第59回京都大学未来フォーラムを開催しました。(2014年7月4日)

ターゲット
公開日

今回の京都大学未来フォーラムは、本学工学部卒業生で京都大学名誉教授、関西大学社会安全研究センター長・教授、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター長の河田惠昭氏を講師に迎え、百周年時計台記念館において開催しました。

講演の中で河田氏は、公表されている首都直下地震と南海トラフ巨大地震の被害想定には定量化できない被害は含まれておらず、実際の被害とは大きく相違することについて具体的に解説した後、自らの研究によって開発した災害による経済被害の定量化の方法を紹介するとともに、減災社会を実現するための方法を紹介しました。

参加者からは「日常の中でささいなことから防災を心がけていきたいと思った」、「正確な情報を得ること、自助・公助とともに共助が大切とよくわかった」、「1人ひとりが減災への意識を持つことの重要性がよくわかった」、「大地震に対する想定の仕方などの考え方がよくわかってよかった」などの感想が寄せられました。


講演をする河田氏

会場の様子