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農学研究科では、日本と南フランスにおけるワイン醸造学および各国の食文化に関する知識や交流を深めることを目的として、ワイルド&ワイズ共学教育受入れプログラム事業の一環である「日本の美食に学ぶワインと醸造の科学」を2021年3月3日~5日および8日、9日にオンラインで実施しました。
南フランスのモンペリエにあるモンペリエスパグロ校より修士課程の学生24名と一部日程のみの参加者13名、日本からは本学および山梨大学や秋田県立大学から19名の学生が参加しました。
初日は、京料理の老舗である木乃婦の高橋拓児氏による「和食とワインのマリアージュ」と題した講演を通して、日本食に適うワインについてを学びました。
2日目は、後藤奈美 酒類総合研究所理事長によるワイン、日本酒や日本伝統の蒸留酒について講演があり、伏見にある老舗の酒蔵「月の桂」をオンライン訪問しました。
3日目は、奥田徹 山梨大学ワイン科学研究センター長より日本のワインについて、またLaurent TORREGROSA モンペリエスパグロ校教授よりブドウの栽培品種についての講演がありました。
4日目は、茶の製造工程やポリフェノール成分の機能性などについて勉強しました。京都府和束町の茶農家をオンライン訪問し、茶の作法と茶文化の普及について学びました。
5日目は、川崎訓昭 秋田県立大学助教よりワインの生産や流通にかかわる表示の問題について講義があり、10社のワイナリーおよび生産者より日本のワイナリーでの実地研修の可能性について話がありました。
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