第17回東南アジアネットワークフォーラム「Developing Asian Humanities and Technology for the Future」を2023年2月11日に、タイ・バンコクにて開催しました。本フォーラムは、本学元留学生等による現地同窓会と連携して開催しており、前身の東南アジアフォーラムから数えると35回目となります。
今回は、京都大学ASEAN拠点と京都ユニオンクラブ(KUC、タイ現地同窓会)が主催し、キングモンクット工科大学ラットクラバーン校(KMITL)、泰日工業大学(TNI)、バンコク百万遍会(タイ日本人同窓会)、本学農学研究科および学術研究展開センター(KURA)の協力により開催し、現地の政府関係者や学術関係者のほか学生や一般参加者も含め100名以上が出席しました。
Anchaleeporn W. Lothongkum KUC会長、河野泰之 副学長・国際戦略本部長による開会挨拶に続き、国際教育交流課が本学の学生交流プログラムや留学生支援等の紹介を行いました。また、神﨑護 農学研究科名誉教授が「History of Kyoto University’ Activities in ASEAN focusing on Forest Science」と題して本学と東南アジア地域との交流の歴史について講演しました。
次に「Developing Asian Humanities and Technology for the Future」をテーマに、秋津元輝 農学研究科副研究科長、Suwanchai Lohawatanakul タイ生産性研究所長、Ngo Tung Duc フエ農林大学上級講師、Lim Boon Hock ラオス日本語学校長が人文社会分野のパネルディスカッションを行いました。午後は同じく「Developing Asian Humanities and Technology for the Future」をテーマに、石川冬木 副学長・学術研究展開センター長、Thevarak Rochanapruk タイ中央知的財産および国際取引裁判所陪席裁判官、Thatheva Saphangthong ラオス農林省次官が自然科学分野のパネルディスカッションを行いました。いずれも、参加者から熱心な質問が寄せられ、人文社会・自然科学の分野を越えた活発な議論が行われました。
その後、Anchaleeporn W. Lothongkum KUC会長による閉会の挨拶があり、盛況のうちに閉会しました。
フォーラム終了後には、本学関係者、タイ、ベトナム、マレーシア、ラオス各国の同窓生が同窓会活動のさらなる発展に向けた意見交換を行い、現地同窓会間での交流拡大に向けた活動や、来年度のフォーラム開催候補地について検討しました。