監事ノート(3)(2013年7月3日)
今回は、平成24年度の業務について行った監査結果を平成24年度監事監査報告としてまとめましたので報告します。
報告書は、「監査計画」、「監査結果」、「定期監査」、「臨時監査」および「平成24年度一年間を通じての監事意見」の5部構成としています。
監査結果に関して、全体としては、「京都大学の業務の執行状況は、京都大学の掲げる理念・中期目標から見て、中期計画、年度計画に沿って、適正かつ効率的な運営が行われている」と判断できるものでした。
報告書には、業務の事項ごとに監事意見を述べていますが、これらの監事意見は今後の大学運営に活かしていただくためのものと位置付けています。
したがって、監事意見にどのように対処したかについては、業務の担当責任者を対象とした翌年度のヒアリングにおいて確認することとし、PDCAサイクルが機能しているか否かをモニターしているところです。ちなみに、平成23年度の監事意見については、マネジメントに取り入れ業務改善に役立てていただいていることが確認できています。
平成25年度も、昨年度と同じように「定期監査」と「臨時監査」を行ってまいります。
監事業務の遂行には、業務現場の実情についての正確な把握が不可欠で、このためには、現場を訪問させていただき、その現状をお教えいただくことになります。その折には是非正確な情報提供とそれに関する率直なご意見等をいただきますようご協力をお願いします。
監事監査が、京都大学の発展に繋がり、大学の理念・目標の達成に近づいて行けるよう意を尽くしてまいります。
監事 江島義道
監事 奥 正之