京都大学春秋講義(平成31年度春季講義)を開催しました。(2019年4月10日、15日、24日)

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京都大学春秋講義は、京都大学における学術研究活動の中で培われてきた知的資源について、広く学内外の人々と共有を図るため、1988(昭和63)年秋から開講している公開講座です。

2019年4月30日で平成時代が終わることから、今回は、メインテーマを「平成を振り返って -日本を取り巻く世界の変化」として3回講義を行いました。1回目の4月10日は待鳥聡史 法学研究科教授による「「平成」のアメリカ政治 -その展開と日本への影響」、2回目の4月15日は帯 知可 東南アジア地域研究研究所准教授による「ソ連解体と中央ユーラシア研究 -開かれたフィールド、資料、協働の可能性」、3回目の4月24日は石川禎浩 人文科学研究所教授による「大国への歩み -中国共産党の30年」と題して講義を行いました。3日間で1,072名の参加があり、大変盛況な講演会となりました。

参加者からは、「現代のアメリカ政治について理解が深まったと同時に、大統領制が抱える問題点や日本がアメリカと向き合う際の考え方など非常に示唆に富むもので知識が増えた」、「ソ連解体後の中央ユーラシアの研究についての深い分析と現代的視座が豊富に語られ、ますます興味を惹起させられた」、「中国共産党の30年を振り返ることで今日の中国社会を理解し考えていく上でのキーワードが見えてきたようで興味深かった」などの感想が寄せられ、また3回とも受講した参加者からは「現在の世界情勢を知る上で3回のシリーズはタイムリーで大変役立った」との感想が寄せられました。

左から、講義をする待鳥教授、帯谷准教授、石川教授

会場の様子