意見や要望が出され、また、総長からは大学が実施している全学教育シンポジウムや未来フォーラム及びサロントークなどについて紹介があり、有意義な2時間を終えました。
●写真   ●人間・環境学研究科   ●キャンパス・ミーティングとは

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◆2005年12月7日
能楽鑑賞会を開催

 12月7日(水曜日)に京都観世会館で学生・教職員を対象とした第49回能楽鑑賞会が、狂言と能の2部構成で開催され、多数の参加者を得て盛況のうちに終了しました。

 狂言と能楽のそれぞれ演目は、魚説経(ウオゼッキョウ)と井筒(イヅツ)であり、人間国宝の茂山千作先生が演じられる狂言のシテはユ-モラスであり、京都市芸術新人賞を受賞されている片山清司先生がシテを演じられた能楽には、凛とした静寂が感じられました。

 参加者の中には留学生や外国人研究員等も多数見受けられ、終演後の「WONDERFUL」という声は、関係者を喜ばせていました。また、実施したアンケートには、「よかった。」や「また参加したい。」との声が多数寄せられました。
●写真  

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◆2005年12月6日
ベトナム、フエ農林大学長が表敬訪問

 Tran Van Minh フエ農林大学長が尾池総長を表敬訪問されました。同大学は地球環境学堂と部局間学術交流協定を締結しており、大学院生のインターンシップを始め様々な研究・教育のプロジェクトを協力して実施しています。尾池総長との懇談では、同大学と本学との交流の促進について意見交換をされました。
●写真  

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◆2005年12月5日
大学院経営管理教育部経営管理専攻(専門職大学院)の設置について

 この度、大学院経営管理教育部経営管理専攻(専門職大学院)の設置が認可されました。同大学院では、従来から欧米をはじめとするビジネススクールにおいて行われてきた教育体系を、理論思考教育により重点を置くことによって強化・洗練させ、実効性のある諸活動を通じて、経営管理に関する高度の専門的学識を持った高度専門職業人を養成・再教育することを目的としています。
●詳細   ●学生募集要項 [一般選抜] PDF(1.82MB)   ●学生募集要項 [特別選抜] PDF(1.83MB)

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◆2005年12月5日
大学院公共政策教育部公共政策専攻(専門職大学院)の設置について

 この度、大学院公共政策教育部公共政策専攻(専門職大学院)の設置が認可されました。同大学院は、法学研究科と経済学研究科の全面的支援の下に、法学・政治学・経済学・経営学を融合した知識と、専任の実務家教員による実践的知識を等しく教授することを目的としています。国内の中央・地方レベルにおける行政・及び立法機関、国際機関、NPO/NGO、ジャーナリズム、シンクタンク等に勤務する者のみならず、一般企業の公共部門に従事する者も含めた高度職業人を育成を目指します。
●詳細   ●募集要項 PDF(2.44MB)  

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◆2005年12月5日
ニューヨーク洛友会開催される

 12月1日ニューヨークにて当地在住の京大同窓生の集まりが開催された。
同窓会には、本学から松重副学長も参加し、和やかな雰囲気に包まれた。
松重副学長から京大の近況について説明がなされ、当地で活躍されている同窓生の方々の学生時代の懐かしい話などで盛り上がった。
●写真  

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◆2005年12月2日
京都大学「第105回化学研究所研究発表会」を開催

 京都大学化学研究所は、12月2日に宇治キャンパスの化学研究所共同研究棟において、第105回化学研究所研究発表会を開催しました。
 今年、化学研究所は創立79周年(1926年創立)を迎え、挨拶に立った江崎信芳所長は、「79年間守り続けてきた設立理念『化学に関する特殊事項の学理および応用の研究を究める』は、化学研究の本質を突いた素晴らしいもので、化学の先駆的、先端的研究を追求している限り、対象や内容について細々と指示せず、研究者の自由に任せるという考えを表明するものです。今さら改めて申すまでもなく、学問の自由は、知識や文化を育て、科学技術を創造する源です。重要な現象や原理は、先の見えないことを続けて行くなかで見いだされることが多く、研究者の自発性や自由を大切にしなければ、優れた研究は育まれません。これからもこの理念を堅持し、化学研究所をさらに発展させていきたいと考えています。」と述べ、今後益々化研の特長を活かした分野間の融合を進めてほしいとのメッセージを伝えました。
 今回は一般講演5件と所長賞受賞講演1件に加え、初めての企画として、所長賞学生奨励賞を受賞した大学院生2名による講演も行われた。加えて、幅広い研究分野を誇る本研究所が昨年度に採択した、異分野の若手研究者による共同研究、「化研らしい融合的・開拓的研究」の研究発表が4件行われました。
 午前の部では、小野輝男教授による「スピン流による磁性化状態制御」、西田幸次助教授による「高分子電解質溶液における相互作用反転と構造形成」の講演が行われました。引き続き、優れた研究を行った若手研究者に対して授与される「所長賞」・「所長賞(学生奨励賞)」の表彰式と受賞者講演が行われた。また、口頭発表の間には、ポスターセッション「研究室全体の活動・成果の紹介」と「研究室のトピックスの紹介」の2系統のポスターにより、合わせて67件の発表が行われました。
 休憩を挟み、午後の部では、柘植知彦助手による「植物の『かたち作り』と『環境応答』を繋ぐ制御因子の解明」、服部正泰助手による「化合物構造比較法に基づく酵素反応特有な原子変換パターンの解析」、則末和宏教務職員による「海洋のプルトニウム同位体の起源解析のための化学的アプローチ」の講演が行われました。
 本研究発表会では、所内を含む約130名の参加者を得て、化学研究所の特長である“化学を中心とした広い自然科学分野”にわたる最先端の研究成果が発表され、それぞれに熱心な聴講と活発な討論が行われました。終了後は、研究発表会懇親会が宇治生協会館にて、教職員200名の参加を得て盛大に行われました。
●写真  

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◆2005年12月1日
カンフォーラの総長プロデュース・カレー 好評につき期間延長

 11月14日から始まった「京都大学 尾池総長プロデュース カンフォーラカレーフェスタ」は、11月30日までの17日間で、総出食数が4570食となりました。そこで、カンフォーラを運営する京都大学生活協同組合では、当初、11月30日までとしていた期間を、12月14日まで延長することにしました。また、企画終了後は、総長オススメの五穀米と5種の中で人気のあった3アイテムを名物メニューとして定番化することを検討中です。
●尾池総長プロデュースのカレーについて(10月26日トピックス記事)  

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◆2005年12月1日
尾池総長が第四錦林小学校で講演

 京都市立第四錦林小学校、同小学校PTA、吉田地域安心安全まちづくり推進委員会の共催で、同小学校教職員、保護者、地域住民を対象に「安心安全のまちづくり研修会」が開催され、本学の尾池 和夫総長が講師として招かれました。

 「わたしたちの暮らしと花折断層」と題された講演では、スライドを用いて地球のプレートや世界各国の活断層の動き、地震についての日本の歴史や最近の状況について説明されました。この地域にある花折断層が、周期的な活動により地震発生確率もかなり高いことが紹介されると、約250名の参加者は身近な話題だけに地震のデータや震災の写真を食い入るように見ながら、真剣にメモをとっておられました。講演後の質疑応答でも、地震発生の確率や震災への備えなどについて質問がありました。

 また、一方で、「日本は変動帯のおかげですばらしい風景と水に恵まれ、そこに変動帯の文化が生まれた」とする総長定番の「変動帯の文化」の話も出て、震災の恐ろしさだけではなく、地震の正体を知って災害に備えることの大切さが確認された意義深い講演となりました。

 講演後には、同小学校でボランティア活動を行っている本学の学生グループ「都どりーむ」が尾池総長に紹介され、尾池総長からは励ましの言葉が述べられました。
●写真  

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◆2005年12月1日
医学部附属病院が「黄斑疾患治療センター」を設置

 医学部附属病院において、近年日本でも問題になっている原因が究明されていない眼の病気、「黄斑疾患」を患っている患者さんのための治療センターが12月1日に設置されました。

 黄斑疾患センターの設立された目的は、黄斑疾患に対する最善の治療、黄斑疾患専門医の育成、さらには、黄斑疾患に関する集学的研究学を行う、というものです。

 吉村 長久 黄斑疾患治療センター長によると、「診察室では20年前にはこの病気の患者さんを診ることはなかった。しかし、10年前からボツボツ見かけるようになり、今では、1日に10人の新たな患者さんを診る時代となった。」ということであり、同センターが今後、重要な役割を果たすことが期待されます。
●黄斑疾患とは  

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◆2005年11月30日
平成17年度「京都府下・京都市域におけるVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)の保菌状況に関する疫学調査」の結果と今後の対応について

 医学部附属病院では、本年7月から京都市・京都府から依頼を受けて実施している「京都府下・京都市域におけるVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)の保菌状況に関する疫学調査」の17年度の調査結果を受け、11月30日、病院や老人介護福祉施設の担当者を集め説明会が開かれました。また、調査結果説明の後、京都府下・京都市域におけるVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)の監視体制構築についての提案やVRE感染の予防対策のポイントについての具体的な説明がありました。
 この調査は、京都市内の民間病院において、バイコマイシン耐性腸球菌(VRE)の保菌者の集団感染したことを踏まえ、京都市域・京都府におけるVREの保菌実態を明らかにし、感染防止の対策の確立を図るため実施しているもので、19年度まで3箇年にわたり調査を行うものです。
●写真   ●ニュースリリース  

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◆2005年11月30日
日本の熱帯林研究者らがマレーシア・サラワク州森林コーポレーションと研究に関する覚書を締結

 ボルネオ島のマレーシア・サラワク州では、京都大学を含む日本の大学と研究所の研究者らが、15年以上にわたって熱帯林研究を展開してきました。とくにランビル国立公園は、京都大学生態学研究センターの海外研究拠点の1つとなっており、フィールド・ラボや林冠クレーン、ウォークウェイなどの林冠観測システムが備わる、東南アジアでもっとも重要な研究拠点の1つとして国際的にも広く認められています。ここでは現在、生態学研究センターと連携し研究を進める総合地球環境学研究所(地球研)のプロジェクト(代表:中静 透 地球研教授)や科学技術振興機構の戦略的創造研究推進事業でのプロジェクト(代表:鈴木 雅一 東京大学大学院教授)などをはじめ、気象から生態学や社会学まで、さまざまな研究が進められています。

 11月29日-30日に、ボルネオのマレーシア・サラワク州クチン市で「森林生態、水門気象学と森林生態系リハビリテーション」をテーマに国際シンポジウムが開かれました。このシンポジウムにあわせ、日本の研究者らで組織する日本サラワク熱帯林研究コンソーシアムとサラワク森林コーポレーションの間で、研究協力に関する覚書が締結されました。この覚書は1993年に締結されていた覚書を更新し、さらに協力研究を広げていくために締結されたものです。2日間にわたるシンポジウムでは、サラワクで研究を展開する研究者やサラワク森林コーポレーションの研究員が共同研究の成果を発表し、情報交換を行いました。このシンポジウムと覚書の締結については、地元の新聞でも大きく取り上げられました。
●写真   ●サラワク州ランビル国立公園熱帯雨林生物多様性研究拠点の位置(地図32番)   ●生態学研究センターのホームページ

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◆2005年11月29日
「教育研究推進本部」と「経営企画本部」の銘板除幕式を挙行

 京都大学では、事務改革の一環として、これまでの事務本部を11月から学生支援、教務、国際交流、研究推進、産学官連携等の全学的な推進、支援を行う「教育研究推進本部」と、総長、役員会を中心とする戦略的な意思決定の支援や広報・渉外、リスク管理等の組織管理、全学の施設・情報インフラ整備計画立案を行う「経営企画本部」に再編成しました。
 11月29日、本部棟玄関において、尾池総長、各理事、学内関係者出席のもとに、二つの本部の銘板除幕式を行い、尾池総長から挨拶がありました。
●写真   ●尾池総長の挨拶   ●ニュースリリース

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◆2005年11月28日
学問には勇気も必要-京都大学未来フォーラム(第19回)を開催

 今月も京都大学未来フォーラムが開催されました。第19回目となる今回は、梅原 猛氏に「日本文化とは何か」というテーマでご講演いただきました。梅原氏は、1948年に本学文学部哲学科をご卒業後、立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、創設からの国際日本文化研究センター所長などを歴任され、現在は、同センター顧問を勤められるとともに、ものつくり大学総長に就任されておられます。また、『隠された十字架 法隆寺論』、『水底の歌 柿本人麿論』、『梅原猛の授業 仏教』など数々のご著書があり、その研究はこれらの著作を通じて世に"梅原日本学"と呼ばれています。

 講演では、ソクラテス、デカルトなどの合理主義とニーチェやハイデガーなどの非合理主義という相反する二つの哲学書を耽読した大学時代の勉強についてや、西田幾多郎氏に影響を受け、西洋だけでなく東洋、特に仏教の思想を学び、その上に独自の"自分で考える哲学"を目指されたという哲学への姿勢、ご自身の哲学観について語られました。

 また、笑いの研究から生まれた異なるジャンルの学者との交流や、"向こうから語りかけてきて"始めた8世紀の研究における法隆寺秘仏への疑問、建立の謎についての仮説のひらめきなどについて語られました。学生の皆さんに対しては、「学問は知識を詰め込まなくてはできない。しかし発見は知識にとらわれていては駄目だ。相反することを一人の人間ができる。それが創造だ。」とする湯川秀樹氏の言葉を紹介され、学問が孤独なものであり、学者は頭がいいだけでは駄目で勇気がいるとする持論など、多くのメッセージを送られました。

 現在、梅原氏は80歳になってから始められたアイヌの言語研究に夢中になっておられますが、最終的には哲学者として、"人類の哲学"-西洋の自然を支配し、科学技術を生んだ哲学を超えて、自然と共存し、それを科学技術と結びつける哲学-を書きたいと考えておられます。

 梅原氏の学問に対する熱い姿勢と気さくな語り口調に490名の参加者はすっかり魅了され、盛況のうちに講演は終了しました。
●写真  

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◆2005年11月26日
第47回京都大学11月祭を開催

 11月22日(火曜日)~26日(土曜日)にかけて、第47回京都大学11月祭が開催されました。 (22日は前夜祭)
 今年の統一テーマは「せっかくだから」です。吉田グラウンドで行われた応援団主催の前夜祭では、ステージ上での演舞演奏や模擬店の出店により、夜遅くまで盛り上がりが続きました。翌日の本祭からは、各種の講演・屋内企画なども行われ、訪れた人たちはそれぞれに11月祭を楽しんでいました。
●写真1(前夜祭)   ●写真2   ●第47回京都大学11月祭公式Webサイト

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◆2005年11月26日
京都大学地域講演会「大阪講演会」を開催

 京都大学教育研究振興財団の後援を得て、本学が有する知的財産を全国に発信し、広く地域社会との連携、協力を深めることを目的に、平成10年度から毎年、地域講演会を開催しています。今回は関西圏内に居住または勤務する本学の卒業生等で構成される「大阪京大クラブ」の協力を得て、大阪市での開催となりました。

 講演会では、まず尾池和夫総長から挨拶を兼ねて、「京都大学の今」がスライドで紹介されました。教育、研究、医療、学生の諸活動を写真で見ることができ、参加者は今の京都大学の動きを具体的にイメージすることができました。

 続いて、笹田昌孝医学部保健学科長から「健康づくりの京大方式」と題し、常日頃からの健康づくりの大切さ、加齢との上手な付き合い方について講演がありました。痛風などの具体的な疾病を例にあげた説明のほか、健康づくりには脚力を保つことが重要であるとし、毎日欠かさず30分以上の散歩を続けることが奨励されました。

 約90名の参加者はメモをとりながら真剣に聞き入っていました。最後に行われた質疑応答では、病院での検査結果など日頃から疑問に思われていることについて活発に質問があり有意義な講演会となりました。
●写真   ●大阪京大クラブについて  

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◆2005年11月25日
第7回京都大学国際シンポジウムを開催

 11月23日(水曜日)、24日(木曜日)の2日間、タイ・バンコクのナイラートパークホテルにおいて、第7回京都大学国際シンポジウム「地球・地域・人間の共生-野外科学の地平から-」を開催しました。京都大学から、アジア・アフリカ地域研究研究科、東南アジア研究所、農学研究科、情報学研究科、医学研究科、防災研究所の教員及び大学院生が参加し、フィールド・サイエンス、地域研究の立場から、グローバル化を越えた新たな共生関係の柄築を模索するとともに、21世紀を迎え人類が直面しているさまざまな問題について、日本、タイ、インドネシア、ミャンマー 、ラオス、スリランカから参加した研究者の間で活発な議論を行いました。また、タイの著名な知識人であるNidhi Eoseewong先生並びに人間文化研究機構 石井米雄機構長(京都大学名誉数授)の特別講演では、参加者が熱心に話に聞き入りました。

 アジア・アフリカ地域でフィールドワークを行ってきた本学研究者が中心となり、計222名(京都大学から46名)のアジアのフィールド・サイエンス、地域研究の研究者が集い議論を展開し、シンポジウムは成功裏に終了しました。

 なお、23日には、京都大学はタマサート大学及びチュラロンコン大学と、それぞれ大学間学術交流協定調印式を執り行い、協定を締結しました。
●写真   ●尾池総長の出張報告   ●第7回京都大学国際シンポジウム オフィシャルサイト

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◆2005年11月23日
関西テクノアイデアコンテスト’05を開催

 京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリーにおいて、「関西テクノアイデアコンテスト’05(KATIC'05)」を開催しました。本コンテストの趣旨は、ユニークな発想やベンチャー精神を持つ人材の育成の一環として、身近な生活に役立つ技術から最先端技術までの幅広いアイデアを、高校生・大学生などを対象に広く募り、審査により表彰することです。今年で9回目を迎え、応募件数は過去最高の285件(高校の部:83件、大学の部:202件)あり、これまで以上に斬新的なアイデアが多く見受けられました。また、発表当日には高校・大学関係者の皆様をはじめ、多くの方に御来場いただき、活発な議論が行われました。
●写真   ●関西テクノアイデアコンテスト’05のホームページ  

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◆2005年11月21日
武田記念外国人留学生支援助成金贈呈式

 武田科学振興財団 横山 巖理事長と水本 信之 常任理事が尾池総長を訪問され、横山国際交流推進機構長同席のもと、武田記念外国人留学生支援助成金の交付書の贈呈が行われました。

 この助成金は、武田科学振興財団が、六代武田長兵衛氏の生誕100年、同氏および武田彰郎氏の逝去25年を迎える本年、海外からの研究者・留学生が、留学先として日本を選択するための研究および研究環境、生活環境の整備を支援することを目的とするものです。

 本年8月に本学から「武田記念京都大学外国人留学生特別支援プロジェクト」として申請を行い、10月に交付が決定されたものです。助成金の使途としては、国際交流会館(修学院本館・宇治分館・おうばく分館)へのインターネット回線の設置等の実施が予定されています。

 総長は助成金の贈呈を受けて、感謝の辞とともに、これからいただいた助成金を有効に活用していきたい旨、同財団の方に述べられました。また、財団の方からは、本助成金は総長がパネリストであったあるシンポジウムで述べられた「大学機関に対する援助が必要」という意見から、同財団では、大学に対する初めての機関助成である本助成金のアイデアが誕生したとの話の紹介などがあり、なごやかな雰囲気のなか、贈呈式は終了しました。
●写真   ●武田科学振興財団のホームページ  

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◆2005年11月21日
「第5回京都ナノテクスクール」&「第6回ナノ工学セミナー」ジョイントフォーラムを開催

 「第5回京都ナノテクスクール」&「第6回ナノ工学セミナー」ジョイントフォーラムが桂キャンパスローム記念館大ホールにて開催されました。午前の部では「第5回京都ナノテクスクール」が開催され、京都大学ナノテクノロジー総合支援プロジェクト代表の磯田先生によるプロジェクトの紹介につづき「MEMS技術」、「半導体電子物性評価」、「ナノインプリント」を題材として、企業からの専門家による最先端のナノテク関連機器の動作原理・その応用から最新の技術動向を内容とした講演が行われました。午後の部では京都大学工学研究科ナノ工学高等研究院が主催するナノ工学セミナーが開催されました。京都大学副学長の松重先生による京都大学のナノテク研究への取り組みについての講演から、開設されて3年目となり最先端のナノテクノロジーをベースにした多くの異分野融合研究を活発に行っているナノ工学高等研究院の「分子ナノ」、「量子ナノ」、「バイオナノ」グループからの最前線の研究成果紹介が行われました。また今回は特別講演として早稲田大学ナノテクノロジー研究所の和田先生による「単一分子エレクトロニクスの展望」と題しての講演が組み込まれ他大学との研究交流を含めた産学連携の技術・情報交流を実現することができました。
●写真  

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◆2005年11月21日
京都府医師会との懇談会を開催

 京都大学医学部附属病院では、京都府医師会との懇談会を開催しました。

 この懇談会は毎年開催されているもので、意見交換を通して互いの距離を縮め、協力体制の一層の促進を図るというものです。

 今回のテーマとしては、「地域連携と地域医療機関への広報活動」と題し、4つのテーマについて、つまり、1.総合臨床教育・研修センターの設置について 2.専門修練医の受入について 3.紹介初診患者予約システムによる患者の受入について 4.地域医療機関への広報活動について で、当院の現状をお話し、その後、意見交換が行われました。

 医師会からは、国立大学法人に移行しても大学病院の本来の有るべき姿、教育・研究の機関としての役割を果たすべく取り組んで欲しい等の意見がありました。

 特に話題になったのは、卒後3年目以降を対象とした専門修練医の受入に関することです。

 大学病院、地域医療機関、大学院を通して専門医を育成していくことが必要で有るとした上で、ニーズに応じて適切に医者が配置されるよう、新しい医師の循環システムをいかにして構築していくか考えて行かなければならない。そのためには、本院と京都府医師会が連携をとっていかなければならないことが確認されました。
●写真  

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◆2005年11月19日
クロックタワーコンサートを開催

 京都大学では、今年の9月に京都市立芸術大学と大学間交流の覚書を交わしましたが、その第一弾の事業として、時計台記念館・百周年記念ホールにおいて、クロックタワーコンサートが開催され、京都市立芸術大学の教員・院生によるオペラが上演されました。
 熟練されたピアノ演奏、磨き上げられた歌声、洗練された演出による熱演が行われ、参加した約430名はそれぞれの熱演に割れんばかりの拍手を送るなど、芸術の秋の夕を満喫していました。
●写真  

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◆2005年11月17日
京大宇治地区 自動体外式除細動器(AED)設置

 自動体外式除細動器(AED)が宇治地区研究所本館インフォメーションセンター前に設置されました。11月8日・17日には、宇治市東消防署の指導のもと、人体模型を使いながらの気道確保、人工呼吸、心臓マッサージ、AEDによる電気ショックなど心肺蘇生法による救命手当の実技指導が実施され、事務部職員47名が参加しました。
●写真   ●自動体外式除細動器(AED)  

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◆2005年11月16日
京大IIOフェア開催

 国際イノベーション機構では、昨年までのIIC(国際融合創造センター)フェアを継承・発展させ、今年からIIOフェアとして京都大学での最新の産学連携方針を説明させて頂くとともに、保有する知的資産(研究成果、特許)を広く公開し、企業の方々との連携を深める場として設定致しました。

 東京会場(9月29日 東京国際フォーラム)では「環境・エネルギー・安全」、京都会場(11月16日 桂キャンパスローム記念館)では「IT・ナノ・材料」をテーマに、出展者にはプレゼンテーションとポスターセッションを、また京都大学が関係する企業・機関にはポスターセッションを行っていただきました。

 共同研究等の相談窓口も設け、両日とも200名を越える方々のご参加をいただき、盛況のうちに終了致しました。今後これまで以上に活発な産学官交流の展開が大いに期待できる内容となりました。
●写真   ●尾池総長の挨拶  

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◆2005年11月15日
図書館機構の展示会「知識を運ぶメディア」のオープニング・セレモニー及び内覧会の開催について

 展示会「知識を運ぶメディア」のオープニング・セレモニー及び内覧会が時計台記念館で開催されました。

 この展示会は、今年4月に発足した「京都大学図書館機構」が発足したことを記念して、それまで附属図書館で毎年秋季に実施してきた公開展示会を、図書館機構の公開事業として位置づけ、講演会や討論会とともに開催するものです。開催期間は11月15日(火曜日)-12月18日、開館は9時30分-17時です。

 時計台記念館と附属図書館3階展示室の2つの会場には、それぞれ「京都大学の学術情報散見」、「電子図書館とハイブリット展示」というテーマで、貴重な学術雑誌の初版本や、シーボルトの日本動物誌などが展示されています。

 このほか、公開事業のテーマ「京都大学の情報基盤の未来を考える」に基づき、図書館機構発足記念講演会及びキャンパス討論会「学問分野別に学術情報のあり方を考える」が開催されます。
●写真   ●イベント情報  

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◆2005年11月15日
第8回キャンパスミーティングを開催

 今回は、薬学研究科において、東山 紘久 副学長、木谷 雅人 副学長、橋田 充 薬学研究科長が同席し、院生・学生12名が出席しました。
ミーティングは、午後6時過ぎからはじまり、フリートーキングの形で行われ、自己紹介を兼ねて順次学生から大学や研究科等に対する意見、要望及び質問等がなされました。
 今回のミーティングでは、薬学部における6年制の導入、カリキュラムの在り方、英語による授業の導入、国家試験受験に対する支援、奨学金の充実、薬学部施設の施設管理等について多くの意見や要望が出され有意義な2時間を終えました。
●写真  

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◆2005年11月11日
中央教育科学研究所長が表敬訪問

 朱 小蔓 中央教育科学研究所長が尾池総長を表敬訪問されました。朱所長は11月12日教育学研究科主催国際シンポジウム「子どもの教育と未来力」にて講演のため来日されていたもの。尾池総長との懇談では、同研究所と本学との学術交流の今後のあり方等について意見交換をされました。
●写真   ●教育学研究科 国際シンポジウムのサイト  

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◆2005年11月10日
「人的・知的資源の交流に関する包括協定の締結について

 このたび、 京都府教育委員会と、大学の持つ知的財産・人材の学校教育への活用、及び質の高い教員の確保を目的とする包括協定を締結することになりました。

  この協定は、研究者の出前授業や大学の施設の活用、教員を目指す学生・院生への小中学高校での実習の場の提供を通じて、人的・知的資源の交流を推進するものです。

 本学の学生・院生にとって、フォーマルな教育実習だけでなく、実践の場が与えられることは、大きなメリットです。
●写真  

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◆2005年11月10日
次期エネルギー科学研究科長に八尾教授を選出

 大学院エネルギー科学研究科教授会は、次期エネルギー科学研究科長に八尾 健(ヤオ タケシ)教授(エネルギー固体化学)を選出しました。任期は平成18年4月1日から2年間。
●エネルギー科学研究科のホームページ  

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◆2005年11月4日
京都大学留学フェア2005を開催

 京都大学では、学部生、大学院生に対する広範な留学情報の提供を目的として、時計台記念館において本学をはじめ近隣大学の学生・院生等も対象にした留学フェアを開催し、約500名を超える学部生・院生等が参加しました。オリエンテーションでの尾池先生での挨拶に続き、秋山玲子さん(農学研究科修士・スウェーデン留学)と久山雄甫さん(総合人間学部・ドイツ留学)の留学体験談が語られました。

 また、2階の国際交流ホールには、アメリカ大使館、オーストラリア大使館、オランダ王国大使館、スウェーデン大使館、ドイツ学術交流会、在大阪中国総領事館、日韓友好協会、関西日仏学館、ニュージーランド大使館、ブリティッシュ・カウンシルなどの22の留学相談ブースが設けられ、多くの学生が訪れていました。
●写真   ●尾池総長の挨拶  

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◆2005年11月4日
科学技術振興機構(JST)平成17年度『原子力システム研究開発事業』に6件採択されました

 「原子力システム研究開発事業」は、革新的原子力システムの実現に資することを目的とした研究課題を募集し支援する文部科学省の新規事業で、この事業に関する募集、審査等に係る執行管理業務は、科学技術振興機構に委託されています。

 初年度である今年度は、「基盤研究開発分野」と「特別推進開発分野」について、革新技術審査委員会及び若手対象審査委員会において審査のうえ、革新技術創出型研究開発13件、若手対象型研究開発24件、合計37件の課題が採択されました。

 本学からは、革新技術創出型研究開発2件、若手対象型研究開発4件が採択されています。
●採択研究開発課題一覧   ●科学技術振興機構「「原子力システム研究開発事業」のページ  

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◆2005年11月2日
京都大学工学研究科博士後期課程交流セミナーを開催

 工学研究科桂キャンパスにおいて、「京都大学工学研究科博士後期課程交流セミナー」を開催しました。

 これは、平成16年度開始の8大学(北海道大学、東北大学、東京大学、東京工業大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学、京都大学)工学系研究科共同で取り組む博士後期課程教育のためのGPの一環として実施されたものです。本セミナーは、専攻を超えて学生同士の交流を図ること、自分の研究を専門外の人に的確に伝えられるようスキルアップを図ること、企業から講師を招いて博士後期課程修了者への企業の考え方が理解できること等を目的としています。

 今回で2回目となるセミナーですが、学外からお招きした3名の講師を初め76名の参加を得ることができ、大いに実りあるセミナーとなりました。

 また、企画段階からの大学院生の参画及び当日の進行により、よく練られた企画に沿って極めてスムーズに進行し、盛大かつ充実した、極めて有意義なセミナーとなりました。参加した大学院生にとっては、専攻の枠を超えた大学院生同士の交流と企画力を養うよい経験になったものと思われます。
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◆2005年10月30日
附属病院でICLSの研修会を実施-地域の病院職員を対象としたもの-

 附属病院では、本院の職員を対象としては、10月より月2回1次救命処置(BLS)研修が行われているところですが、10月29日、二次救命処置(ICLS)の指導者(自分が講習会のインストラクターとなった時)のための研修会が京都府立大学と共同開催されました。指導力の向上を目指す目的で地域の病院職員を対象として、18病院から24人とインストラクター20人が参加して行われました。

 参加者は、九州大学大学院医学研究院教育学講座 山岡章浩助教授より「講習会における教育学的原理」と題する講義を受けた後、成人学習原理の応用(コースデザインや受講生とのコミュニケーションのとり方)実践するために、ロールプレイ等をとおして効果的な指導法を学ぶことができました。例えば、実技を行っている受講生に対し実際どこがよいのか具体的に示して褒めてあげることにより、講習を受けている他の人(実技を見て学んでいる人)に対してもより理解を深めることができるというものです。

 最後に、おさらいとして「理想的な学習」について参加者全体で考え討論することにより、各人がより一層指導力のレベルアップを図ることができました。

 また、翌日の30日には22病院から48人、インストラクター46人が参加してICLSの研修会を行いました。研修終了後、内山病院長より受講生全員に対して終了証書が授与されました。
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◆2005年10月27日
華麗な生け花にため息 - 京都大学未来フォーラム(第18回)を開催

 時計台記念館・百周年記念ホールにおいて、恒例となった未来フォーラムが開催されました。18回目となる今回は、卒業生で華道 未生流笹岡次期家元 笹岡 隆甫氏に「秘すれば花」というテーマでご講演いただきました。

 まず、音楽の流れる中、生け花の実演が披露されました。上手には五葉松を上下左右に配し、そこに大振りの百合やかすみ草が生けられ、対になる下手には、松の枝やナナカマドなど秋らしい花が生けられました。竹を帆柱に見立てた舟形の器がダイナミックで、大ホールに映えるものである一方、銀色に染められた松の枝は、明るい電気の光に慣れた我々現代人に、ひととき、谷崎潤一郎の陰影礼賛にあるような、日本のあかりを感じさせてくれる演出でした。
 講演では、スライドで華道の歴史やご自身の作品の紹介をされ、伝統というものが型にはまるものではなく、常に新しいものを取り入れて変わっているのだということを、わかりやすくお話されました。

 集まった315名の参加者は、生け花を体験したことのある人も多く、質疑応答にも積極的に手が上がっていました。
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◆2005年10月26日
文部科学省「『魅力ある大学院教育』イニシアチブ」に6件採択されました

 「魅力ある大学院教育」イニシアティブは、文部科学省が、現代社会の新たなニーズに応えられる創造性豊かな若手研究者の養成機能の強化を図るため、大学院における意欲的かつ独創的な教育の取組を重点的に支援するもので、公募によって決定されます。文部科学省は今年度分として、45大学97件を採択、うち、本学からは人社系1件、理工農系3件、医療系2件の計6件が採択されました。
●採択結果一覧   ●文部科学省「魅力ある大学院教育イニシアチブ」のページ  

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◆2005年10月26日
総長監修?!カンフォーラの11月企画メニュー

 正門横カンフォーラでは、11月の企画メニューとしてカレーが登場します。カレーは以前からメニューにありましたが、今回のカレーは尾池総長もアイデアを出した特別メニュー。

 シーフードカレー、ビーフカレー、4種類豆と野菜のカレー、挽肉と豆のキーマ風カレー、ステーキカレーの5種類が用意され、それぞれライスを五穀米・サフランライス・白米の中から選ぶことができます。ルーは、小麦粉を使用せず、香味野菜と8種類の香辛料で仕上げたスパイシーなソースに、甘みとして、りんごのほかバナナを加えているのが特徴です。ダシとなるブイヨンは、各カレーごとに変えているほか、化学調味料を使用しないというこだわり。価格は630円-735円前後になる予定です。

 この企画は、以前から「尾池総長をもっと身近に感じたい」という学生さんの声があったところ、法学部の学生さんから「総長の好きな食べ物を生協で置いてみてはどうか」と提案があり、今回、実現されました。8月9日には尾池総長にインタビューが行われ、メニューがカレーに決定しました。尾池総長のおススメは、ミネラルや食物繊維が豊富に含まれ、血糖値を下げる効果もあるという五穀米です。

 これらのメニューは11月14日からカンフォーラで楽しむことができます。
●写真   ●京都大学生協「カンフォーラ」のホームページ  

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◆2005年10月26日
第7回キャンパスミーティングを開催

 総長と学生が直接懇談することにより相互理解を深めるとともに、学生の意見等を聞いて、今後の大学運営に資することを目的に行われています。今回は、医学研究科において、東山 紘久 副学長、成宮 周 医学研究科長及び笹田 昌孝 保健学科長が同席し、院生・学生(保健学科を含む)15名が出席しました。

 総長から、自己紹介を兼ねて、先週、外国出張をしたスウェーデンのカロリンスカ研究所等についての話とともに、ノーベル賞のメダルを模したメダルをお土産として参加者に配付されました。

 ミーティングでは、カリキュラムの在り方、教授方法、英語による授業の導入、ティーチングスタッフの充実、病院における研修制度、課外活動施設の改修、奨学金の充実、就職情報の収集・提供、他学部等の学生との交流、院生・学生の自治活動、東大路通に面した門の設置のなど、多くの意見や要望が出され有意義なキャンパスミーティングとなりました。
●写真   ●キャンパス・ミーティングとは  

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◆2005年10月26日
メキシコ、グアダラハラ大学長が表敬訪問

 José Trinidad Padilla Lópezグアダラハラ大学長が尾池総長を表敬訪問されました。同大学との大学間学術交流協定は1983年に締結されており、現在協定校65大学ある中でも6番目の協定校です。尾池総長との懇談では、22年の交流の歴史を踏まえて、今後の同大学と本学との共同研究、研究者や留学生の交流の活性化等について意見交換されました。
●写真  

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◆2005年10月25日
大学入試センター試験 英語リスニングテストの予行演習を実施

 大学入試センター試験 英語リスニングテストの予行演習を実施しました。

 この演習は、受験者各自がICプレーヤーを操作して音声問題を聞き取り回答する英語リスニングテストに備え、各監督者がICプレーヤーの操作方法等を正しく理解することを目的とするものです。
 演習では、事前に準備したICプレーヤーの機器の絶縁シート装着不備が原因による電池切れ等のトラブルが発見されました。
 集まった各部局実施責任者は、本番に備えて点検すべき箇所の洗い出しができ、有意義な予行演習となりました。

 なお、本番の試験では大学入試センターで点検された機器が使用されます。
●ニュースリリース  

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◆2005年10月23日
原子炉実験所「アトムサイエンスフェア」を開催

 原子炉実験所では、子供たちを含めた地域の方々に広く科学に興味を持っていただくため、地元自治体(熊取町、泉佐野市、貝塚市)の教育委員会等の協力を得て「アトムサイエンスフェア」を開催しました。今年で4回目となる同フェアでは、「放射線を見る道具を作る」、「放射線をはかる」及び「わくわく面白実験」という3つの教室に分かれた実験教室と、実験所教授による「巨大地震が関西を襲うーその時、身を守るためにー」というタイトルでの講演が行われました。

 特に「わくわく面白実験」は、子供たちに、放射線だけではなく広く科学に興味を持ってもらう目的で、昨年初めて開催されましたが、今年も家族ぐるみの多数の参加者があり、皆、楽しそうに実験に取り組んだり、熱心に質問したりしていました。

 原子炉実験所では、今後も、このような地域の方々が気軽に参加でき、科学と身近にふれあうことのできる場を提供していきたいと考えています。
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◆2005年10月22日
尾池総長が日瑞学長会議に出席

 尾池総長は、日本大学学長団の一員として、10月18日-22日にスウェーデンで開催された日瑞学長会議に出席した。日本からは、京都大学の他に、北海道大学、東北大学、東京大学、東京農工大学、東京工業大学、一橋大学、名古屋大学、大阪大学、広島大学、九州大学、岩手県立大学、会津大学、東京都立大学、慶応大学、早稲田大学並びに立命館大学の学長等が参加した。平成15年にスウェーデンの学長団を受け入れたことにより、今回、スウェーデンにおいての日瑞学長会議が実現したものである。

 10月18日、スウェーデン王立科学アカデミーにて、Bo Sundqvistウプサラ大学長、スウェーデン高等教育協会会長並びにJan Lindstenスウェーデン王立科学アカデミー学長からの挨拶でセミナーが始まり、尾池総長が”Strategic planning within universities”のテーマにより、京都大学の現状と施策についてプレゼンテーションを行い、好評であった。その後ノーベル記念館を訪問し、展示を堪能した。

 19日から20日にかけて、ストックホルム王立工科大学、カロリンスカ研究大学、スウェーデン農業科学大学並びにウプサラ大学を訪問した。訪問先の各大学では、研究施設の見学や特徴的な研究内容についての説明を受け、充実した時間を過ごした。

 なお、19日にはストックホルム王立工科大学との間で、「学術交流に関する一般的覚書」にAnders Flodström 学長とともに署名し交換した。

 21日には、ウプサラ大学で開催されていたヨーロッパ大学連合(European University Association)の会合に参加した。この会合では、”Research in Europe: Strategies and Funding”等のテーマでセッションや分科会が開かれており、大学の予算確保についてフォード社の役員がスピーチをするなど、様々な分野からの出席者があり、刺激を受けるものであった。
●写真   ●総長からの本会議報告等  

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◆2005年10月21日
出向者懇談会を開催

 近畿地区を中心に青少年教育施設、博物館、文化財研究所、大学、大学共同利用機関等、27機関に出向している職員135名を対象に懇談会を開催しました。まず木谷副学長から、法人化後、各大学が独自性を追求しつつ連携を強化する国立大学において、出向者の果たす役割も大きくなってきていると挨拶があり、続いて出向者を代表して鳥塚 大学入試センター管理部適性試験課課長補佐から近況報告等がありました。

 木谷副学長をはじめとする事務本部や部局の事務幹部職員も含め約130名が出席した満員の会場は、澤田人事部長の発声による乾杯のあと、大いに盛り上がり、久しぶりに顔を合わせる出席者の懇談の輪がいくつもできていました。
●写真  

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◆2005年10月21日
ガブリエレ・プロイ レクチュア&コンサート「オーストリアン・サウンドスケープ」

 全学共通教育講義「サウンドスケープ-音のエコロジー」の一環として、オーストリア・ウィーン在住の作曲家ガブリエレ・プロイさんのレクチャー&コンサートが人間環境学研究科地階大講義室で開催されました。

 この企画は、 2005年日本・EU市民交流年参加イベント「オーストリアン・サウンドスケープ」の一部で、オーストリア外務省・同駐日大使館の協力になるものです。

 当日はまずプロイさんが自らの作曲家としてのスタンスの置き方と作品(サウンドスケープ・コンポジション)を解説し、引き続きCD演奏を行いました。紹介された作品は、1)「ウィーン西」駅の音を素材として、構成した作品。Wien West Bahnhof (1997); 2)北オーストリアのWaldviertel地域の自然の音風景の変化を追ったWaldviertel (2005); 3)ハバナ(キューバ)の街を行き交う車、自転車、オートバイ、船の汽笛、そして人々の元気な声でハバナの活気と人々の生活を描いたHabana (2002/2003)でした。

 参加者は25名。演奏のあと熱心な質疑が行われました。
●写真  

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◆2005年10月21日
トルコ共和国よりチュクロバ大学長が訪問され病院の施設見学をされました

 医学部附属病院をトルコ共和国より外科医でもあるアルパー・アクノール学長が訪問されました。当日は、ディサージャリー、ICU施設等の見学をされました。特に手術部においては、実際の胃の全摘手術の様子を熱心に見られ勉強されていました。
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◆2005年10月21日
医学部附属病院が大阪地方裁判所との懇談会を実施

 医学部附属病院において大阪地方裁判所との懇談会が実施されました。

 同懇談会は、2部構成で1部は講演方式によるもので100名余りが参加し、大阪地方裁判所裁判官より医療訴訟において最も重要な裁判資料、重要な証拠となる診療録「カルテ」についての作成の実情と記載の在り方、並びに異状死の届出について説明がありました。特に、カルテの記載については「チーム医療から考えるとだれもがわかるカルテを書くこと。読みやすいカルテにすること。」等の説明がありました。その後、質疑応答が行われました。

 続いて2部では、裁判官8名と鑑定経験のある医師8名の懇談形式で行われました。最初裁判所より医事関係訴訟を巡る現状と課題の説明を受けた後、鑑定人候補者推薦から実際の鑑定の方法について活発な意見交換が行われました。
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◆2005年10月20日
第105回京都大学医学部解剖体祭を開催

 京都大学医学部では、京都市左京区・黒谷本山 金戒光明寺において「京都大学医学部解剖体祭」を開催しました。
 解剖体祭は平成16年9月1日から平成17年8月15日までの間、京都大学医学部並びに関連の病院において解剖(系統・病理・法医)の承諾を賜りました215位を合祀させていただくとともに、諸霊位、並びにご遺族の皆様方に心からの感謝と敬意を表すもので105回目を迎えました。
 式典にはご遺族242名、来賓25名、医学部教職員61名、学生148名、白菊会会員191名 計667名の出席があり、本堂での法要につづき隣接する納骨塔において大塔婆を建立しました。
 また、「解剖体祭」終了後、同寺の方丈において白菊会総会が開催されました。

 京大白菊会は、死後自らの身体を解剖学の教育と研究のために提供し、医学教育と医学・医療のシンポ向上に協力しようとする目的で、京都大学医学部へ献体しおうという篤志を持った人々により構成される任意篤志団体です。同会は昭和36年に22名の会員により、全国で2番目の献体篤志団体として発足しました。
 医学教育の中で解剖学教育は大きな比重を占めますが、解剖学実習は遺体を用いて行うことが不可欠であり、京都大学医学部における解剖学教育に京大白菊会はなくてはならない支援団体となっています。
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◆2005年10月18日
ノーベル物理学賞受賞者 アブリコソフ博士が基研コロキウム"Superconductivity: History and Modern State"(超伝導:その歴史および現状)にて講演

 Abrikosov博士による基研コロキウム"Superconductivity: History and Modern State"(超伝導:その歴史および現状)が京大21世紀COE「物理学の多様性と普遍性の探求拠点」との共催で行われました。Abrikosov博士は現在、米国アルゴンヌ国立研究所の特認科学者であり、超伝導および超流動の研究によって2003年にノーベル物理学賞を受賞されています。

 講演においては、超伝導についてその研究の歴史をたどりながら、超伝導の物理がどのように解明されてきたかを講義されました。また、近年の超伝導研究の進展についての紹介をされるともに、博士の理論を展開されました。
会場となった基礎物理学研究所大講義室多数には学生、大学院生とともに多くの研究者がつめかけ、講演は、非常に熱気のこもったものとなりました。

 講演に先立ち、松本理事及び横山副学長を表敬訪問され、懇談されました。
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◆2005年10月16日
教育学研究科附属臨床教育実践研究センター公開講座「子どもたちと暴力」を開催(21COE「心の働きの総合的研究教育拠点」共催)

 臨床教育実践研究センターでは、毎年、深刻化する教育問題への取り組みの一環として、現代人の心の理解に主眼をおいた公開講座を開催しています。

 今年は、ユング派分析家のAllan Guggenbühlセンター客員教授と河合俊雄教授を講師として、10月16日(日曜日)の午後1時から、百周年時計台記念館国際交流ホールIで行いました。

 講演では、学校現場などにおける子どもの暴力の問題について、スイス、オーストリア、スウェーデン、アメリカなどさまざまな国々において直接学校と関わる中で解決への成果を上げておられるその理論的背景と実際について、具体的な例を交えながら分かりやすく取り上げられました。後半の質疑応答では参加者からの活発な質問や意見が出され、子どもたちをめぐる暴力の問題を通して、現代の子どもの心の様相やそれへの対応についてフロア全体で深める場となりました。

 本講座は、毎年参加者からの好評を得ており、複雑な心の問題を理解していく上で不可欠な、人間の存在自体を見つめ直すことに繋がるテーマが話し合われる貴重な機会となるよう、来年度以降も開催していくことを考えています。
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◆2005年10月15日
「卒後3年次以降の専門医育成システムと今後の新しい医師循環システム構築について」―京大関係病院長協議会定例総会で意見交換―

 附属病院では、京大関係病院長協議会定例総会が、医学部百周年記念施設である芝蘭会館を会場とし関係病院143施設の病院長、本学関係者を含め170人あまりが参加して開催されました。

 総会では、来年4月からの卒後3年次以降の専門医育成に関し、「卒後3年次以降の専門医育成システムと今後の新しい医師循環システム構築について」と題したパネルディスカッションを行い、本院及び各関係病院から、それぞれ現状と課題について発表の後、協議に移りました。

 特に、国立大学病院長会議における卒後臨床研修委員会の委員長である平出 敦医学教育推進センター教授からは、現在委員会で議論されているレジデント(仮称)について、診療チームでリーダーシップを発揮できる人間性豊かな専門医の育成・地域医療を実践する心と技能をもった実力のある専門医の育成が必要であり、そのため大学病院、地域医療機関、大学院を通して専門医を養成していくシステムが必要性であることが発表されました。その後、意見交換を行い国立大学病院長会議のレジデントに対する考えを参加した病院に広く伝え、理解と協力を得ることができました。
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◆2005年10月12日
檜山爲次郎教授が、日本の触媒化学分野の優れた研究を海外でPR

 工学研究科(材料化学専攻)檜山爲次郎教授が、10月12日ドイツ・アーヘン工科大学にて開催された「北大触媒化学研究センター主催の国際シンポジウム(CRC International Symposium in Aachen on Cross-Coupling and Organometallics)」において、講演をされました。

 このシンポジウムは、日本の触媒化学者によるノーベル賞級の研究を海外に広くPRし、受賞までの後押しを目的として、開催されたものです。

 檜山爲次郎教授は、日本から選ばれた3名の研究者のうちの一人として、有機ケイ素 化合物のクロスカップリング反応についての独自の研究について講演をされました。

 なお、このシンポジウムには、クロスカップリング反応研究についての第一人者である本学名誉教授・理化学研究所フロンティア研究システム長の玉尾皓平氏も選ばれ、講演されました。
●写真   ●講演要旨  

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◆2005年10月11日
京都大学 高等教育研究開発推進機構 特別企画展 movement / 形態 / expression 」を開催

 吉田南総合館北棟・吉田南1号館BFにおいて「京都大学 高等教育研究開発推進機構 特別企画展 movement / 形態 / expression 」を開催しています。
 本機構では、従来から“活力ある教育の場の形成”を目指し、京都を拠点として活発な創作活動をされている新進の芸術家の絵画や彫刻を常設展示しており、今回開催する特別企画展も上記芸術家の方々のご協力を得て企画されたものです。
 この特別企画展では、より個性あふれる作品の数々をご観覧いただけるものと期待しております。みなさんのご来場をお待ちしております。
●写真   ●特別企画展  

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◆2005年10月10日
第6回京都大学国際シンポジウムを開催

 10月8日(土曜日)・9日(日曜日)の2日間、中国北京の中国農業科学院作物科学研究所において、第6回京都大学国際シンポジウム「日本と中国における植物科学研究-ゲノミクスから育種へ」を開催しました。京都大学からは、農学研究科、理学研究科、生命科学研究科の教員及び大学院生が参加し、本学における基礎から応用までの幅広い植物科学研究の成果について研究発表を行うとともに、世界的な人口増加により近い将来起こると考えられている深刻な食料問題について、日中研究者の間で活発な討論を行いました。また、会場では同時にポスターセッションを行い、発表者は、シンポジウム参加者から熱心な質問を受けていました。
 計254名(京都大学から35名、中国から219名)の研究者・大学院生の参加により、日中の植物科学研究者が交流し、シンポジウムは成功裏に終了しました。
●写真  

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◆2005年10月8日
京都大学宇治キャンパス公開 2005 を開催

 京都大学宇治キャンパスでは、10月7日、8日に「宇治キャンパス公開2005」が開催されました。
 このキャンパス公開では、宇治地区の4研究所(化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、防災研究所)・4大学院研究科(農学研究科、エネルギー科学研究科、工学研究科、情報学研究科)・2センター(低温物質科学研究センター、国際融合創造センター)が「夢のある安全な未来を拓く最新科学」を統一テーマに、各研究所等の研究活動を一覧できる総合展示、公開ラボ、公開講演会を実施しました。なお、昨年好評だった樹木観察会は雨のため中止となり、集まった参加者からは残念そうな声が聞こえてきました。
 今年は、雨にも拘らず2日間で約500名と多くの参加者を得ました。また、宇治川オープンラボラトリー会場(中書島)には、今年初めて宇治キャンパスからシャトルバス(4往復)を用意、多くの参加者が利用しました。このシャトルバス効果もあり、今年は、昨年の2倍以上約180名の参加者を得ました。
 総合展示では、各研究所等から詳細な説明が行われ、公開ラボでは、参加者自ら体験することができる実験などを用意し、楽しみながら最新科学の研究にふれていただきました。また公開講演会では、天然ゴム:その過去と未来(化学研究所 教授 粷谷信三)、光の時代を拓く新量子放射源:自由電子レーザー(エネルギー理工学研究所 教授 山嵜鉄夫)、ナタデココが光った(生存圏研究所 教授 矢野浩之)、木造建物は地震に弱いか、強くできるか(防災研究所 教授 鈴木祥之)と題して講演が行われました。
●写真  

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◆2005年10月8日
復旦大学の学生が京都研修

 本学の学生交流協定締結校である上海の復旦大学の学生10名、教職員4名が10月1日から8日まで、本学での研修を行いました。

 メンバーは、本学での講義の他、生存圏研究所の信楽MU観測所での研修や、大日本スクリーン製造株式会社の久御山工場見学、市民団体との交流などを行いました。

 国際交流科目として、本年8月には、全学の1-3回生、15名が上海の復旦大学を起点に臨地研修を行いました。今回の研修はその返礼として行われたものです。上海研修に参加した本学学生も、受け入れ活動に積極的に参加し、大いに交流を深めました。
●写真  

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◆2005年10月7日
京都大学鉄道研究会50周年記念写真展「鉄道のある情景」を開催

 京都大学鉄道研究会は設立50周年を記念し、写真展「鉄道のある情景」を12月4日までの会期で開催しています。
 この写真展には、生活におけるさまざまな場面で鉄道が占める位置、果たしてきた役割などを、振りかえられるような写真が集められており、雪の鞍馬山を走る鉄道の写真など、京都にゆかりのある鉄道と情景が多く展示されています。
 場所は時計台記念館の京大サロンで、土曜日、日曜日も開館しています。入場は無料で午前9時から午後9時まで観覧することができます。
●写真   ●写真展  

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◆2005年10月7日
ミュンヘン工科大学・京都大学交流イベント-日本におけるドイツ”Frontier Sciences”-を開催

 10月6日から7日の2日間にわたって、ミュンヘン工科大学と京都大学との交流企画「日本におけるドイツ“Frontier Sciences”」を開催しました。
 本イベントは、ミュンヘン工科大学(TUM)と複数の部局間学術交流協定を結んでいる京都大学との交流イベントのひとつとして、ミュンヘン工科大学より京都大学が指名を受け、日独における科学フロンティアを広く日本の学協会・企業・財団の方々に紹介し、両大学・両国の将来に向けた益々の学術研究交流の発展を目的として開催されました。
●写真   ●イベント情報  

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◆2005年10月7日
普通救命講習会を実施

 吉田事業場に設置されるAED(自動体外式除細動器)の取扱いおよび心肺蘇生法と心臓マッサージの実技指導を含めた普通救命講習会が、京都市左京消防署の協力を得て実施されました。

 AEDとは、心肺停止傷病者の心電図を自動解析し、除細動(電気ショック)が必要な場合に音声等の指示により除細動を与えることができる医療機器です。日本国内においては、平成16年7月から非医療従事者による使用が可能になりました。

 講習会は9月27日、30日、10月7日の3回実施され、それぞれ48名、50名 、49名が参加しました。救急隊員の指導のもと、救急車が来るまでの初期救命活動の実技講習がAEDを用いて行われ、何度も繰り返しながら実技を行うことにより教職員の初期対応能力の向上が図られました。

 なお、講習会は10月25日(火曜日)、11月2日(水曜日)にも追加開催されます。
●写真  

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◆2005年10月7日
労働衛生週間の実施

 原子炉実験所では10月1日から10月7日の全国労働衛生週間中、労働衛生意識の高揚と自主的な労働衛生管理活動の促進を図るため、正門に労働衛生旗を掲揚するとともに、立看板により「全国労働衛生週間」の呼びかけと「働き過ぎていませんか 働き方を見直して心とからだの健康づくり」のスローガンを掲出しました。
 また、10月3日(月曜日)の午後、当実験所の総括安全衛生管理者、衛生管理者及び産業医が職場巡視を行い、最初に炉室、その後ホットラボラトリの各実験室、原子炉応用センターの各実験室、臨界集合体棟の各研究室、制御室、トレーサー棟の各実験室、研究棟の中央管理室、各実験室、工作棟、倉庫、廃棄物処理棟の処理工場、各実験室を巡視しました。その結果、特に重大で緊急な改善を要する箇所はありませんでしたが、巡視者から各部署の教職員に対し、より一層の労働衛生についての注意喚起が行われました。
 当実験所では、労働衛生週間のみならず、今後とも全所的に労働衛生意識の向上と労働衛生管理に努めていくこととしています。
●写真  

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◆2005年10月6日
京都大学2005年度特別公開講座「地球環境-企業と市民社会の対話と協力-」(第1回)を開講

 吉田南4号館共30教室において京都大学2005年度特別公開講座「地球環境-企業と市民社会の対話と協力-」が開講されました。

 本講座は、「環境を考える経済人の会21(B-LIFE21)」(代表世話人・小林陽太郎富士ゼロックス株式会社取締役会長)による寄附講座を、今年度の後期全学共通科目・「環境政策論-IB(担当教員:大学院地球環境学堂 松下和夫教授)」を活用して開講するものです。

 第1回目となるこの日は、B-LIFE21事務局長の三橋規宏・千葉商科大学教授が「地球限界時代の企業経営」をテーマに講演し、300人を越える学生、市民が受講しました。

 第2回目は、10月13日(木曜日)(14時45分-16時15分)、時計台記念館・大ホールにおいて岡部敬一郎・コスモ石油株式会社代表取締役会長の講演があります。みなさんのご参加をお待ちしております。
●写真   ●今後の日程等詳細について  

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◆2005年10月6日
「ひらめき☆ときめき サイエンス-ようこそ大学の研究室へ-KAKENHI」に本学から2件採用

 中高生を対象とした科研費による研究成果の社会還元・普及の一環として、平成17年度から新たな事業である「ひらめき☆ときめき サイエンス-ようこそ大学の研究室へ-KAKENHI」に本学から2件(総合博物館、原子炉実験所)採用されることとなりました。
 本事業は、日本学術振興会と大学が学術と日常生活との関わりや学術がもつ意味に対する理解を深める機会を提供し、
(1)我が国の将来を担う中等教育課程(中学校・高等学校)の生徒を対象として、その知的好奇心を刺激し、心の豊かさと知的創造性を育むこと
(2)科学研究費補助金による研究成果をわかりやすく発信すること
を通じて、学術の文化的価値及び社会的重要性について示し、もって学術の振興を図ることを目的としています。
 本学では総合博物館「日本の動物はいつどこからきたのか」(2005年12月10日)及び原子炉実験所「原子力・放射線が織りなすサイエンスの世界」(2006年1月16日)の開催を予定しており、以下のページで参加者を募集中です。
●総合博物館「日本の動物はいつどこからきたのか」   ●原子炉実験所「原子力・放射線が織りなすサイエンスの世界」   ●日本学術振興会「ひらめき☆ときめき サイエンス 」のページ

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◆2005年10月5日
安全衛生教育教育を実施

 時計台記念館百周年記念ホールにおいて安全衛生教育教育が実施されました。この取り組みは、2005年6月1日開催の環境・安全・衛生委員会において了承され、施設・環境部環境安全課が主体となって実施するもので、学内教職員の安全衛生の意識向上を図ることを目的としています。主催者側は教職員全員の参加を呼びかけているところですが、500人収容可能なホールはほぼ満席となり、参加者側の関心も高いようです。

 講習は、大嶌 幸一郎 環境・安全・衛生委員会副委員長から「京都大学の安全衛生活動の現状と方針について」の話に始まり、続いて里村 一成 医学研究科国際保健学講座助教授から「労働衛生の基礎」について、塩田 一裕 施設・環境部施設活用課専門員から「電気の安全について」、最後に財団法人 京都工場保健会 労働安全衛生コンサルタント 高田 志郎 氏から「問題点の洗い出しと解決方法について」というものでした。法人化後の労働安全衛生への取り組みの必要性から身の回りの具体的な注意点まで多岐に渡る内容に、参加者からは、「大変勉強になった」、「具体的な取り組みの必要性を強く感じた」等の声が聞かれました。

 今年度はこれで4回目の開催となり、次回は11月22日(火曜日)に15時から本日と同じ場所で実施されます。
●写真  

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◆2005年10月5日
京大支援ベンチャーファンドについて

 今般、京大支援ベンチャーファンドの設立を企画することにしました。本ファンドは京都大学教員、同退職教員、学生、卒業者など京大関係者による大学発ベンチャーの育成・支援を目的とした投資ファンドであり、資金集めや管理、運用にあたるベンチャーキャピタルは公募する予定です。
●京大支援ベンチャーファンドについて   ●ニュースリリース  

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◆2005年10月5日
平成17年度「遺骨返還式」を実施

 京都大学医学部では、平成17年の解剖実習の終了に際し、火葬を終えたご遺骨をご遺族に返還する「遺骨返還式」を基礎第三講堂において実施しました。
 「遺骨返還式」では、成宮周医学部長、塩田浩平生体構造医学講座教授、宮崎範明 京大白菊会理事長の挨拶のあと、医学部学生を代表して医学部医学科2回生 川田交俊君から、医学の教育と研究のために尊いご遺体をご寄贈いただいた方々とご遺族に対して、深い感謝の意と今後の医学への精進が述べられました。この後、出席者全員による献花に続き、ご遺族に文部科学大臣の感謝状の伝達とご遺骨の返還が行われました。
●写真  

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◆2005年10月4日
ナノメディシン融合教育ユニットの開講式を開催

 ナノメディシン融合教育ユニットの開講式が、尾池 和夫総長、松重 和美ユニット長、荒木 光彦工学研究科長、成宮 周医学研究科長及び中辻 憲夫再生医科学研究所長出席のもと、来賓として文部科学省 河村 潤子氏にもおいでいただき、芝蘭会館稲盛ホールで開催されました。
 ナノメディシン融合教育ユニットは、ナノテクノロジーとライフサイエンス、並びに医学が融合して初めて実現できる「ナノメディシン」という新しい先端医工学領域において、将来、産学官で活躍できる人材を育成することを目的として、平成17 年度文部科学省科学技術振興調整費新興分野人材養成プログラムにより開設された教育組織です。
 10月よりまず医療・工学の分野で活躍する42名の社会人の方がプログラムの履修を開始します。大学院生については10月17日まで履修希望者を受付中です。
●ナノメディシン融合教育ユニットのホームページ   ●尾池総長の挨拶  

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◆2005年10月4日
カリフォルニア大学複雑系研究所(ICAM)京都支部発足

 このたび、アメリカ・カリフォルニア大学複雑系研究所(ICAM)は京都支部を開設し、理学研究科と経済研究所が参加し、10月から活動を開始することとなりました。
 ICAMは、研究者の分野間の架け橋となることを目指したネット上の研究機関です。規模は、アメリカ、フランス、ドイツ、イスラエル、イギリス、スイスに加え、本学の参加で7カ国、32支部となりました。とりわけ経済の分野の参加は、今回が初めてになります。
●ICAMのホームページ   ●ICAM/Kyoto University (ICAM京都支部)のホームページ   ●尾池総長の挨拶

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◆2005年10月3日
事務本部棟での新役員就任挨拶

 10月1日より役員会は新体制となり、新しく就任する丸山 正樹、松本 紘、木谷 雅人、中森 喜彦、北 徹各理事の事務職員への挨拶が事務本部棟でありました。任期は平成20年9月30日までの3年間です。
 各理事の就任にあたっての挨拶・所信表明は、「役員等紹介」に掲載しています。
●写真   ●各理事のホームページ   ●尾池総長の挨拶

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◆2005年9月30日
事務本部棟で9月末をもって退任する理事の挨拶がありました

 事務本部の掛長以上、附属図書館・附属病院課長以上、約220名を集め、9月末をもって退任する理事の挨拶がありました。はじめに尾池総長から尾池総長は「たくさん言葉を書いてみましたが、推敲しているうちに結局ありがとうございましたという一語になってしまいました。これからご退任の方々のご挨拶がありますが、その中には法人化して最初の1年半あるいはそれ以上の背景があります。その内容を、ここにいる皆さんは、京都大学のすみずみまで伝えてほしいと思います。私も伝えます。それをご退任の役員の方々へのお礼としたいと思います」と挨拶がありました。

 続いて各理事から退任の挨拶があり、金田理事は「法人化の主旨を部局と本部が共通に理解して進めて欲しい」、入倉理事は「ボトムアップが大切、教員、職員、本部が連携を強くして」、田中理事は「教育と研究が中心、問題が起こったら法を利用して」、辻理事は「成功例を示すことが必要、その下地は出来た」と、それぞれの思いを語ってくださいました。

 最後に感謝の気持ちを込めて花束が贈呈され、各理事を拍手で送りました。
●写真  

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◆2005年9月30日
京都大学シニアキャンパス2005を開催

 「シニアキャンパス」は、シニアの方を対象にした宿泊制のオープンキャンパスです。全学規模では初めてとなる今回は、9月27日から30日にかけて開催され、北は北海道から南は宮崎県まで全国から37名の方にご参加いただきました。プログラムは「交響する身体-ひと・もの・自然を考える-」をテーマに、社会の中で経験を積んだ人が学ぶ喜びをあらためて感じ取ってもらえるよう、尾池総長の特別講義のほか、各教授陣の魅力的な講義、町屋などを巡りながら学ぶフィールド学習、キャンパス・ツアーなど、工夫を凝らしたものが用意されました。また夜には担当講師との交流の夕べなどが設けられ、最初、緊張した面持ちで講義を聴いていた受講者も、次第に打ち解け、積極的に質問などがされていました。終了式では、全課程参加された35名には修了証書が手渡されました。
●写真  

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◆2005年9月30日
吉田南サークルフェスティバルを開催

 吉田南正門前広場において吉田南教室使用サークル連盟主催、高等教育研究開発推進機構及び共通教育推進部後援による「吉田南サークルフェスティバル」が開催されました。会場となった吉田南総合館北棟のアーチ部分には特設のステージが設けられ、近くには生ビールなどを出すテントも置かれました。

 ステージは、軽音サークル「こんぺいとう」による演奏から始まり、京都大学大道芸倶楽部によるジャグリング、「アンプラクド」によるアコースティックギターを中心としたユニットによるライブ、民族舞踏研究会「KVK」による踊り披露、京都大学ギタークラブによる演奏、奇術研究会によるマジック、吹奏楽団による演奏など、多彩なプログラムが用意されていました。夜になるにつれ、次第に盛り上がりを見せ、集まった観客はビールを飲んだりしながらゆったりとステージを楽しんでいました。
●写真  

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◆2005年9月28日
事務改善提案コンクールの表彰式を実施

 平成17年6月27日から7月15日の間に募集されていました「事務改善提案コンクール」は、全学の教職員の方々から、184件という多数の応募があり、応募のあった提案について、審査委員会において、事務改善の効果、実現可能性、費用対効果の観点から厳正に審査が行われた結果、特選に中野 雅夫さんと福田 美紀さん共同提案の「変形労働時間制導入による経費削減」が選ばれました。その他、入選7件、佳作4件のほか、一人で22件応募した福元 隆さんが敢闘賞に選ばれました。
 9月28日の表彰式では、審査委員長の尾池総長から、表彰状が授与され副賞が贈呈されました。
●写真   ●「事務改善提案コンクール」審査結果発表 詳細(学内限定)  

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◆2005年9月28日
寄附講座「日中環境技術研究講座」の設置と「京都大学―清華大学環境技術共同研究・教育センター」の開設について

 京都大学大学院工学研究科(研究科長 荒木光彦)は日中環境技術研究の発展と人材育成のために、平成17年10月1日から3年間にわたって、「日中環境技術研究講座」を設置し、当該講座の研究・教育活動の拠点として中国深セン(土へんに川)市にある清華大学深セン研究生院内に「京都大学―清華大学環境技術共同研究・教育センター」を開設することといたしました。
●詳細   ●寄附講座「日中環境技術研究講座」の概要   ●寄附講座等設置状況

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◆2005年9月28日
京都市立芸術大学と大学間交流に関する覚書を締結

 この度、これまでから行っていた各種の交流事業を一層促進するため、京都市立芸術大学と大学間交流に関する覚書を締結しました。

 今回の覚書締結のきっかけとなったのは、尾池総長の希望でコンソーシアム京都に出展されていた京都市立芸術大学の中岡さん(当時大学院生)の作品を寄贈していただいたことです。中岡さんの絵は百周年時計台記念館1階の京大サロンを飾り、そこから中西京都市立芸術大学長と尾池総長・金田副学長との会談が実現しました。その後、2004年11月には京都市立芸術大学に近い京都大学桂キャンパスで「科学と芸術の出会い」をテーマにした西山祭典が開催され、学生の活発な交流が行われました。

 今回の覚書は、刊行物や情報の交換をはじめ、教職員・学生、キャンパス間の交流、共同事業の開催などを奨励するもので、今後の両大学の一層の自由な交流を期待して締結されました。なお、共同事業においては両大学の学生・教職員のみならず、市民の皆様の積極的な参加をお待ちしています。

 この覚書による交流事業のひとつ目として、11月19日(土曜日)には、本学の百周年時計台記念館 百周年記念ホールにおいて、京都市立芸術大学の大学院生と教員によるコンサートを開催します。市民の皆様の多数のご来場をお待ちしております。
●写真   ●京都市立芸術大学のホームページ   ●第5回 Clock Tower Concertのご案内

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◆2005年9月27日
総合博物館が秋季企画展の内覧会を実施

 総合博物館では、秋季企画展「日本の動物はいつどこから来たのか-動物地理学の挑戦-」を開催するにあたり、学内外の関係者を対象に内覧会を行いました。この企画展では、カモノハシ、オオサンショウウオ、ビワコオオナマズ等の学術的に貴重な標本や、ニホンオオカミ(頭骨レプリカ)、エゾカワウソ、クニマス、ミナミトミヨなど絶滅した動物の珍しい標本も展示します。アリクイの標本が実は島津製作所標本部製であったりと、意外な面でも楽しめます。会期は9月28日(水曜日)-2006年1月22日(日曜日)までです。
●写真   ●総合博物館のホームページ   ●秋季企画展のご案内

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◆2005年9月27日
次期理事就任予定者を内定

 教育研究評議会において国立大学法人法第13条の規定による理事候補者7名(内学外者1名)が承認され、内定しました。任期は平成17年10月1日から平成20年9月30日までです。
●理事就任予定者と職務分担  

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◆2005年9月27日
京都大学高等教育研究開発推進機構長に林教授を指名

 尾池総長は、次期高等教育研究開発推進機構長・副学長に林 哲介(ハヤシ テツスケ)高等教育研究開発推進センター教授を指名しました。任期は平成17年10月1日から半年間です。

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◆2005年9月27日
次期高等教育研究開発推進センター長に林教授を選出

 高等教育研究開発推進センター協議員会は、次期高等教育研究開発推進センター長に林 哲介(ハヤシ テツスケ)教授(物性物理学)を選出しました。任期は平成17年10月1日から半年間です。

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◆2005年9月27日
次期生存圏研究所長に川井教授を選出

 生存圏研究所協議員会は、次期生存圏研究所長に川井 秀一(カワイ シュウイチ)教授(木質材料学)を選出しました。任期は平成17年10月1日から半年間です。

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◆2005年9月27日
副学長(桂キャンパス整備・運営担当)に荒木工学研究科長を指名

 尾池総長は副学長(桂キャンパス整備・運営担当)に荒木 光彦(アラキ ミツヒコ)工学研究科長を指名しました。任期は平成17年10月1日から半年間です。

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◆2005年9月27日
京都大学未来フォーラム(第17回)を開催

 時計台記念館・百周年記念ホールにおいて、恒例となった未来フォーラムが開催されました。17回目となる今回は、本学文学部の卒業生で能楽笛方森田流 帆足 正規 氏に「能をつかまえる」というテーマでご講演いただきました。

 フォーラムでは、まず帆足氏の笛の実演があり、約300名の参加者は、ひととき、静けさの中に力強い響きを持つ笛の音に酔いしれました。そのあと、今度は打って変わって気さくな人柄をにじませ、ご自身が能の笛方を志すことになった経緯などを話されました。「能をつかまえる」という表現は、帆足氏が、尾池総長のシンボルマークである鯰(ナマズ)からことわざの「瓢箪鯰(ひょうたんなまず:とらえどころのないさま)」を連想して選んだ言葉だそうです。能をつかみどころのないものと感じる帆足氏は、「能は単に型を教えるものではなく、腹の底から沸いてくるのを待つ」という師匠の指導方針について話されました。能の世界に本学の自学自習の精神につながる要素が感じられ、参加者はメモを取るなど話に聞き入っていました。

 また今回は、シニア・キャンパスのカリキュラムの一部にもなっており、約40名の方々が参加されました。
●写真  

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◆2005年9月27日
ドイツ、アレクサンダー・フォン・フンボルト財団事務総長が表敬訪問

 Georg Schuetteアレクサンダー・フォン・フンボルト財団事務総長が尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、日独の学術交流の動向等について意見交換されました。
 同氏は東京で開催されたアレクサンダー・フォン・フンボルト財団・ドイツ学術交流会主催、日本学術振興会共催の「日本におけるドイツ年2005/2006」の法学研究集会出席のため来日されていました。
●写真  

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◆2005年9月26日
博士学位授与式を挙行

 尾池総長、金田、東山、入倉各副学長、各研究科長の列席を得て、博士学位授与式を挙行しました。授与式では、尾池総長から博士学位を取得された方それぞれに学位記が授与された後、式辞が述べられました。
 今回、学位を授与されたのは、7月25日付け課程博士35名、論文博士20名、9月24日付け課程博士63名、論文博士9名の合計127名です。
●写真   ●総長の式辞   ●学位授与者数一覧

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◆2005年9月25日
尾池総長が復旦大学百周年記念式典に出席

 尾池和夫総長は、9月22日(木曜日)から25日(日曜日)まで復旦大学建校百周年記念式典に出席するため、中国上海の復旦大学を訪問しました。この式典には海外から約130大学の学長、代表団が出席しました。
 京都大学と復旦大学は2002年に大学間交流協定を締結し、交流を続けており、日本研究センターには、本学経済学研究科が上海センターを設けています。また、今年度から学部学生の国際体験推進のため、国際交流科目を創設し、8月に復旦大学へ学生を派遣して研修を実施し、9月28日から復旦大学の学生を本学に受け入れる予定です。
 式典に先立ち、22日に、Chen Limin副学長と会談し、祝辞を述べるとともに、今後の両大学の交流の促進について意見交換を行いました。
 23日には、復旦大学において、百周年記念の行事として”Interaction between City Development and Higher Education”と題するフォーラムが催されました。中国教育省副大臣、上海市長の挨拶の後、復旦大学長、国立シンガポール大学長、オックスフォード大学長、シドニー大学長、イェール大学長、東京大学長が講演を行い、会場の参加者及び復旦大学の学生との間で活発な質疑応答が行われました。
 24日には、百周年を記念して大学構内に建設された Chia Tai Stadium においてメインイベントである百周年記念式典が開かれました。総長は、海外からの主要大学の学長とともに壇上に上がり、盛大なセレモニーが行われました。
●写真  

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◆2005年9月25日
第4回 Clock Tower Concert ジュニアオリジナルコンサート in 京都大学を開催

 社会に開かれた取り組みの一貫として、第4回Clock Tower Concert-ジュニアオリジナルコンサート-が百周年時計台記念館で開催されました。

 今回のコンサートは、株式会社JEUGIA・財団法人ヤマハ音楽振興会西日本支部の協力を得て、ジュニアの創造性豊かなオリジナルの作品を作曲者本人が演じるほか、本学の交響楽団やハイマート合唱団との共演曲が演奏されました。それぞれの作品は、組曲「魔法使いのパーティー」などかわいらしいタイトルのものや、「ピアノ協奏曲第1楽章」など力作揃いで、演奏が終わると客席からは惜しみない拍手が送られました。

 第4回を数えたClock Tower Concertは、今回も約400名という多数のご参加をいただきました。次回は11月19日には京都市立芸術大学声楽専攻の大学院生・教員によるオペラコンサートを予定しており、今回とはまた趣の違う音楽を楽しんでいただけることと思います。
 学生、教職員、市民の皆様のご来場をお待ちしております。
●写真   ●第5回 Clock Tower Concertのご案内  

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◆2005年9月24日
京都大学ジュニアキャンパス 2005 を開催

 「学問の不思議を知ろう-京都大学を体験する-」をテーマに、新たな取り組みとして京都市教育委員会と共催で、9月23日から24日の2日間にわたって中学生と保護者を対象としたジュニアキャンパスを開催しました。
 ジュニアキャンパスには、中学生約150名、保護者約50名の参加があり、初日の午前中は、全員が特別講義「元素周期表:身の回りのものはすべて元素でてきている」を受講し、その後、保護者対象に東山副学長による「子供の才能を最大限に伸ばす子育て」が行われ、参加者は真剣に聴きいっていました。午後から翌日にかけては、吉田、宇治、桂のキャンパスや総合博物館、理学部附属花山天文台など学内各所でそれぞれ企画された、講義やゼミ、実験実習などの文系、理系の様々なプログラムが同時開催され、参加者は9班にわかれて希望のプログラムに参加しました。中学生たちは、目を輝かせながら各プログラムに参加して貴重な大学生生活を2日間体験しました。
●写真  

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◆2005年9月21日
医学部保健学科のボランティアグループ「ユリの木の会」による「小さな音楽の集い」を実施

 京都大学医学部附属病院では、本院と医学部保健学科のボランティアグループ「ユリの木の会」との共催による「小さな音楽の集い」を外来棟3階図書コーナー「ほっこり」にて実施しました。
 この「小さな音楽の集い」は、昨年から行われているもので、外来患者、入院患者の方を含む約80名の参加がありました。
 はじめに、保健学科の学生2人による琉球三味線とギターとのコラボレーションにより「涙そうそう」「島歌」などが演奏されました。特に沖縄出身の学生が演奏する琉球三味線の力強い音色が会場中に響いていました。
 続いて、看護学科の学生7人によるピアノと合唱による「翼をください」などが歌われました。
 このほか、ピアノの独演、市民ボランティアのギターと歌、そして、プロも顔負けの女性歌手による、kiroro の「BestFriend」などの独唱があり場内の観客からは、驚きの声が上がっていました。
●写真  

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◆2005年9月21日
第6回キャンパスミーティングを開催

 総長と学生が直接懇談することにより相互理解を深めるとともに、学生の意見等を聞いて、今後の大学運営に資することを目的に行われています。今回は、エネルギー科学研究科において行われ、東山 紘久 副学長、吉川 榮和 研究科長が同席し、院生12名が参加しました。
 ミーティングは、午後6時過ぎから始まり、自己紹介の後、フリートーキングの形式で行われました。《エネルギー科学研究科》名称のいわれ、遠隔地配属学生の証明書等請求方法、最先端機器の共同利用、授業のやり方への要望、修士・博士の就職状況、他研究科・学部授業の聴講、オープンコースウェアの課題、博士学位の専門分野表記の在り方など、多くの意見や要望が出され、有意義な2時間を終えました。
●写真   ●キャンパス・ミーティングとは  

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◆2005年9月17日
第60回京都大学原爆災害総合研究調査班遭難者の慰霊の集いを開催

 広島県佐伯郡大野町宮浜において、第60回京都大学原爆災害総合研究調査班遭難者の慰霊の集いが開催されました。式典では犠牲者への黙祷のあと、尾池 和夫総長をはじめ、成宮 周医学研究科長、北村 雅夫理学研究科長、笠井 久雄大野町長から追悼のことばがあり、続いて眞下 英夫氏より遺族代表のことばがありました。最後にご遺族、調査班員、参列者等の献花がありました。
 続いて宮浜グランドホテルで開催された懇親会では、成宮 周医学研究科長の挨拶の後、 伴 敏彦医学研究科名誉教授 による乾杯の発声、慰霊の集いの開催にご尽力頂いている箱田 允昭芝蘭会(医学部同窓会)広島支部、今年11月3日に大野町と合併する山下 三郎廿日市市長らから近況報告などが語られました。関係者がまるで昨日のことのように語る当時の状況は、原子爆弾と災害の傷跡の深さを物語っていました。

(京都大学原爆災害総合研究調査班)
 京都大学原爆災害総合研究調査班は、1945(昭和20)年8月6日に原子爆弾が投下された広島にいち早く赴き、被爆者の診療及び調査研究をおこなっていましたが、同年9月17日に西日本を襲った枕崎台風により、滞在先の大野陸軍病院が山津波に見舞われました。この時、理学部、医学部、学生ら約50人で編成された調査班の班員のうち、11名の班員が多くの患者とともに犠牲となりました。
●写真1 献花の様子   ●写真2 式典の様子   ●写真3 記念碑の説明

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◆2005年9月13日
京都大学医学部附属病院において実施される世界初のHGF臨床試験

 京都大学医学部附属病院では、肝細胞増殖因子(HGF)を使って劇症肝炎の患者の肝臓を再生させる世界初の治療についての臨床試験(治験)を9月から実施することとなりました。
 これまで新薬の治験は企業主導でしたが、2003年の薬事法改正で医師主導が可能となり、国内外の未承認薬を使っては国内では初めての例となります。
 2007年の6月までに、16人の劇症肝炎患者について実施する予定です。HGFを投与することにより対象疾患の進展を阻止し、肝再生を促進することで生存率を高めることができるかを検証していくものです。
●写真  

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◆2005年9月13日
アメリカ合衆国、国立科学財団長官が表敬訪問

 Arden Bement国立科学財団長官が平成17年9月13日尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、日米の学術情報の動向等について意見交換されました。
 同氏は文部科学省審議官と9月11日に自然災害防止に関する日米間の合意書に調印するため、更に「科学技術と社会フォーラム(STSフォーラム)」の総会、及び米国競争力評議会主催の日米イノベーション・サミットにて講演のため来日されていました。
●写真  

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◆2005年9月8日
京都日本研究センター(KCJS)への聴講生派遣

 京都日本研究センターKyoto Center for Japanese Studies(以下KCJS)は、全米13大学が運営する教育・研究機関です。京都市内にあり、日本研究を志す米国の大学生が、毎年約45名学んでいます。今秋よりKCJSで行われる英語講義に京都大学の学生15名が聴講生として参加することになりました。聴講生と言っても、米国人学生と同じ課題が課せられ、英文・英語でのレポートや討論を要求されます。本日は、KCJSで京大から参加する学生のためのオリエンテーションが開催されました。
●写真  

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◆2005年9月2日
APRU/AEARU リサーチシンポジウム「環太平洋地域における地震危険度-その予測と防災-」を開催

 8月31日(水曜日)から9月2日(金曜日)まで本学百周年記念館国際ホールにおいて、APRU/AEAEUリサーチシンポジウム「環太平洋地域における地震危険度-その予測と防災-」を開催しました。本シンポジウムは、APRU(環太平洋大学協会)とAEARU(東アジア研究型大学協会)のプログラムの一つとして実施し、アジア太平洋地域の有力大学が加盟するこれらの大学連合の事業として、同地域の地震危険度の予測と防災に英知を出し合い、加盟大学の学術的な水準を高めるとともに、地域の災害の予測や防災に貢献しようと、八か国の26大学・研究機関から116名の研究者が参加しました。
 シンポジウムのレゾリューションのなかで、環太平洋地域における地震・津波に関する研究シンポジウムを毎年開催することを提案し、大阪大学とカリフォルニア大学バークレー校を主催として2006年に第2回のシンポジウムを、東京大学とインドネシア大学を主催として2007年に第3回のシンポジウムを開催する予定であることを確認しました。
●写真  

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◆2005年9月2日
第9回全学教育シンポジウム「学部教育・大学院教育の質の改善と自己点検・評価」を開催

 9月1-2日の2日間に亘り兵庫県立淡路夢舞台国際会議場で、第9回全学教育シンポジウムが開催されました。これは、「学部教育・大学院教育の質の改善と自己点検・評価」をテーマとして、高等教育研究開発推進機構と大学評価委員会の共催で行われたものです。京都大学の特徴を発揮した教育の改善と自己点検・評価を具体化するため、総長を始め、全部局から教職員229名が参加して活発な議論が展開されました。
●写真  

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◆2005年8月31日
生存圏研究所が、インドネシア科学院と第6回国際木質科学シンポジウム等をインドネシア・バリにて開催

 生存圏研究所は、インドネシア科学院(LIPI)とともに日本学術振興会拠点大学交流事業の一環として、第6回国際木質科学シンポジウム(2005年8月29日-30日)及び拡大連絡協議会(2005年8月31日)をインドネシア・バリにおいて開催しました。

 今年度は、現在実施している拠点大学交流事業「木質科学」の10年間の取り纏めの年度にもあたり、「熱帯森林資源の保全と利用の調和を目指して」(Towards Ecology and Economy Harmonization of Tropical Forest Resources)を統一テーマに総括的な国際シンポジウムとして開催されました。本シンポジウムへは、日本77名、インドネシア114名、マレーシア2名、ベトナム1名の計194名にも及ぶ多数の参加があり、熱帯森林資源の持続的な生産と利用に関して国際的な視野から活発な議論がされました。

 今後、この俯瞰的に総括された成果を基に国際共同研究を中心とする活発な学術交流の展開が大いに期待できる内容となりました。
●写真   ●3日間の動き  

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◆2005年8月29日
卓球部が、第45回 全国国公立大学卓球大会・男子の部で団体優勝

 本学の体育会卓球部が、第45回 全国国公立大学卓球大会・男子の部で団体優勝を果たし、尾池総長への報告を東山副学長、朝倉 俊弘卓球部長(工学研究科教授)、仁部 慎也卓球部主将(経済学部3回生)とともにおこないました。本大会は8月12日-13日にかけて愛知県・小牧アリーナで開催されたもので、京都大学は決勝で九州大学を接戦の末破り、優勝を手にしました。同部はこれまでにも、男子の部で一昨年の第43回大会で優勝、昨年の44回大会で準優勝という優秀な成績を収めています。朝倉部長・仁部主将は、日頃の練習の様子や今大会について説明し、総長からは、お祝いの言葉がありました。

 同部は、9月1日からは秋リーグ、9月20日からは七大学総合体育大会への出場を予定しています。
●写真   ●京都大学体育会卓球部のホームページ  

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◆2005年8月29日
平成18年度農学研究科修士課程入学試験における出題誤記について

 農学研究科の平成18年度修士課程の地域環境科学専攻の入学試験問題に出題誤記がありました。この出題誤記で計算の仕方によって異なった数値が出ますが、受験生に不利益が生じないよう同数値も正解として取り扱うこととし、その旨受験生全員に伝えました。また、再発防止のため、今回の出題誤記の発生原因を検証して、チェック方法の改善等の対策を講じることになりました。
●詳細  

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◆2005年8月25日
医学部附属病院でACLSの研修会を実施

 医学部附属病院では、突然の心停止に対して最初の10分間の適切なチーム蘇生を習得する目的で2次救命処置(ACLS)の研修会を8月25日に看護師18人が参加して実施されました。 
 この2次救命処置は、1次救命処置(BLS)と連動して行うもので、除細動や気管内挿管など高度の技術が必要とされるものです。
 研修では、大阪医科大学病院の西本泰久医師、有沢総合病院の大窪正成医師、九州大学病院の山岡章浩医師、消防署の救急救命士、看護師など16人がインストラクターとなり、3つグループ(1グループ研修生6人に対して5人のインストラクターを配置)に分かれて朝から夕方まで丸1日、心肺停止患者の蘇生法を中心に研修を行いました。
 戸惑う場面も見られたが、マンツーマンの研修で、楽しく受講することにより、緊張を解し短時間に技術を身につけることができました。研修生からは、今回実習した救命処置のスキルをもとに一人でも多くの人命を救いたいという声が聞かれました。
●写真  

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◆2005年8月22日
国際交流科目「中国の社会・経済・文化」の中国臨地研修

 本学では学部学生の国際体験推進のため、今年度から国際交流科目を創設しました。今般、全学の1-3回生、15名が参加した「中国の社会・経済・文化」の上海および安徽省での研修が終わり、無事に帰国しました。研修は、8月9日より22日までの14日間に亘って行われ、上海の復旦大学に置かれている本学経済学研究科の上海センターを起点として、上海およびに安徽省・江蘇省の都市、農村などを訪問しました。環境問題、ODA、農村と都市の貧富の差などのテーマに沿って、多彩なフィールドワークを行ない、帰路は上海から神戸へのフェリーに乗るという面白い体験をすることもできました。
●写真1   ●写真2  

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◆2005年8月20日
総合博物館の入館者が10万人を突破

 総合博物館では、平成13年6月の開館以来の入館者が8月20日(土曜日)に10万人を突破しました。10万人目の入館者となられたのは、岐阜県神戸町の四井清裕さん家族6名。  
 同博物館において行われた記念セレモニーでは、家族を代表して四井勇佑君(12歳)に中坊徹次館長から記念品として、同館オリジナルTシャツ、フィールドノートや企画展図録などが贈られました。
●写真   ●総合博物館  

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◆2005年8月12日
「京都大学オープンキャンパス2005」を開催

 京都大学オープンキャンパスが「独創の花開く未来へ、ともに。」をテーマに、8月11日、12日の両日に、全国各地から高校生、保護者、引率者等を含め2日間で約7千人が参加し、開催されました。
 今年で4回目を迎えるオープンキャンパスは初日を総合人間学部、文学部、教育学部及び経済学部の4学部、二日目は法学部、理学部、医学部、薬学部、工学部及び農学部の6学部に分けて実施しました。
●詳細  

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◆2005年8月10日
京都大学「ナノメディシン融合教育ユニット」について

 今般、平成17年度文部科学省科学技術振興調整費新興分野人材養成プログラム、京都大学「ナノメディシン融合教育ユニット」の申請が採択され、本年10月から事業を開始する事となりました。
 本プログラムは、ナノテクノロジーとライフサイエンスの異分野融合により初めて実現できる、ナノメディシンという高度先端医療に関する基礎・応用研究を開拓できる研究者・技術者を育成する融合教育組織(工学研究科、医学研究科、再生医学研究所から構成)に関するものであり、大学院生および社会人を対象にナノテクノロジー、バイオさらに医学など研究領域において、今後大きな発展が期待できるナノメディシンを開拓し、基礎から応用までの問題解決能力を有する研究者・技術者へと教育するものです。
 同ユニットは10月1日開講予定であり、出願期間は平成17年8月29日(月曜日)-8月31日(水曜日)です。
 詳細はホームページにて追ってお知らせいたします。
●募集要項(PDF)  

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◆2005年8月5日
平成17年度現代的教育ニーズ取支援プログラム(現代GP)に本学提出の取組が採択される

 平成17年度現代的教育ニーズ取支援プログラム(現代GP)に医学研究科の「新しい蘇生教育の広域展開」が採択されました。現代GPとは、文部科学省が高等教育の更なる活性化促進を目的として、社会的要請の強い政策課題に対応したテーマを設定し、特に優れた教育プロジェクト(取組)に対して財政支援を行うプログラムです。
 本学の取組は、近年の全国各地での自動体外式除細動器(AED)の配置、救急隊員に対する応急処置(病院前救護)におけるメディカルコントロール*の体制整備により、身近な応急手当、特に蘇生の世界でも、根拠に基づいた医療に基づく蘇生教育が求められるようになってきたことを受け、大学の知的財産と人的資源を生かして、質の高い心肺蘇生をおこなう心と技能を、広く社会に浸透させることをねらいとしています。

*メディカルコントロール【medical control】
救急救命士などが救急現場で実施する医療行為に関し,医師が指示または指導・助言および事後検証を行い,応急措置の質を担保する制度的枠組み。(三省堂提供「デイリー 新語辞典」より)
●現代GPについての文科省のページ   ●大学教育支援プログラム  

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◆2005年8月5日
文部科学省の新規事業「派遣型高度人材育成協同プラン」に本学提出のプロジェクトが採択される

 この事業は、これまでの主として就業体験や職業意識の形成を目的としたインターンシップとは峻別し、産学が人材育成・活用に関して協同して、企業等の現場を活用した「高度専門人材」を育成する、これまでにないコンセプトのインターンシップを構築するものです。
 今回、採択されたのは、地球環境学舎環境マネジメント専攻が実践してきた特色あるカリキュラムで、インターン研修を必修科目(10単位)とする環境マネジメントの実務者教育が評価され、それをさらに発展させて、同専攻の主として修士課程の学生を対象に、「大学教育による高度な知識」と「インターン研修経験による優れた問題解決能力」の両面を有して即戦力として社会に貢献できる実務者を研修先と協同して育成するプランです。
●文部科学省発表の審査結果   ●地球環境学舎のホームページ  

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◆2005年8月4日
JSTの「独創的シーズ展開事業の権利化試験」に本学の課題が採択される

 医学部附属病院探索医療センター 赤水 尚史助教授を研究リーダーとした、「グレリンを用いる新しい糖尿病治療薬の開発」が、科学技術振興機構(JST)の「独創的シーズ展開事業の権利化試験」の05年度新規採択課題に選定されました。

 この権利化試験は、大学・公的研究機関などで生まれた研究成果のうち、実用技術への展開が期待できる基本的特許が出願されているものについて、その特許に関する周辺特許などの知的財産権の権利化を図るものです。

 探索医療センター・グレリン創薬プロジェクトは、膵臓β細胞におけるグレリンの新しい作用を最近見出しました。本課題は、その研究成果を展開して、新たな作用機序を有する糖尿病治療薬の開発を目指します。

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◆2005年8月4日
「大学院生のための教育実践講座」を実施

 高等教育研究開発推進センター第1部門は、学生部教務課の協力を得て、「大学院生のための教育実践講座-大学でどう教えるか-」を時計台記念館において実施しました。この講座は、全国で初めての試みとして、大学教員をめざす本学の大学院生を対象に、教員への自覚的自己形成にきっかけを与えることを意図して計画されたものです。
 当日は、総長の挨拶から始まり、ミニ講義、討論、ボディワークなど8つのセッションが行われ、終始積極的に参加した36名の院生に対して総長名の修了証が授与されました。また、参加者からの評価も高く来年度も実施する予定です。
●写真  

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◆2005年7月30日
「第8回高校生のための化学 化学の最前線を聞く・見る・楽しむ会」を開催

 京都大学の宇治キャンパスにある化学研究所では平成17年7月30日(土曜日)に、中高生を対象に化学の最前線を聞いて、見て、楽しんでいただく見学会を開催しました。

 午前中は玉尾皓平教授(理化学研究所 フロンティア研究システム長:元 化学研究所 教授)らが企画制作し文部科学省から配布されている「一家に一枚周期表」についての講演会がありました。玉尾皓平教授、横尾俊信教授、寺嶋孝仁教授が、周期表制作にいたるまでのエピソードや、各元素がもつ現代社会との密接なかかわりについて講演しました。

 午後からは全国から訪れた高校生や教員が、11の研究室が企画するテーマサイトに分かれて実験や見学に参加しました。赤い粉末(含リン化合物)と硫黄にベンゼンを混ぜて加熱すると、宝石のような澄んだブルーになるという実験をはじめ、すりつぶしたブロッコリーに洗剤を注ぎDNAを取り出す実験、食品添加物などに使われているさまざまな有機化合物のにおいを実際に嗅いでみる実験など、参加者それぞれに思い出の残る体験ができたようでした。取り出したDNAや観察したオジギソウ、ほう砂と洗濯のりを混ぜて作ったスライム、化学物質で着色した6色の水と油など、実験の成果をおみやげに持って帰れるサイトもありました。
「理科ばなれ」が危惧される昨今でありますが、テレビ番組や雑誌などを中心に少しずつ「理科ブーム」到来の気配も感じさせる今日この頃。その影響か200名近い応募があり、「第8回 高校生のための化学」は、例年にない盛況を見せました。
●写真  

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◆2005年7月29日
国際連合大学と大学間学術交流協定を締結

 京都大学は、国際連合大学と学際的研究、シンポジウム共催、共同プロジェクト等を通じて、両大学間の協力を強化、拡大するため、大学間学術交流協定を締結することに合意し、
平成17(2005)年7月29日、国際連合大学にて、本学尾池総長と国際連合大学ハンス・ファン・ヒンケル学長の署名により調印式が行なわれました。

 国際連合大学は、地球規模の諸問題の解決に研究と能力育成を通じて寄与することを使命とする学者・研究者の国際的共同体です。本協定を締結することにより、本学における教育研究の向上が図られ、かつ国際貢献においても成果が上がることが期待されます。

 両大学は、正式な交流協定の調印により、新しい包括的な協力関係を築いていくことになります。これまでも、国際連合大学グローバルセミナー、国際防災戦略の分野、「持続的な都市の水害安全マネジメント」での共同プロジェクトなどにおいて協力を行ってきましたが、今後も、共同研究プログラムやプロジェクト、共同の講演会、シンポジウム、その他関連する催しの企画、実施等を通して、学術研究の増進と先進的な高度の研修、教育活動の強化を図ることを主眼としています。

 京都大学は、日本国内はもとより、海外の高等研究教育機関との連携強化を進めることにより、人類が直面する地球的課題と学問的に取り組むことを目指しています。
●写真   ●国際連合大学との交流実績   ●国際連合大学ホームページ

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◆2005年7月26日
「2005 Daiwa International Workshop on Financial Engineering」を開催

 経済学研究科主催、大和証券グループ協賛、21世紀COEプログラム「先端経済分析のインターフェイス拠点の形成」共催で、7月21日より4日間にわたり東京(大手町サンケイプラザ:7月21日・22日)および京都(芝蘭会館:7月25日・26日)において2005 Daiwa International Workshop on Financial Engineeringが開催されました。海外から9名および国内から21名の著名な研究者を招き、金融工学に関連する分野に関して最先端の研究内容が発表されました。参加者は延べ365人におよび、大学関係者のみならず、金融機関をはじめとする企業からも多くの方々の参加を得て活発な討論と産学の交流が展開され、成功裡に終了しました。
●写真  

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◆2005年7月25日
杉本明洋選手世界陸上出場壮行会を開催

 第10回世界陸上選手権大会(男子競歩20キロ)に出場する情報学研究科大学院生 杉本明洋さんの壮行会が、時計台記念館前で開催されました。

 壮行会は、津野 洋 体育会陸上部競技部部長による杉本さんの紹介に始まり、尾池 和夫 総長、吉田 治典 京都大学体育会会長から激励の言葉が贈られました。次に、杉本さんからは競歩の歩き方が披露され、続く挨拶では、大会での目標、集まった人々への感謝の意などが述べられました。

 時計台前には200人を超す学生・教職員が集まり、京都大学応援団の力強い演舞と共に杉本さんを激励しました。

 そのあとカンフォーラで、船越 満明 情報学研究科長の挨拶、東山 紘久 副学長による乾杯の発声あと、参加者が杉本さんと和やかに懇談しました。京都大学生活協同組合、京都大学体育会から激励金目録贈呈、応援団からはTシャツのプレゼントがあり、最後に参加者によるビクトリー・ロードを作って杉本さんを送り出すなど、会は盛況のうちに終了しました。
●写真1   ●写真2   ●杉本 明洋さんの世界陸上2005出場について

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◆2005年7月22日
平成18年度京都大学入学者選抜要項を発表

 平成18年度の入学者選抜要項を発表しました。試験実施方式は、全学部が分離分割方式による前期日程試験と後期日程試験で実施されます。日程は、前期日程試験が平成18年2月25日(土曜日)-27日(月曜日)、後期日程試験は同年3月13日(月曜日)・14日(火曜日)です。
●入学案内のページへ  

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◆2005年7月21日
京都大学未来フォーラム(第16回)を開催

 時計台記念館・百周年記念ホールにおいて、恒例となった未来フォーラムが開催されました。16回目となる今回は、本学文学部の卒業生で大阪府立中央図書館名誉館長・姫路文学館館長で本学名誉教授の上田 正昭氏に「日本の古代国家と東アジア-華夷の思想をめぐって-」をテーマにご講演いただきました。

 歴史学の大家である上田氏は、まず日本の歴史を研究する場合には、近隣諸国の歴史をも含めて研究することが大切であることを述べられた後、古くから漢民族が持ち続けている中国が中心で周りの国はその属国であるとする、いわゆる「華夷の思想」を日本の古代国家の支配者も持っており、その思想は遺伝子として現在の日本にも引き継がれていることを、史実を挙げながら具体的に説明されました。その上で、「国際」的には紛争の火種を抱えている現代社会も、「民衆際」的には交流がうまくいっていることを説明され、欧州のEUのように、東アジアでも10年か20年後には、この「民衆際」の交流によって、一つの地域連合として友好関係を保つようになることを望んでいると述べられました。
参加した約200名はメモをとりながら真剣に聞き入っていました。
●写真  

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◆2005年7月19日
京都大学フィールド科学教育研究センターとNPO法人 エコロジー・カフェとの「生物多様性保全のための市民参加型教育研究に関する協定書」の調印について

 フィールド科学教育研究センターでは、このたび、NPO法人 エコロジー・カフェと「生物多様性保全のための市民参加型教育研究に関する協定書」を調印しました。同協定により、双方の生物保全活動に対し相互協力を行い、今後以下のような事業を展開します。また、市民の種多様性および環境の保全などの活動への参加を促進すると共に、市民教育・啓蒙活動を通じて、フィールド科学教育研究センターの教育研究およびエコロジー・カフェの活動の理念を広く普及することを目指します。
・フィールド科学教育研究センターは、エコロジー・カフェが展開する固有種・絶滅危惧種の保護活動に協力し、積極的に知見や情報を提供します。
・エコロジー・カフェはフィールド科学教育研究センターが開講する市民開放型の講座・セミナー・シンポジウムなどの企画開発に参加すると共に、実施に協力します。
・フィールド科学教育研究センターとエコロジー・カフェは、森林域・里域・海域の生態系を保全するための共同研究を立案し、コラボレートを実現します。
●写真   ●NPO法人エコロジー・カフェのホームページ  

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◆2005年7月19日
国立大学法人京都大学経営協議会委員について

 このたび、欠員となっていました経営協議会の学外委員に、大星 公二(オオボシ コウジ)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ シニアアドバイザーが就任されました。任期は2005(平成17)年7月19日-2006(平成18)年3月31日です。

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◆2005年7月15日
文部科学省の「スーパー産学官連携本部」に本学提出の事業が選ばれる

 この事業は、文部科学省が行う大学知的財産本部整備事業の一環で、知的財産本部を核として大学内の研究リソースを結集し、組織的に産学官連携を推進するための総合的な体制である「スーパー産学官連携本部」をモデル事業として整備し、海外主要大学と伍した産学官連携体制の構築や組織的な共同研究の推進、積極的な民間資金の獲得等を目指すもので、平成17年度からの新規事業です。
 このたび、この事業の選定結果が公表され、本学から提出した『京都大学国際イノベーション機構の整備』が選ばれました。
●文部科学省の報道発表内容   ●国際イノベーション機構のホームページ  

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◆2005年7月15日
文部科学省「大学知的財産本部事業」の中間評価で本学の事業が「A」の評価をうける

 大学等における知的財産の戦略的な創出・管理・活用等の体制整備を推進するために、文部科学省において平成15年度から「大学知的財産本部整備事業」が実施されています。
 今回、本事業の効率的・効果的な実施のため、2カ年経過時点における事業計画の達成度等について中間評価が行われ、本学の事業が評価A(優れた体制が構築され、計画以上に効果的な取組が行われている。)をうけました。
●文部科学省の報道発表内容  

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◆2005年7月11日
第四錦林小学校長が総長を訪問、吉田安心安全まちづくり推進について協力要請

 海原清子第四錦林小学校長と水野直樹同小学校PTA会長が尾池総長を訪問され、東山副学長同席のもと、吉田安心安全まちづくり推進について説明があり、取り組みについて協力要請がありました。同小学校では、約三年前、通学中の児童が不審な車に連れ去られそうになる事件があり、地域住民の方々が登下校時間に合わせ子供達の様子を見守り、声をかける「見守り活動」をはじめました。その見守りの輪も広がり、今回、各種団体・学校などにより「吉田地域安心安全まちづくり推進委員会」が結成されたので、本学もこれに加わっていただきたいという要請を受けました。本学吉田キャンパスの大半は同小学校の学区内にあるので、本学も「見守り活動」をはじめ、地域での自転車問題、災害対応、地域の方々との交流など安心安全なまちづくりについて一緒に取り組んで行くことになりました。
●写真  

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◆2005年7月11日
国立七大学総合体育大会壮行会

 法経4番教室において、国立七大学総合体育大会壮行会が開催されました。冒頭の尾池総長の挨拶では、情報学研究科の杉本 明洋さんの世界陸上20キロメートル競歩出場決定が紹介され、日頃の練習成果を十分に発揮して欲しいとの激励がありました。続いて学生担当の東山副学長、吉田体育会会長、山岸体育会幹事長からの挨拶の後、玉井フェンシング部主将の宣誓があり、最後に応援団による迫力ある演舞が披露されました。
 九州大学で開催中の同大会は、既に5種目が終了しており、京都大学は現在、東北大学とともに第2位に位置しています。
●写真   ●大会成績表(速報)[九州大学のホームページ]   ●杉本さんの世界陸上2005出場について

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◆2005年7月11日
中国 東南大学の建築学院の先生方が工学研究科建築学科を訪問

 中国の東南大学の建築学院の先生方15名が工学研究科建築学科を訪れ、桂キャンパスや、工学部3号館4階ギャラリーで開催されている平成17年度設計演習III-2「小劇場」合同課題講評会を見学されました。
 同ギャラリーは今年6月に完成したもので、広いスペースには、学生の作品展示などに使われます。
●写真  

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◆2005年7月8日
宇治地区4研究所教職員懇親会を開催

 京都大学宇治地区の化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所及び防災研究所の4研究所では、研究所間の連携と教職員の交流を深めるため、7月8日(金)に尾池 和夫総長はじめ、入倉 孝次郎、辻 文三、田中 成明各理事の参加を得て、「宇治地区4研究所教職員懇親会」を開催しました。
 懇親会には客員外国人教員を含む約150名の教職員の参加があり、最初に、宇治地区部局長会議世話部局長の吉川 潔 エネルギー理工学研究所長より挨拶があり、宇治地区研究所長等の紹介がありました。
 続いて、尾池総長及び辻、田中両理事からの挨拶の後、入倉理事の乾杯発声により懇談がはじまりました。
 途中で吉田 桂子氏のピアノ伴奏による山嵜 エネルギー理工学研究所教授のバイオリン演奏があり、出席者は有意義な交流の時間を過ごしました。
●写真  

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◆2005年7月8日
宇治事業場安全衛生懇談会を開催

 本学宇治事業場(化学研究所、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、防災研究所及び宇治地区事務部)は、7月8日(金)に田中成明理事、大嶌幸一郎環境安全保健機構長を迎え、宇治地区4研究所長、宇治事業場総括安全衛生管理者、宇治事業場衛生委員、衛生管理者、部局該当委員会委員等を交え、宇治事業場の安全衛生について懇談会を開催した。
 懇談会では宇治地区所長会議世話所長である吉川エネルギー理工学研究所長の挨拶、引き続き田中理事の挨拶のあと、宇治事業場安全衛生体制の現状について堀井総括安全衛生管理者から報告があり、続いて各研究所の衛生管理者より日頃の定期巡視等についての報告と要望があり、今後の宇治事業場の安全衛生について活発な意見交換がなされた。また、各所長より定期巡視業務等の労に対し、謝辞が述べられた。
 懇談会終了後、田中理事、大嶌機構長は本年度に設置された安全衛生管理室や研究所の実験室などを視察され、宇治地区4研究所教職員懇親会にも参加された。
●写真  

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◆2005年7月7日
京都府下・京都市域におけるVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)の保菌状況に関する疫学調査の実施について

 医学部附属病院では、京都市内の2病院で、抗生物質のほとんど効かないバイコマイシン耐性腸球菌(VRE)の保菌者が相次いで確認された問題で、府内のすべての病院と老人介護福祉施設など計346箇所を対象に京都府と京都市からの依頼を受けて疫学調査を実施することとなり、このことを受けて7月7日、病院や老人介護福祉施設の担当者を集め説明会が開かれました。
 京都市内では、120人の感染が確認されていますが、調査は感染の経路や広がりを解明するために、今後3年がかりで行われるものであります。
●ニュースリリース  

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◆2005年7月6日
環境安全保健機構開設記念フォーラムを開催

 安全週間の7月6日、「今一度 環境憲章を-」と題し、環境安全保健機構開設記念フォーラムが開催されました。本学からは尾池 和夫 総長、田中 成明 法務安全担当理事、大嶌 幸一郎 環境安全保健機構長、また学外から高月 紘 京都大学名誉教授、高橋 政和 京都市環境局地球環境政策部長、桂 一朗 株式会社ワコール執行役員社長室長が講演者・パネラーとして出席されました。本フォーラムは、京都大学環境憲章の再確認と京都大学の環境への取り組みのキックオフとして開催されたもので、会場となった時計台記念館国際交流ホールには、教職員・学生等、約180名が詰めかけました。

 まず、尾池 総長の挨拶、続いて大嶌機構長より同機構の概要説明があり、今年度の最初の取り組みとして、「紙・ゴミ・電気」をキーワードに活動することが宣言されました。

 講演者として出席された高橋 京都市環境局地球環境政策部長からは、京都市の環境に対する取り組みが紹介され、環境問題については京都大学でも身近にできることから京都市と協力して取り組んでほしい旨の講演がありました。また、パネラーとして出席された桂 株式会社ワコール執行役員社長室長からは、機構に組み込まれた各センターの特色が生かされることによって、今までにない環境安全保健に対する取り組みが実施できるのではないかという意見をいただきました。そのほか、使用電気量を削減するために学内で電気料を値上げしてはどうか、など積極的な意見が出されました。

 グローバルな面での活動と、ローカルな身近にできる活動に分けて活発な意見交換があり、予定時間を30分も超過して、盛況のうちに終了しました。
●写真   ●尾池総長の挨拶  

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◆2005年7月6日
コートジボワール、エイズ対策大臣が総長表敬訪問

 平成17年7月6日、コートジボワールChristine Nebou Adjobiエイズ対策大臣、アフリジャパンFerdinand Bleka会長が尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、医学研究科の木原教授の協力のもと、京都大学医学研究科でコートジボワールのエイズ対策関係者とエイズ予防に関する研修セミナーを開催したことに対する謝辞を述べられました。
 なお大臣は7月1-5日に神戸で開催された第7回アジア太平洋地域エイズ国際会議に出席のため来日されていました。
●写真  

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◆2005年6月30日
「授業料免除京都大学特別枠」の新設について

 平成17年度授業料値上げの際、学生に対する支援策として、「従来からの授業料免除」措置に加え、本学独自の措置として、経済的事情により修学が困難な者を対象とする新たな授業料減免措置を講ずることとしていましたが、このたび、「授業料免除京都大学特別枠」を導入することとしました。
●概要   ●(参考)全額免除者・半額免除者数 実績  

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◆2005年6月28日
総長へ杉本明洋さんが世界陸上選手権出場の決定を報告

 大学院情報学研究科2回生の杉本明洋さんが、8月にヘルシンキで行われる世界陸上選手権の男子競歩20キロの日本代表に選ばれ、尾池総長への報告を東山副学長、津野 洋陸上部長(工学研究科教授)、松井延行陸上部主将(農学部4回生)とともにおこないました。総長からは、お祝いの言葉と、本大会でベストを尽くしてがんばってください、との激励があり、杉本さんからは、体調に十分注意して全力で臨んでいきますと決意が述べられました。
●写真  

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◆2005年6月27日
京都大学未来フォーラム(第15回)を開催

 時計台記念館・百周年記念ホールにおいて、恒例となった未来フォーラムが開催されました。15回目となる今回は、本学理学部の卒業生で文化庁長官・本学名誉教授の河合隼雄氏に「人間の科学について」をテーマでご講演いただきました。
 臨床心理学者のパイオニアである河合氏は、生きている人間を科学研究の対象とする場合、大変難しいが、希望を捨てずに相手が話をしてくれるまで待つことが大切であり、そうすることによりその人から物語がうまれくる、心を開いて話をしてくれる、こうなれば信頼という関係ができカウンセリングもうまくできることを、これまでの豊富な経験からいくつかの例を上げながらユーモアをまじえ説明されました。そして、親子や友人などと良好な人間関係を作るためには、相手から物語がうまれてくるのを待つことが大切であることを強調されました。
会場を埋め尽くした500名の参加者は真剣にまた楽しく講演を聴いていました。講演後の質疑応答では、相手の物語の聞く方法等について質問が多くあり、有意義なフォーラムとなりました。
●写真  

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◆2005年6月23日
病院が安全管理研修会を実施

 医学部附属病院では、6月23日新採用の技師並びに事務職員を対象とした安全管理研修会を実施しました。今回のテーマは「安全な医療を提供するために」と題したもので、40人が参加して行われました。
 研修会では安全管理室の広瀬昌博室長、今井理香専任看護師長が講師となり、初めて病院勤務する者でも分かるように、リスクマネジメントの用語の解説、大学病院における医療事故の例を挙げ、事故発生の原因からその対策までを詳しく説明を行いました。
 説明では、京大病院においてインシデントレポートの9割が、患者さんと24時間接している看護師に集中していることが挙げられ、また、エラーの防止対策として、エタノールは1リットルの四角のボトルとして500ミリリットルの精製水と区別しやすくする等の工夫を図っている等具体的な例が示めされました。
 この研修を通して、職員一人一人が、診療科・職種・部門の枠を超えてチームで取り組んで行くことが医療事故防止に繋がるということを再認識すると同時に、患者のみなさまに安全な医療を提供するという姿勢を改めて心に誓いました。
●写真  

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◆2005年6月22日
日本語・日本文化研修留学生、学校訪問を実施

 京都大学では、文部科学省国費留学生として、特に1年間日本語・日本文化を勉学することを目的として、日本語・日本文化研修留学生を国際交流センターで受入れています。
 この度、このプログラムで学ぶ留学生17名が、京都市立日吉ヶ丘高等学校を訪問しました。これは留学生に、教室の講義に加えて広く日本の社会および文化についての理解を深めてもらうため、諸施設の見学の一環として企画されたものです。
 授業見学や、先生や高校生との交流会、部活動の見学などが行われ、普段見られない高校教育の実際について、留学生はそれぞれの母国の教育制度と比較して関心を寄せていました。
●写真  

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◆2005年6月22日
病院でボランティアによる「水無月コンサート」を実施

 医学部附属病院では、6月22日ボランティアによる「水無月コンサート」を外来棟3階図書コーナー「ほっこり」にて実施しました。
 このコンサートは、入院患者・外来患者のみなさまを対象として、梅雨の最中“憩いのひととき”をこころに感じていただければと企画実施したものであり、当日は用意した椅子が足りなくなる程の盛況で130人以上の参加者がありました。患者さんの中には点滴を受けながら参加する方や長期間入院している子ども達の姿もありました。
今回の演奏は京都市立芸術大学の学生の4人グループ「YUZURA弦楽四重奏団」によるもので、ファーストバイオリン、セカンドバイオリン、ビオラ、チェロから構成されています。
演奏の曲は、ヘンデルからはじまり、誰もが知っている宮崎駿監督の作品、ジブリメドレー(となりのトトロ-千と千尋の神隠し など)や映画音楽、童謡そして、アンコールは故美空ひばりさんの「あの川の流れのように」であり、参加した患者さんの中には、曲に合わせて体を動かすなど、感動のあまり涙する方もありました。全ての曲が終わると会場からは、割れんばかりの拍手の渦が巻き起こりました。
●写真  

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◆2005年6月20日
百周年時計台記念館及びベンチャービジネスラボラトリーに設置された免震装置の現地説明会を開催

 百周年時計台記念館は免震工法を採用した耐震改修が行われ、その免震工法の効果を活用するために地震計を設置し観測が行えるようになっています。このたび、その観測データを大学のホームページで公開することになったのを契機に、地震や免震工法に関する基礎的な知識を学んでもらうことを目的に免震装置の現地説明会を開催しました。
 説明会は、入倉副学長の司会で進められ、尾池総長の挨拶の後、時計台記念館とベンチャービジネスラボラトリーの免震構造や時計台記念館の地震観測方法やそのデータについて、防災研究所の中島正愛教授と岩田知孝教授、工学研究科の竹脇 出教授からそれぞれ解説があり、質疑応答では免震、耐震の効果などについて多くの質問が出されました。その後、両建物の免震装置等の見学が行われました。参加した教職員、学生約80名は免震装置等のスケールの大きさを実感していました。
●写真   ●尾池総長の挨拶   ●時計台地震計のページ

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◆2005年6月20日
名誉教授懇談会を開催

 時計台記念館・国際交流ホールにおいて、沢田、西島両元総長の出席を得て、名誉教授懇談会を開催しました。懇談会は、まず、尾池総長の挨拶で、最近の大学の動きが紹介された後、沢田元総長の乾杯の発声で始まりました。出席された約100名の名誉教授をはじめ、総長・副学長・部局長など約150名が懇談輪を広げました。
●写真  

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◆2005年6月17日
京都大学応援団、硬式野球京神戦への応援参加をアピール

 京都大学応援団は、硬式野球京神戦への応援参加をアピールする演舞を時計台記念館前で披露しました。
 京神戦は、本学と神戸大学との交流戦で、6月18日に吉田グランドで実施されます。開会式は12時から、試合は13時からです。応援団による応援ツアーは、11時30分に吉田食堂前に集合です。
●写真  

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◆2005年6月16日
創立記念行事音楽会を開催

 京都大学では、毎年、創立記念を祝し、学生・教職員の教養を滋養することを目的に音楽会を開催しています。加えて第49回目となる今回は、開かれた大学の事業のひとつとして位置付け、近隣にお住まいの方々にもお越しいただきました。
 今回は、本学工学部在籍後、ベルン芸術大学(スイス)に留学して音楽を学び、現在、気鋭のアーティストとして国際的に活躍している大井浩明氏による「パイプオルガンコンサート」を京都市コンサートホールで開催しました。
 大井氏は世界最大級のパイプオルガンを華麗に、ときには力強く操り、J.S.バッハのトッカータとフーガ、トリオ・ソナタ第5番、C.M.ヴィドールのオルガン交響曲第6番をはじめ、河合拓始氏(本学経済学部卒)作曲で、今回、世界初演となるオーガンザなどを披露しました。
 参加した学生、教職員、近隣市民約950名はパイプオルガンから奏でられる圧倒的な音と響きの洪水の世界に引き込まれていました。
●写真  

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◆2005年6月14日
京都大学(桂)図書館棟(仮称)の寄附について発表

 次代を担う卓越した人材育成と学術研究の充実及び発展のために寄与することを目的として「京都大学(桂)図書館棟(仮称)」の寄附受入について、寄附者と合意に達し覚書を締結したことを本間政雄副学長が発表しました。
●京都大学(桂)図書館棟(仮称)の概要  

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◆2005年6月13日
日本学術振興会拠点大学交流事業によりLIPI(インドネシア科学院)長官他代表団来学、入倉副学長・生存圏研究所関係者らとの懇談及び講演会実施

 日本学術振興会のインドネシア側対応機関であるLIPI(インドネシア科学院)のUmar Anggara Jenie長官他幹部2名からなる代表団が6月10日に来学し、日本学術振興会拠点大学交流事業の拠点校である生存圏研究所関係者との懇談を行いました。この懇談では、拠点大学交流事業の研究テーマである「熱帯森林資源の持続的な活用のための技術開発」及び同研究所の研究目標である「生存圏科学」とその実施研究体制について情報交換を行いました。
 なお、同日午後には、生存圏研究所木質ホールにおいて、宇治地区のインドネシア留学生・研究者及び関係者を対象とする講演会が実施され、Jenie長官からLIPIの研究内容について、直接聴講する機会を得て聴講者には、大変好評でした。
 また、6月13日午前には入倉副学長との懇談がもたれ、現在、LIPIの研究組織である生物材料研究センターと生存圏研究所との間で締結されている学術交流協定、ならびに京都大学とLIPIとの長年にわたる交流実績を踏まえ、今後の交流発展について活発な意見交換が行われました。
●写真  

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◆2005年6月10日
京都大学とカリフォルニア大学デービス校との職員インターンシップ交流プログラムの協定を締結

 現地時間6月6日(月曜日)、本学の本間政雄理事・副学長がカリフォルニア大学デービス校(以下UCデービス校)を訪れ、京都大学とUCデービス校との職員インターンシップ交流プログラムの協定を締結しました。これは、大学国際戦略本部強化事業の一環として、国際関係事務職員養成のため本学職員に海外の大学における実務研修を実施するもので、UCデービス校と相互に事務職員の派遣・受け入れを実施するものです。

 同理事・副学長は、この日、午前にUCデービス校 Larry N. Vanderhoef 学長と懇談後、同校のインターナショナル・プログラム担当の William B. Lacy 副学長と協定の調印を行いました。その後、派遣・受入れに関連する部署を訪問し、現場視察及びそれぞれの担当者と意見交換を行うとともに、2000年3月27日にカリフォルニア湾で発生した本学生態学研究センターの3名の教官が犠牲となった事故のモニュメントを訪れ黙祷を捧げました。
●写真  

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◆2005年6月8日
医学部附属病院 「ボランティアとの懇談会」を実施

 医学部附属病院では、6月8日「ボランティアとの懇談会」を実施しました。
 この懇談会は、病院職員と病院内で日々患者様のために活動しているボランティアの方々との親睦を深めるために実施されました。
 ボランティアとして活動しているグループは、小児科病棟で本の読み聞かせや科学の実験をして子ども達に関心をもってもらい、楽しんでもらうグループ、院内の図書コーナー「ほっこり」を運営するグループ、外来や病棟で患者様を案内・介助等を行っている、外来ボランティア、病棟ボランティアの4つのグループ計104名に分かれて活動しています。
 懇談会では、宮地良樹 副病院長の挨拶からはじまり、長期間ボランティアとして活躍されている方2名に感謝状が進呈されました。
 その後の懇談では、普段では話すことが少ない職員とボランティアとの間で自由な意見交換が行われました。
●写真  

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◆2005年6月7日
第5回キャンパスミーティングを開催

 総長と学生が直接懇談することにより相互理解を深めるとともに、学生の意見を聞いて今後の大学運営に資することを目的に行われているキャンパスミーティングが経済学研究科で行われ、東山 紘久 副学長、西村 周三 研究科長が同席し、院生・学生19名が参加しました。
 今回のミーティングでは、留学の手続き時期や帰国後の就職活動、学部・大学院の授業選択の自由度、就職情報の提供、窓口の対応、図書館の開館時間や図書の選定、チューターやTAのあり方、学生参加型の授業の増加、オフィスアワーの有効活用、芸術系授業や他大学との単位互換、教室設備の改善、学生への情報伝達の方法、課外活動への支援金の増加、成績評価のあり方など多くの意見や要望がだされ有意義なキャンパスミーティングとなりました。
●写真   ●キャンパス・ミーティングとは  

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◆2005年6月6日
ドイツ、ブラウンシュバイヒ市長が表敬訪問

 Gert Hoffmann ブラウンシュバイヒ市長が6月6日尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、ブラウンシュバイヒ工科大学長の親書を手渡した後、今後のブラウンシュバイヒと京都との交流等について意見交換されました。
●写真  

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◆2005年6月1日
外国人留学生歓迎パーティーを開催

 1961年(昭和36年)から開催されている総長主催の新入外国人留学生歓迎パーティーが、時計台記念館・国際交流ホールで今年も開催されました。冒頭の尾池総長の挨拶では、尾池総長のほか、3人の留学生が壇上に上がり、尾池総長が日本語で挨拶の述べると、続いて留学生達が3カ国語で通訳しました。次に新入留学生代表として、ジェーン ヴィニート(Jain,Vineet)さんが日本語と英語で挨拶しました。4月に発足した国際交流推進機構の横山機構長から乾杯の発声があり、パーティーは和やかな雰囲気で始まりました。

 途中、吹奏楽団による演奏や京大奇術研究会によるマジック、工学研究科留学生と友人によるサルサダンスの披露、交響楽団による演奏などがあり、外国人留学生等約220名を含む約350名の出席者は、これらを大いに楽しみました。

 京都大学一覧によると、このパーティーが初めて開催された翌年(1962年5月1日現在)の留学生数は「学生生徒都道府県別人員表」の北海道から沖縄県までの都道府県の表に一緒に掲載されており、16カ国 98名です。2005年5月1日現在では、76の国と地域から1,244名の外国人留学生等が京都大学に在籍しています。
●写真   ●総長の挨拶  

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◆2005年5月27日
ローム記念館竣工式典を実施

 桂キャンパスでは、京都大学ローム記念館が完成し、建物を寄附していただいたローム株式会社から疋田氏をはじめ小田大臣官房審議官、佐村京都府副知事、星川京都市副市長、井村・長尾元総長を迎えて、尾池総長、本間理事、辻理事など関係者約150名の出席のもと、竣工式典を実施しました。

 完成した京都大学ローム記念館は、鉄筋コンクリート造で地上3階、搭屋1階から成ります。グローバルな産学官連携の拠点、先端研究・産学連携研究の推進の場、各種国際会議・イベントの開催、情報交換の場所及び新たな文化創造・地域交流の拠点として、活用が期待されます。
●写真1(記念式典・祝賀会)   ●写真2(建物)   ●ローム記念館のホームページ

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◆2005年5月27日
国際理解プログラム「PICNIK」事業の開始について

 国際交流センターでは、国際理解教育の一環として、京都市国際交流協会及び京都市小学校国際理解教育研究会と協力して、国際理解プログラム「PICNIK」(Program for InterCultural Nexus In Kyoto) 事業への取り組みを開始しました。
 この事業は、京都市内の小学校で行われる授業に、留学生を講師として派遣し、留学生とのふれあいを通して、異文化を児童に学んでもらうことを目指しています。また、留学生が日本社会に対する理解を深める貴重な機会ともなるでしょう。
 なお、当事業につきましては、国際交流センターのホームページでも紹介しており、プログラム参加のための登録用紙もダウンロードできるようにしております。
●留学情報 留学情報掲示板  

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◆2005年5月27日
「京大International Week -留学のススメ-」を開催

 5月23日(月曜日)-27日(金曜日)のお昼休みに国際交流センター(旧留学生センター)KUINEP講義室にて「京大International Week -留学のススメ-」が開催されました。同イベントでは、日替わりで、この夏に参加できる語学研修や、国際ボランティアプログラムの情報提供、キャリアに繋がる海外インターンシップ、正規交換留学制度、大学院留学についての説明などが行われました。

 参加者は5日間で延べ約370人におよび、最終日の国際交流センター教員のアメリカ大学院留学についてのプレゼンには、90名を超える学生が集まりました。
●写真  

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◆2005年5月26日
「京都大学アカデミックパートナーズ」プログラムの開始について発表

 京都大学と株式会社電通は、京都大学の学生支援・教育環境の整備を目的とした京都大学と企業との連携協力プログラム「京都大学アカデミックパートナーズ」を実施していくことで基本的に合意し、本間政雄京都大学副学長と株式会社電通中本佳秀関西本部副本部長が、包括的実施連携の覚書を締結しました。
 「京都大学アカデミックパートナーズ」プログラムは、京都大学の学生支援・教育環境の整備という目的のため、その趣旨に賛同し、協賛金を支出していただいたパートナー企業に対して、「京都大学アカデミックパートナーズ」プログラムの公式呼称・公式マークの使用権等京都大学が指定する諸権利を提供するという大学と民間企業との新たな連携のモデルで、国内では初めての事業です。
 今後、京都大学と電通は協力連携して、本プログラムの事業内容や実施、運営体制について具体的な検討を行い、今年秋頃の開始を目指し、パートナー企業の募集を行うこととしています。
●写真   ●ニュースリリース  

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◆2005年5月25日
第3回外国人留学生のための就職ガイダンス・ジョブフェア開催

 キャンパスプラザ京都において、第3回外国人留学生のための就職ガイダンス・ジョブフェアが開催されました。
 日本での就職を望む外国人留学生を支援する事業として、京都地域の大学や、国際交流関係団体等で、構成されている京都地域留学生交流推進協議会が滋賀県の留学生交流推進会議と共催で実施しているものです。
 会場では、就職活動の進め方や在留資格の取得方法などの講座を開き、京滋地区の企業21社が会社概要を説明するブースも設けられました。
 第3回目となる今回は、京滋で学ぶ留学生200名が詰めかけ、企業の説明などに熱心に耳を傾けました。
●写真  

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◆2005年5月23日
京都大学未来フォーラム(第14回)を開催

 時計台記念館・百周年記念ホールにおいて、恒例となった未来フォーラムが開催されました。14回目となる今回は、本学文学部の卒業生でSF作家の小松左京氏に「私の京大時代」をテーマでご講演いただきました。今回はいつもとスタイルを変え、聞き役として、澤田芳郎国際融合創造センター教授と本学法学部卒業でマッサージセラピストの大中咲子氏も壇上に上がり、質問を交えながらの講演となりました。
 小松氏は、学生時代に指導教官であった野上素一教授や文学部の同学年であった小説家の高橋和巳さんに関するお話や、戦時中及び京大時代のいろいろなエピソードについてユーモアを交えながら語られ、時折、笑いも起こる楽しい講演となりました。集まった約290名の参加者は、小松氏が文理の枠を超えた学問を奨励する京大の学風を評価し、自身の文学と科学が融合したサイエンス・フィクション確立に影響を受けたというお話などの貴重な話に聞き入っていました。
●写真  

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◆2005年5月23日
博士学位授与式を挙行

 百周年時計台記念館国際交流ホールIIIにおいて、午前10時から副学長、各研究科長の列席を得て博士学位授与式を挙行しました。
 京都大学博士の学位を授与されたのは、16研究科(17分野)課程博士49名、論文博士20名です。
●写真   ●博士学位授与式での総長式辞   ●学位授与者数一覧

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◆2005年5月23日
高月 紘 先生(ハイ・ムーン)退官記念 まんが展・講演会を開催

 「ハイムーン」はこの3月に退職した高月名誉教授(元環境保全センター長)の漫画家としてのペンネームです。5月21日に「高月先生、ハイムーン氏について大いに語る」と題した講演会が芝蘭会館で開催されました。高月先生の作品は、漫画とご自身の研究とを「環境」というキーワードで結びつけているのが特徴です。「まんがは外国の子供にも通じる。講演の中で高月先生は、「世界語」としての漫画の特性を活かし、環境マインドを発信していきたい。」と意欲的に語られました。

 高月先生は、この4月に開講した石川県立大学の生物資源工学研究所の教授に着任され、環境と農業を結びつける仕事を目指しています。現在は、「農業のことをよく知るため」と、退職時に本学の学生さんからプレゼントされたクワを手に、トマトやキュウリの栽培に挑戦中です。

 会場となった芝蘭会館2階 山内ホールは立ち見が出るほどの盛況で、先生のユーモア溢れる講演は、時折、参加者の笑いを誘うものでした。

 ここで展示されたまんがは、22日より百周年時計台記念館1階 京大サロンで引き続き展示されます。
●写真   ●時計台 京大サロン「環境まんが展」  

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◆2005年5月19日
留学生ラウンジきずな 月例イベント「一日いけばな教室」の開催

 留学生ラウンジ「きずな」において、イベント「一日いけばな教室」が開催されました。このイベントには日本人学生と留学生11名が参加し、2時間にわたりいけばなを体験しました。
 参加者は、未生流 水松斎利甫(すいしょうさい としほ)先生の指導を受けながら、熱心に花を生けていました。茎や枝の長さ、向き、本数などについて、生け花の基本を通して“花を生ける”楽しさを感じるイベントとなりました。
●写真  

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◆2005年5月19日
国立大学法人京都大学経営協議会委員の辞任について

 このたび、標記の経営協議会の井手 正敬委員(西日本旅客鉄道株式会社取締役相談役)から、総長に対して辞任の申し出があり、5月19日付けで認められましたので、お知らせします。
 なお、後任については、現段階では未定です。

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◆2005年5月17日
湯川秀樹博士の「ユネスコメダル」を湯川スミ夫人に伝達

 湯川秀樹博士ゆかりの京都大学基礎物理学研究所は、この度、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関、UNESCO)が作成した銀製と銅製の2つの「ユネスコメダル」を湯川スミ夫人に手渡しました。メダルは、理論物理学者で日本人初のノーベル物理学賞受賞者である湯川秀樹博士の肖像を元に平山郁夫画伯(ユネスコ親善大使・東京芸術大学長)がデザインしたものです。

 「ユネスコメダル」は、世界遺産や特に優れた功績を残した人物や歴史的出来事にちなんだデザインで作成され、ユネスコ幹部が各国歴訪の折などに要人に記念品として贈呈されます。

 日本人がデザインされたユネスコメダルの発行は今回が初めてとなります。

 なお、メダル伝達後の記者会見では、湯川スミ夫人から当時のノーベル賞受賞式の様子や、アインシュタイン博士に出会った時のエピソードが語られました。

 また京都大学では、湯川博士(1907-1981)の生誕100周年を記念した事業として、展示会や記念誌の発行などを別途計画中です。
●写真   ●ユネスコメダルについて   ●基礎物理学研究所のホームページ

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◆2005年5月13日
6大学、Opencourseware(講義情報公開)を通じ日本の大学教育を世界へ発信

 このたび、大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、東京工業大学、東京大学及び早稲田大学の6大学は、教育のグローバル化が進展する中で、21世紀における大学の役割が知の創造と社会への還元にあることを強く認識し、「日本OCW連絡会」を組織して、MIT(マサチューセッツ工科大学、Susan Hockfield学長)が提唱するOCW(OpenCourseWare)規格に準拠した講義情報の公開を通じ、国際的なレベルでの知の発信に積極的に取り組むことにしました。

 21世紀は知の世紀といわれ、知の創造と発信・流通が、産業・文化・教育などあらゆる分野の構造を劇的に変化させると予測されています。知の創造拠点である大学は、従来、教育の公開に関しては、各大学の個別のレベルでの公開講座など、極めて限定された範囲内で行なってきました。近年、大学教育の国際的なレベルでの評価が進むにつれて、日本の大学も国際社会に貢献すべき情報発信を積極的に行っていかないと世界から取り残されることにもなりかねないという認識がでてきました。

 大阪大学(宮原秀夫学長)、京都大学(尾池和夫総長)、慶應義塾大学(安西祐一郎塾長)、東京工業大学(相澤益男学長)、東京大学(小宮山宏総長)、早稲田大学(白井克彦総長)の6大学は、こうした日本の大学教育の国際的なレベルにおける情報公開の現状に対して危機的な認識を共有し、6大学が連携して強力に本課題に取り組むことに合意しました。

 今回、協力関係を結ぶ米国MITは、OCWを通じて国際的に注目され、かつ非常に多くの利用者を獲得しています。「日本OCW連絡会」に参加する上記6大学は、MITのOCWの講義情報公開形式に準じた形式で当初10コース程度の講義情報を無償公開し、MITがすでに確立している世界50万人のユニークユーザベースに直接連携することで、日本を代表する知の世界発信を加速することを目指します。

 「日本OCW連絡会」は事務局を慶應義塾大学におき、上記6大学間およびMITとの連携を強化し、積極的に成果を公開していく予定です。
●写真   ●日本OCW連絡会ホームページ   ●MIT OCWホームページ

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◆2005年5月13日
AEARU(東アジア研究型大学協会)理事会の開催及び理事校4大学との学術交流協定の締結

 京都大学は、東アジア(日本、中国、韓国、香港、台湾)の優れた研究型大学(リサーチユニバーシティ)によるフォーラムである「東アジア研究型大学協会(AEARU)」の理事校として域内の学術交流を積極的に推進しています。
 このたび、京都大学とAEARUの理事校4大学との間でそれぞれ大学間学術交流協定を締結することになり、尾池和夫総長をはじめ中国科学技術大学Qingshi ZHU学長、韓国科学技術院RobertB LAUGHLIN学長、香港科技大学Ching-Wu CHU学長、台湾大学Wei-Jao CHEN学長出席のもと、ウェスティン都ホテル京都において調印式を行いました。また、調印式後には、理事会を開催しました。
●写真  

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◆2005年5月12日
京大宇治事業場安全衛生教育を実施

 京大宇治事業場は、5月12日(木曜日)宇治事業場衛星委員会主催、各部局安全委員会等共催による安全衛生教育を新入院生、4回生、新教職員及び安全衛生担当者を対象に午後2時から実施した。

 最初に、宇治地区所長会議世話所長である 吉川潔 エネルギー理工学研究所長の挨拶のあと、宇治事業場総括安全衛生管理者 堀井文敬 化学研究所教授ほか衛星委員会委員等の講師による、教育課題「安全衛生管理体制」「化学薬品および薬品管理」「生物実験および放射線取扱」「物理実験および計算機関係」及び「一般廃棄物および排水」に関する安全衛生教育を実施した。

 新入院生を主に約260名が参加し、熱心に聞き入っていた。今回の受講者には、安全衛生教育修了証が交付された。引き続き、奈良女子大学大学院教授・同大学保健管理センター所長 高橋裕子氏による禁煙講演会「わかる、出来る、楽しい禁煙」を実施し、活発な質疑応答がなされ、午後5時30分に終了した。
●写真  

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◆2005年5月11日
時計台前で踊り披露

 百周年時計台記念館前で、学生さん達によるおどりの披露が行われました。これは、第3回京都学生祭典のイベントの一環で、本学の他、同志社大学、同志社女子大学、立命館大学、佛教大学、京都女子大学など、京都府内の多くの大学が参加しています。参加人数は、この日踊った6名の他、100名以上の学生さんが参加しています。彼らはおどりを中心とした新たな「祭り」の創造を目指しており、今後も様々な場でおどりを披露する計画です。
●写真   ●京都学生祭典のホームページ  

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◆2005年5月6日
尾池総長が高麗大学校へ

 尾池和夫総長は、5月3日(火曜日)から5日(木曜日)まで韓国の高麗大学に出張しました。今回の出張では、尾池和夫京大総長、魚允大高麗大総長、許智宏北京大学長との三者による座談会への出席を始め、世界大学長フォーラム、ソウル市長主催の晩餐会、そして、5日には今回の出張の主たる目的である高麗大学校開校百周年記念式典に出席しました。(同大学は本学の大学間学術交流協定校)
●写真   ●高麗大学のホームページ   ●北京大学のホームページ

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◆2005年4月28日
駐日ブルガリア大使が表敬訪問

 Blagovest Sendov 駐日ブルガリア大使が尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、大西広 経済学研究科教授の協力のもと、京都大学経済学研究科主催ユーロに関する講演会「EUの東方拡大と東アジアの可能性-ブルガリアの視点から-」が開催できたことに対する謝辞を述べられました。
●写真  

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◆2005年4月27日
工学研究科附属流域圏総合環境質研究センター開所式を挙行

 工学研究科では、大津市由美浜において附属流域圏総合環境質研究センター(4月1日付け附属環境質制御研究センターを改組)開所式を実施しました。
 附属流域圏総合環境質研究センターは、水環境・土壌環境・大気環境における流域全体を対象とした質に影響する物質の発生予見・動態把握・評価・制御・管理に関する基礎および応用研究の総合化、さらに、地域環境問題を解決するための人材の育成およびそれに必要な管理技術を研究開発、これまでの基礎的研究実績を生かしたアジア圏での大学間での遠隔教育ネットワークの構築、民間を含めた実務者の招聘、共同研究などを国、地方公共団体、民間等の研究機関との一層積極的な連携を目指しています。
●写真  

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◆2005年4月27日
医の倫理委員会がHGFでの肝臓再生の試験計画を承認

 医学研究科の医の倫理委員会は、記者会見を行い、医学部附属病院探索医療センター探索医療開発部の坪内博仁客員教授(宮崎大学教授)らのグループが申請していた「劇症肝炎および遅発性肝不全に対する組替えヒト肝細胞増殖因子(HGF)の第I・II相治験」を承認したと発表しました。このHGFのヒトへの投与試験は世界でも例がなく、種々の理由で肝臓移植ができない患者の方の新たな治療方法として期待されます。今後、医学部附属病院の医薬品等臨床研究審査委員会や厚生労働省での審査・承認を受けてから臨床試験が開始される予定です。
●医学部附属病院探索医療センターのページ  

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◆2005年4月26日
中国、清華大学物理学部教授が表敬訪問

 楊 振寧 清華大学物理学部教授(ノーベル物理学賞受賞、1957年)が4月26日尾池総長を表敬訪問されました。尾池総長との懇談では、今後の同大学と本学との共同研究、研究者や留学生の交流等について意見交換されました。
●写真  

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◆2005年4月26日
国際交流推進機構及び国際交流センターが看板上掲式を実施

 尾池総長、本間理事、横山国際交流推進機構長、田村国際交流センター長ら出席のもと、国際交流推進機構と国際交流センターの看板上掲が行われました。

 国際交流推進機構は、4月1日に発足した5機構のひとつで、大学全体の国際戦略を効率的に推進することが期待されます。留学生センターを改組・再編した国際交流センターは、これを支援していきます。
●写真  

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◆2005年4月25日
京都大学未来フォーラム(第13回)を開催

 恒例となっている未来フォーラムの第13回を時計台記念館・百周年記念ホールで開催しました。今回は金田 章裕副学長の司会のもと、本学理学部の卒業生で株式会社 堀場製作所会長の堀場 雅夫氏に「自今生涯」をテーマに講演していただきました。

 堀場氏は、在学中の1945年に操業を開始した堀場無線研究所について、当時の苦労やエピソードをユーモアも交えて語られた後、これまでの豊富な経験から、グローバル化に向けて産業のみならずあらゆる面でデファクト・スタンダードを獲得すること、楽しんで仕事や勉学に取り組むこと、自己のアイデンティティをしっかりと持つことの重要性について述べられました。また、最後には、未来は予言するものでなく自分たちで作り上げるものであることを強調され、参加した約400名は、メモを取るなど真剣に聞き入っていました。
●写真  

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◆2005年4月23日
高等教育研究開発推進センター・京都大学教育交流会プロジェクト 第1回京都大学・大阪大学合同イベント

 高等教育研究開発推進センターは、4月23日(土曜日)、吉田南構内人間・環境学研究科大講義室において、学生、教職員、一般参加者等約120名の参加を得て、同センターと大阪大学大学教育実践センターとの協同による「第1回京都大学・大阪大学合同イベント-大学が変わる みんなで変える-」を高等教育研究開発推進機構の後援により開催しました。

 京都大学教育交流会プロジェクトは、学生と教職員の協働により新たな本学の教育と学生の知の探求の在り方を追究することを目的に活動しており、今回の大阪大学との合同イベントは、「他大学との比較を通した“京大らしさ”の模索」をテーマとして企画されたものです。

 本イベントは、大阪大学法学部4回生 茂木ゆのかさんの司会進行のもと、丸山正樹副学長からの歓迎の言葉に始まり、本学工学部4回生 北村恭子さんによる趣旨説明に続いて、第I部「研究のおもしろさとは?」においては、本学 小田伸午教授「運動科学」、大阪大学 藤田佳孝助教授「物理学」の両大学を代表する人気講義が開講されました。第II部においては、「大学を100倍活用する方法」をテーマとするパネル討論が行われ、北村恭子さんによるコーディネイトのもと、両大学の学生パネリストと会場の参加者とで活発な議論が交わされました。最後に高杉英一大阪大学大学教育実践センター長による挨拶で締め括られ、盛会のうちに終了しました。

 また、イベント終了後開催された懇親会においても多数の学生、教職員等が参加し、一層の交流を深めました。
●写真  

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◆2005年4月16日
長尾前京大総長肖像画披露式を開催

 工学研究科では、4月16日に寄贈絵画(辰巳寛画伯の画による「長尾先生像」)の披露式を行いました。
 式は、辰巳 寛画伯、荒木工学研究科長等関係職員が見守る中、長尾前京大総長、同夫人により肖像画の除幕式が行われました。
 絵画「長尾先生像」は、日展の審査員として活躍されている辰巳寛画伯による平成16年第36回日展出品作で大阪市立美術館展覧[2月26日(土曜日)-3月21日(月曜日)]終了後、長尾前京大総長より出身研究科である工学研究科に特に寄贈されたものです。
●写真  

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◆2005年4月13日
京都大学医学領域のインキュベーション・プラザ設立のための提携

 京都大学大学院医学研究科・医学部(医学研究科長・医学部長 成宮 周)、住友商事株式会社(社長 岡 素之)及び株式会社UFJキャピタル(社長 中村 明)は、4月13日付けで京都大学が有する医薬・医療領域の研究成果を事業化するための実施協定書を締結しました。
●写真   ●詳細  

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◆2005年4月8日
労使協定の締結について

4月1日に平成17年度の労使協定を締結いたしました。
●労使協定の要点   ●労使協定書一覧  

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◆2005年4月8日
就業規則の改正について

4月1日に就業規則を一部改正しました。
●就業規則の改正要点   ●教職員就業規則一覧  

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◆2005年4月8日
桂キャンパス福利棟竣工披露式を開催

 4月8日、尾池総長、荒木工学研究科長、川村保健管理センター所長、松本京大生協理事長、伊藤株式会社円居代表取締役及び桂地区学生代表として工学研究科修士課程の谷川真理子さんの出席のもと、桂キャンパス福利棟竣工披露式が開催されました。
 福利棟にはヒーリングルームを備えた保健管理センター、生協ショップ、セルフ方式のカフェテリア、喫茶・軽食が楽しめるカフェ、フレンチレストラン「ラ・コリーヌ」が入居しており、保健管理センター以外は、学外の方もご利用いただけます。
●写真1   ●写真2  

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◆2005年4月7日
平成17年度大学院入学式を挙行

 4月7日(木曜日)午後3時から大学院入学式を総合体育館において挙行しました。今年度の大学院入学者は修士課程2,240名、専門職学位課程230名、博士後期課程971名です。
●写真   ●総長の式辞   ●大学院入学者数

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◆2005年4月7日
平成17年度学部入学式を挙行

 4月7日(木曜日)午前10時から、平成17年度学部入学式を総合体育館において挙行しました。入学式では、式典曲奏楽、学歌斉唱に続き、総長の式辞が述べられました。今年度の学部入学者は2,992名(うち外国学校出身者14名、外国人留学生33名、編・再入学者等53名)です。
●写真   ●総長の式辞   ●学部入学者数

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◆2005年4月6日
紅萠祭 開催

 4月4日から6日の午前中、百周年時計台記念館前広場において、応援団主催による紅萠祭(こうほうさい)が開催されました。紅萠祭は、新入生の健康診断にあわせて全学あげて新入生を歓迎するイベントで、多くのクラブ・サークルが、テントを出したりステージでパフォーマンスを繰り広げたりして新入生にアピールしました。
●写真  

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◆2005年4月5日
退官教授懇談会を開催

 百周年時計台記念館国際交流ホールIにおいて、尾池総長、監事、各副学長、各部局長をはじめ教職員約40名の参加を得て退官教授懇談会を開催しました。懇談会では、尾池総長の挨拶に続いて、金田副学長の発声により乾杯が行われた後、出席の退官教授39名を代表して、片桐 晃先生、英保 茂先生、井上 和也先生の3名の名誉教授からスピーチがあり、長年の教育・研究の思い出話が披露されました。続いて、山中 康裕先生が曲「ほほえみのわけ」(作詩 谷川 俊太郎、作曲 山中 康裕)を披露し、会は大いに盛り上がりました。
●写真   ●総長の挨拶  

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◆2005年4月5日
名誉教授称号授与式

 京都大学では、4月5日(火曜日)に名誉教授称号授与式を執り行いました。このたび、名誉教授の称号を授与されたのは63名です。
●写真   ●総長の式辞   ●名誉教授称号授与者

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◆2005年4月4日
新入生向けガイダンスの実施

 本学では,4月4日,5日及び6日の3日間,全学部(10学部)の新入生2,939名を対象とした「全学共通教育に係る新入生向けガイダンス」を開催しました。
 ガイダンスは,遠隔講義システムにより4会場同時進行で行われ,冒頭,高等教育研究開発推進機構長の丸山正樹副学長が,本学の教育課程及び「自由の学風」に根ざした教育理念,さらには学生個々人の自学自習を基本精神とした教養教育の目的・目標等を紹介しました。引き続き,副機構長の林 哲介教授から,総合大学としての特徴を生かして各学部,研究科,研究所及びセンターが提供する936科目に及ぶ多様な全学共通(教養)科目について,その選択の仕方や適正な履修方法の詳細な説明がありました。
 その後,事務担当者による履修に当たっての事務手続き,学生に対する支援,図書館の利用などについて説明があり,新入生はメモをとるなど真剣な表情で聞き入っていました。
●写真  

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◆2005年4月1日
京大病院、総合臨床教育・研修センターを設置

 京都大学医学部附属病院では、医師・歯科医師、薬剤師及びコ・メディカルの臨床教育・研修機能を一元化するため、総合臨床教育・研修センターを設置し、4月1日に開所式を行いました。同センターでは、地域の医療技術者養成機関・医療施設等におけるキャリア・アップの中核施設として、全人的医療を実現できる医療人の育成、地域医療に貢献できる医療人の育成及び専門的高度医療技術の研修を目的に特色ある研修プログラムを作成し、実施することとしています。

 開所式では、内山 卓病院長から挨拶の後、千葉 勉センター長から設置の趣旨と今後の運営体制及び中村孝志副センター長から設置に至る検討経過について報告が行われました。
●写真  

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◆2005年4月1日
京都大学医学部附属病院 「看護師が自ら看護服をデザインし着用」

 医学部附属病院では、4月1日より看護師が自ら看護服をデザインし着用しています。

 制服作成のため、看護師が自らユニホーム委員会を立ち上げ、京大病院の基本理念の一つである「患者中心の開かれた病院として、安全で質の高い医療を提供する。」という主旨に基づいて特に機能性を重視してデザインしたものです。

 従来のものとは異なり、患者さんへの介助、診療時にパンタロン、スカートの生地が伸縮するといった機能的なもので職員からも評判もよく親しまれています。特に職員からは「着心地がよい」「制作をとおしてより京大病院職員としての連帯感が深まった。」「自ら作り上げることができたという自信とモチベーションを高めることができた。」また、患者さんからは「目新しくてファッション的です。」という意見などが聞かれました。
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◆2005年4月1日
大学院地球環境学堂がベトナムに教育研究拠点を開設

 大学院地球環境学堂はこのほど、ベトナム国ハノイ市のベトナム科学技術アカデミー(Vietnam Academy of Science and Technology: VAST)の環境技術研究所(Institute of Environmental Technology: IET)内に教育研究拠点を開設し、2005年4月1日に開所式を執り行いました。

 開所式には在ベトナム日本大使館香川孝三公使、VASTのDang Vu Minh総裁(大臣)、IETのNguyen The Dong所長等、多数のご来賓の参列を得たほか、ベトナム側からは、科学技術省、資源環境省、保健省、ハノイ土木工科大学、ハノイ科学大学などの多数の代表が、また本学からは地球環境学堂松井三郎教授他、インターン研修として当拠点に1年間滞在し研究活動に取り組む予定の大学院地球環境学舎環境マネジメント専攻博士課程2回生の原田英典、河井紘輔、協力企業である株式会社クボタ、株式会社荏原製作所、栗田工業株式会社およびEbara Vietnam Corporationの代表など6名が出席しました。「Contact Office Graduate School of Global Environmental Studies (GSGES), Kyoto University」の看板上掲のほか、今後期待される地球環境に関わる教育研究に関する活動について、特にこの1-2年はベトナムの衛生対策および廃棄物管理に関する研究に重点を置いて取り組むことが紹介され、香川孝三公使からは京都大学の当地での活動への期待等の言葉がありました。VASTのDang Vu Minh総裁からは、今後の活動への期待と共同研究の推進に対する謝辞が述べられました。

 多くのベトナムの研究者との交流を深め、共同してベトナムの衛生対策および廃棄物管理に関する研究を実施することによって、京都大学およびVASTのより活発な交流へと発展し、ベトナム教育研究拠点から多くの研究成果が発信されることが期待されます。
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◆2005年4月1日
5機構発足

 4月1日に京都大学図書館機構(機構長 大西有三教授)、京都大学情報環境機構(機構長 松山隆司教授)、国際交流推進機構(機構長 横山 俊夫教授)、京都大学国際イノベーション機構(機構長・副学長 松重和美教授)、京都大学環境安全保健機構長(機構長 大嶌 幸一郎教授)の4つの機構が、各機構長、尾池総長、本間理事の出席のもと、看板上掲式を実施しました。
●写真1   ●写真2  

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