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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ31は、 「地球環境と私たちの暮らし -環境を考える-」 をテーマに「京都アカデミアフォーラム」in丸の内で開催しました。
シリーズ31の第4回は、「環境の汚染とリスク」と題し、島田洋子 工学研究科准教授が講演を行いました。
島田准教授はまず、「排出源」、「環境中」、「リスク」の3つのキーワードを軸に環境汚染について概説しました。そして、日本で高度成長期に発生した四大公害病を例に環境汚染による人や生態系への影響と、環境汚染対策について解説しました。次に、「リスクの大きさ=発生確率×悪影響の大きさ」と定義し、環境リスクには、1.人の健康リスク、2.生態系リスク、3.経済リスクがあることを紹介しました。そして最後に、農薬(DDT)による環境汚染、土壌・地下水汚染、大気汚染(PM2.5等)の例を挙げて、環境汚染の現状と課題について解説しました。本講演を通して、今後の環境汚染とリスクについて考える機会となりました。
来場者からは「環境問題の新しいアプローチが良く分かりました」、「環境のリスクのプロセスが複雑であること、解明、解決するために様々な技術の発展が必要である事が良く分かりました」などの感想が寄せられました。講演後は、参加者による積極的な質疑応答が繰り広げられ、盛況のうちに終了しました。
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