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地球環境学堂は、「環境学国際スプリングスクール」を実施し、各大学における公募、書類・面接審査の結果、本学に所属する大学院生3名、海外の提携大学11校に所属する大学院生12名の計15名(12か国)が参加しました。地球環境学堂からは、30名の教員が特別講義、研究室セミナー、分析指導、フィールド研修の引率に参画し、環境学の多様な研究成果を提供しました。
また、リール第1大学から大気化学の教授を招聘し、特別講義を開講しました。原子力発電に関して、福島県の避難住民の視点、海産物の安全性についての科学者の視点、原発を推進する側の視点と、それぞれの見解について講義と施設訪問から学び、今後のエネルギーについて深く議論されました。
農村地域の現況についても、京都・和歌山の山村、漁村の訪問を経て、地域産業の変遷、資源の変容、過疎化地域の在り方(移民受入、伝統知の活用、趣味的な生業)について各国の事例や価値観も踏まえた議論が展開されました。
英語のみのプログラムでしたが、解ろうと努力したり、助け合う姿も見られ、参加学生のコミュニケーション力を磨く機会となりました。山村での地域住民との触れ合い、京都の伝統文化の体験など、学術だけにとどまらない貴重な経験、多様な学びの機会となりました。