留学手続き9 帰国

留学手続き9 帰国

1. 帰国の準備

慌しい準備に追われて大変な時期ですが、「立つ鳥跡を濁さず」ということわざにもあるとおり、きちんと後始末をして、気持ちよく日本へ帰りましょう。購入した書籍を日本に輸送したり、家具を処分したり、電気、ガス、水道、電話、郵便物、銀行などの契約停止、航空券手配などを行なう必要があります。

また、お世話になった方々へ簡単な挨拶をし、日本国大使館・領事館(在外公館)へ帰国届を提出することを忘れないでください。

2. 帰国後の手続

大学間学生交流協定による派遣留学生は、派遣先からの成績が届き次第、留学生課へ報告書等を提出してください。部局間学生交流協定による派遣留学生は、所属の学部・大学院事務室に出向いて、必要な手続を早めにすませてください。

三ヶ月以上の留学をした学生は、所属学部・研究科の規則に従い、帰国届等を出す必要がありますので、速やかに所属の学部・大学院事務室に確認してください。

3. 逆カルチャーショックへの予備知識

海外留学後に日本の社会に復帰するにあたって直面する適応上の問題や心理的葛藤を、「逆カルチャーショック」といいます。逆カルチャーショックを体験し、再適応が必要になったのは、ひとえに、あなたが留学先の文化にうまく適応できたからです。留学生活当初の葛藤を乗り越えてきたことを思い出し、逆カルチャーショックも肯定的に受け止めて、月日が解決してくれると考えて、あまり焦らないようにしましょう。

自分の置かれた環境をよく観察し、そのなかで自分が何を期待し、何をしたいのかを考え、どのようにしたら「留学体験」をこれからの進路に生かせるかを考えましょう。

4. あなたの経験を後輩に伝えよう!

留学で考え方が変わった、自分でやることの大切さがわかった、留学生の苦労が分かった、留学前後でかわらないこと、行く前にやっておけばよかったと思うこと、帰国した今からしてみたいこと、そんなあなたの気持ちを他の学生に伝えてください。

大学間学生交流協定による派遣留学以外の留学をした人も、体験談を書く前に、是非留学生課に来てください。あなたに続く学生たちにわかりやすい資料にするために、所定の書式で書いていただいています。