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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ32は、「再生医療-現状と展望-」をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。
シリーズ32の第3回は、「再生医療とリハビリテーション」と題し、青山朋樹 医学研究科教授が講演を行いました。
青山教授は、リハビリテーションの語源は(re=再び)(habilis=適応)(ation=すること)であり、すなわち再び能力を持たせる、再び環境に適応できるようにすることであるとし、その定義や歴史背景について説明を行いました。次に再生医療について骨壊死症の患者にとって有効な治療法である間葉系幹細胞移植手術の例を挙げ、これまでの症例とその後の回復の様子を紹介しました。そして、再生した細胞を十分に機能させるためにはリハビリテーションが大きな役割を果たすこと、身体刺激が細胞の再生を促すこと、また壊死した筋肉もリハビリテーションで再生することを解説しました。最後に、「再生リハビリテーション」と称し、再生医療とリハビリテーションの可能性について展望を述べました。
来場者からは「単に幹細胞を入れればいいのではなく、リハビリテーションの意義を再認識させられた」、「今後、リハビリテーション分野に再生医療分野が確立される事を確信しております」などの感想が寄せられました。講演後は、参加者による積極的な質疑応答が繰り広げられ、再生医療の知に触れる機会となりました。
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