「東京で学ぶ 京大の知」シリーズ20「「コミュニケーション」を考える」第1回を開催しました。(2016年1月13日)

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連続講演会「東京で学ぶ 京大の知」のシリーズ20「「コミュニケーション」を考える」第1回を東京オフィスで開催しました。

「コミュニケーション」をテーマにしたシリーズ20の第1回は、「心を通わせる能力はどうして進化したのか?」と題し、正高信男 霊長類研究所教授が講演を行いました。

正高教授は、ヒトの学習の「報酬」になるものは、社会からの賞賛、リアクションであると話しました。そして、現代社会は、その社会的な賞賛が肥大化し、より「コミュニケーション」の比重が高まっていることに触れながら、さらに「コミュニケーション障害」の原因などについて、脳の構造やその情報処理過程の違いから説明しました。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などの身近な例や、霊長類との比較など、幅広い視点から考える正高教授の講演を来場者は興味深く聴いていました。

講演する正高教授

会場の様子