京都大学では、恒例となった未来フォーラムの第12回を時計台記念館・百周年記念ホールで開催しました。今回は瀬戸口烈司理学研究科教授の司会で、本学名誉教授で滋賀県立琵琶湖博物館館長の川那部浩哉氏に「生態学研究から見た地球環境の未来」をテーマに講演していただきました。 川那部氏は、長期間にわたる豊富な野外調査をもとにした研究成果から、生き物は、それぞれ生活してきたところで、自らが変容しながら、相互に選択したり淘汰されたりして新しいものをつくってきたことを語られ、地球環境の未来も、現在の人類が環境問題にどのように取り組むかにかかっていることを強調されました。参加した約135名は、メモをとりながら真剣に聞き入っていました。
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