戦後抑留者の文集とスケッチを翻刻―『南方抑留資料が現代に問う「戦争」と「戦後」』を刊行―

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 南方抑留者は第二次世界大戦後に東南アジアに抑留されて強制労働に従事させられたものの、その実態はほとんど知られてきませんでした。

 山本博之 東南アジア地域研究研究所准教授らは、この「忘れられた抑留者」である南方抑留者が、飢餓・酷暑・重労働にさいなまれる抑留生活中に発行した文集、および抑留者が抑留の様子を描いたスケッチに着目し、研究を進めてきました。

 この研究成果として、南方抑留資料の翻刻版が、2024年10⽉に『南方抑留資料が現代に問う「戦争」と「戦後」─文集『噴焔』および野田明氏スケッチから』として出版されました。

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『南方抑留資料が現代に問う「戦争」と「戦後」─文集『噴焔』および野田明氏スケッチから』表紙
研究者情報
書誌情報

南方抑留資料が現代に問う「戦争」と「戦後」─文集『噴焔』および野田明氏スケッチから(山本博之編著、CIRAS Discussion Paper No. 117、京都大学東南アジア地域研究研究所、2024年)